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僕は写真が嫌いだ。
誰かのことを撮るのも、風景を撮るのも好きだ。
でも僕自身は写りたくない。
僕はそれを勝手に写真を撮る時のフラッシュのせいだと思った。
僕は光が苦手で太陽なども苦手だった。
そのせいだと思っていた。
いや、そう思い込んでしまっていたんだ…
ある日、僕は仕事を任された。
僕に与えられた仕事はきちんとこなした。
それなのに、それなのに。
先輩の分まで仕事を押し付けられる。
理不尽だな、と思う。
このことに対して反論しようとしたら頭がおかしい奴と言われるから言い出すこともできない。
僕は…これがすごく嫌だった….
親に愚痴を言うことも、相談することもできない。
忙しいのに、余計な心配をかけたくない。
でも、この気持ちを誰でもいいから聞いて欲しかった。
数少ない友達にも話そうかと考えた。
でも….
また酷いことを言われたら….
そう考えたら僕はその子に話しかけることすらできなかった。
僕には勇気がない。
そんな自分が世界で一番大嫌いだ。
そんな当たり前のことにやっと今日気づいたんだ。
そこでふと思い出した。
僕が写真嫌いの理由。
僕自身が写真に写ったら。
世界で一番大嫌いなやつが映るからだ。
そのことにも気づけた。
こんなことにも気づかないなんて僕の大嫌いな人はばかだなぁ
なんて思ってた。
でも….
僕にも僕自身を好きになれる時が来るのかな….?