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投稿時間って何時がいいんかね??
リクエスト:マフィア 黒愛され(右)
好きに書いてます、この設定気に入ってしもたのでRが増産される可能性がある
単純にマフィア(夜街)要素が強い、だいたい赤白黒->水黒->青桃黒->青黒->全体
皆で愛される(物理)はない、6pは最早乱パだし右1はきつい
設定
水白と赤組の仲は健在、暇だからいちゃついてるの範疇
構図は(そういう人として)愛されてるのを自覚して弄ぶ人(行為と愛は伴わない派)と(恋愛的に)愛してるけど理解して弄ばれてる面々(行為と愛は伴う派)
仕事の都合上合理的だからって皆寝食共にしてる。身長顔はイラスト準拠。フリーの殺し屋情報屋等で出来た集団で、団員(モブ)<役員≒幹部<頭首。役員は各会員リーダーで幹部は中間職みたいなもん。
赤:よく絞殺してる。軽くホストムーブは出来るがしたくはない。幼少から親がそういう人でサラブレッド的な感じ。位置は暗殺部隊役員
水:よく撲殺してる。あと体は売らないけどショタコン釣りはしてる。肯定感自尊心が低いので自分の輝ける場所として単身裏社会に降りてきた。多分情報部隊役員
白:よく拷問してる。理由は嫌いなもの(世界)を俺が直してやってる感的なものがして気がして楽しいから。説明しても大抵この本人しかわからない。尋問兼更生部隊
桃:正直出向かない、やるときは適当に殺ってる。書類仕事とか会合してる。裏社会で働くのが嫌になって合理的で効率がいいから組むのを誘った。繋がりは謎。頭首的な位置。
青:よく刺殺してる。ホスト的なムービングして情報集めしてる時もある。刺殺って楽、怠惰。唯一まだ表社会で働いてるので疲れてバブる。幹部。
黒:よく毒殺してる。ヤッて手玉作って半永久的に情報獲ってるし要らんと殺る。元来は表に居たけど好きな事を追ってたらここにいた、居心地よくて許容した。位置は幹部。
【出てくる言葉】
女握り:親指を人差し指と中指に挟む握り方。Rなものを意味するのであまりよろしくないよ。履歴気にして調べてね。
ガッツリ:語尾にすけべって付けた時の隠し度合いでオープン<ガッツリ<ムッツリだと思ってる。詳しくは切り抜きでも見てクレメンス。
表側裏側:(結構下の方)造語というか創作店の隠語というか。裏は無法気味のホストぽい色々、どれいける(男女とか左右)かはバッチつけてるよ。表はストリップみたいな…金積めばペア変無しは好きなタチネコとかこれして!が指定出来る。二人から客はマジックミラーで見えん。色々する度合いで結構金が飛ぶし金額高い方が採用されるのでシビア。
「ねえあにき〜」
「ん?」
「死体溶かすから手伝って〜」
「別に一人で行けばええやん、」
「普通に怖いの!しょーちゃんが言えば来てくれるくせにりうらのお願いは聞いてくれないの!?」
「だって今連絡してるし…まぁええよ、行ったるから」
「やったー!あにきだーいすきッ」
ぱっと抱きついた青年の頭を撫でる。頭首に嫉妬でもされそうだなと思いつつ、横からの視線に気が付いて笑みを返すと、青髪の彼に堂々ため息をつかれた。
「相変わらず愛嬌振り撒いとるなぁ」
「仕方ないやん、これが仕事やぞ?」
「仕事って…仲間やん、俺あにきの手玉に取られるん?」
「もう癖なんよ、言うなら手中に取ったろか?」
「待遇による」
「じゃあ止めとき、廃人になるで」
女握りの手を見せ、こういうことだけど、良い?と笑うと彼は少し顔を染めてばつが悪そうにした。
「…めっちゃ悪い冗談やわ」
「ごめんごめん、でもそうやもん」
「あのなぁ、好きな人に言われて俺笑えへんからな?」
「はいはい、じゃあお詫びな。何がいい?」
「…今日の夜空いてる?」
「ええよ、じゃあそれで」
「ねえ二人ともりうら居るの忘れてない?」
「俺は忘れとらんけど?」
「抱きつかれてるのに忘れる訳ないやん」
「…このガッツリとオープンめ、」
「別にいいだろうがデートだよデート!ヤらねぇから!」
「こんなん普通やて、ほら行くで?」
「はーい…」
またな、と手を振って部屋を後にする。少しばかり歩くと、薬品がある程度貯められた小さめのプールの様な場所に着いた。ガラス張りの壁から覗くと、プールサイドに人が居るのが見えている。こちらに気が付いた青年は、ぱたぱたと部屋を出てきた。
「りうちゃんと悠くんじゃん、揃ってどしたん〜?」
反響するガスマスク越しの声が伝わっている。この部屋の音声は聞き取りずらいのは難点だと思うが、安全性を考えるとどうにもならなかった。
「ねえ聞いてよしょーちゃん!さっきまろとあにきがさ…」
ばちん、とマスクを外しつつ彼の話にあいずちを打っている青年は内容を聞き終わり、反芻のように何度か首を傾げ、気まずそうな表情をしてからこちらを見た。
「悠くんまたそんなことしとんの?」
「ええやん、悪い事やないし」
「俺とかが嫉妬するから程々に、って言うたやん!」
「んはは、ごめんって」
頬をぷく、っと膨らませて怒る仕草をする彼を見て、悪いなと思いつつも可愛らしさが勝ってしまう。抱き締めるように肩を寄せ、軽く背中を撫でると、彼は少しむっとするものの嫌な訳ではなさそうだ。
「まったく、反省せんなぁ…仕事はまだ仕方ないけど」
「いや、家族は誑かさんからな?」
「誑かしてるじゃん!もー、あにきの人たらし!」
「そうだそうだ、悠くんの人たらしー!」
「えー?そんな怒らんくてもええやん」
「もうこうなったら分からセッ」「しょーちゃん?」
「こら、そういうの言ったらあかんで?」
「あにきも人の事言えないから!」
「…あー、ごめんて」
「ちょっとほら!もうそろそろ仕事すんで〜」
鶴の一声で仕事に移った面々は色々を言いながら消えていく人間だったものを眺めていた。他の二人が何を思っているかは知らないが、溶けたところで死んだら変わらないとしか言いようがなかった。
ホールへ戻ると何かを団員と話している頭首の姿が見えた、彼はこちらに気が付くと、待って!と声をかけてきた。
「おつかれー、仕事帰り?」
「お疲れ様、そうだよ、三人であっち側行っとった」
「あー、そういうことね」
「俺に付いてきて貰ったの、怖いじゃん」
「え、それなら俺が行ったのに!?」
「驚かしてくるから嫌」
「嫌われてるやん、かわいそ〜」
「そんで?なんやってん」
「仕事の話、至急頼みたい事があって。あにきだけだから二人は帰ってもいいよ?」
二人に笑みを渡すと片方は察したらしい雰囲気がある、背中をぺしと叩いて気付かせようとしているらしいが、全くもって分かっていないらしい。
「ん〜ほな帰ろかなぁ、りうちゃん行くで〜」
「ちょ、押さないでよ俺居たいんだけど…」
「ボスの忠告は聞いとき、あれはあかんわ」
二人が部屋から出て行った後、あの人達って仲良いよね、とくすくす笑っていた。重苦しい本題から逃げる訳でもないが、とりわけ聞きたい訳でもなかった。
「えっとね、いつものやつなんだけど…」
少し気まずそうに内容を告げていく、仕事とはいえ友人にこんな話をするのが嫌なんだろうなと思いつつ、こちらも歯切れを悪くしてしまえば彼の最善で選んだ選択を捨て他で行使する。それを知っていると平然と、普通のことだと聞くのが正解であると分かっていた。
「ええよ、プロフィール送っといて」
「ん、ありがと」
「あと誰か居る?この後出て夜まで帰らんけど」
「いや取り敢えず居ない…かな、大丈夫」
「りょーかい、じゃあまたな」
「うん、ありがとね」
そんな話をしてから外に出る、お馴染みのお店に行ってみると案の定彼を見つけた。仕事中だろうな、と準備をしていると、気が付いた彼が声をかけてきた。
「あ、あにきだ!今から出勤?」
「おん、そんな長くおらんけどな」
「それなら表側で営業行く?それか裏で個人にかけるか」
「どうしよ、考えとらんかったわ」
「じゃあ表いこーよ、今日人多いっぽいし!」
「りょーかい、そうするか」
「そういえば今日さ、皆見学しに来るらしーよ?」
「は?あいつら先言えや…」
そんな話をしながら出欠の札を変え、二人でバックヤードへ戻っていく。
ー(R展開なので同タイトル【2】にて公開予定)ー
色々を終わらせて、退勤時間になった頃。
「…あ、迎えに来たんやけど」
「まろやん、帰ったんやなかったの?」
「デートするって言うたやんか、帰ったら時間惜しいもん」
「ごめんごめん、着替えてから行くから…待ってて?」
手のひらに軽く口付けを残し、ハンカチを渡して一旦戻った。彼を守るためだったのだが黄色い声があがったのが聞こえたので逆効果だった気がした。
「おまたせ、大丈夫やった?」
「あー…色々聞かれたから弟ですって言っといた」
「まろはこういう営業せんもんなぁ、巻き込んでしもたわ」
「いやまぁ…あにきがいいなら、さっきみたいなやつ?
良いかなって思ったで」
「さっきの?あれ大変やよ」
軽く笑いつつ、手を繋いでネオン街を歩いていた。夜の街をお散歩して、それ以上空いている良い店もなくやることはなかったので二人でいちゃつくだけ、帰って甘やかすだけだった。
「まじ疲れたー…」「よしよし、お疲れ様」
「あれ、二人で何してんの?」
「…あー、デートの延長。やることなかったんよ」
「え?あるじゃんやること…」
すっと近付いて反対側、というか挟むように座った彼。
「あー、俺さっきヤってきたんやけど、見たやろ?」
「見たからじゃん、なんかそういう気分にならない?」
「んー…まぁ男やし、あるわ。ちょっとだけな。」
「元気やなぁ…俺はええけど。二人はええの?」
そう言って横を向くと、無言の視線しか返ってこなかった。多分真に受けたので迷っているのだろうなと思いつつ、誰かの足音が聞こえて振り返ってみた。
「オトナだけで何の話〜??」
「ちょっと!抜け駆けずるいんですけど!」
通りがけにでも見かけたのだろう、足音の正体であった二人の青年が会話に混ざってくる。
「俺は元々約束してんだわ!」
「…まじでヤらなかったんだ、意気地なし」
「はぁ?お前らが邪魔してんねん!」
「こらこら、一回落ち着きや〜」
「ねえあにきー、まろがいじめてくるんだけどー!」
「いやー…これは悪いわ」
「今は俺があにき独占すんの!お前ら後にして!」
「そこまで怒らんといて、ごめんてば〜」
むっとした彼からは自分のものだと誇示する子供のような感覚がある、もういこ!と手を取られ部屋に戻ることになると、居た面々は多分呆れていたか笑っていたか。
「…今日どこまで時間ある?」
「ん?今日は大丈夫かな、仕事ないし」
「そっか、なんもないか…」
「シたいなら出来るけど?要領分かっとるし」
「え、っいや…別にそれはええねん、」
珍しく歯切れの悪い言葉を並べている彼は強く手を握っている。多分何かが言いたくて、言葉の選択でも迷ってるんだろうな、と思ってじっと待っていた。
「…あのさ、あにき…って、ほとけと付き合っとんの?」
「は?んな訳ないやん、なんで?」
「だって、ヤッ…てた時に好きとか、なんかそういうの?言ってたやんか」
「ん…?営業やもん、関係あらへんやろ?」
この人色々言う癖にそういうビデオ見ないんかなー、なんて呑気な事を考えている内、相手は好きな人が他の人のものになってしまったかもしれない、抜け駆け禁止の平和協定なるものを破られていたかもしれない、という事に怯えていただけだ。ここまで差があって気が付かないのは単純なすれ違い、愛の行く先と普通が全く違うものだったことが起因した。
「あにきは!俺とか、それこそ皆もやけどさ?皆あにきが好きってこと知ってるやんか」
「…いや、それはそうやけど…仲間愛、やんか 」
「は?…ただの家族と、あにきはヤるん、?好きでもないってこと?」
「好きじゃないとは言ってないやん、家族としてちゃんと好きやけど?」
「違うねん、俺らは…ッ!」
「こういうの仕事にしとるから、俺が求められただけやし。なんや、今更やなぁ。」
「…じゃあなんて言ったら分かってくれるん?」
「分かる、って何をなん?」
「俺らが…違う、好きだって言いたくて、だから、ッ…」
「落ち着きや、ちゃんと聞いたるから」
頭を抱え、首を振る彼を抱き締め、背中を撫でる。大人しく収まっている青年はずっと何かしらを考えて一杯だった。
「…家族愛じゃないんよ、そうやなくて、恋愛的に好きなんよ俺は、」
「…うん、そういうことなんね」
「皆で抜け駆けは駄目やって決めとって、言えんくて…途中から冗談みたいな感じで好きとか言い始めたんやけど、」
「俺が勘違いしとった、って訳よな?」
「そう…普通にヤる、とか言い出すし、デートも否定せえへんし、完全に分かって遊んでるんだって思っとったんよ」
「あー…仲間?とヤるのは前もあったし…デートとかもそこまで気にしとらんわ、」
「…普通が違うからすれ違ってたってことやんな、ごめん分かったわ」
「つまりあれよな、俺…みんなに弄ぶ悪女みたいに思われてた、ってこと…?」
ずれた方向に心配を傾けている彼は真面目に迷っているようだ、兄の面子が全く以て保たれていないと思っているようで顔を青くして下を向いていた。
「悪女…ではないけど、遊ばれてるなとは思った、かなぁ」
「やよなぁ、ちょっと待って…!?」
「別に悪いことにはなってないからな?皆違うけど分かってやっとったし」
「み、みんなまだおるかな、俺ほんまに悪いことしとるやつやんか…!」
「…今から行ってみる?俺も協定破ったもんやわこれ」
「めっちゃ怖いんやけど、一緒に謝ってや…」
お願い、と言って彼の腕を引くと、俺も同罪やから、と手を繋いで先の部屋に戻っていった。
「あれ、どしたの?いちゃついてるんじゃなかったの?」
「いやまあ、色々あって。」
「え?」
「実はな…?」
かくかくしかじか、と二人で言っていた事を話してみる。
「俺は知ってたよ?だから言わなかったもん」
「え、ないちゃん知っとったん!?うわまじか〜、知らへんかったわぁ」
「仲間愛であれなの…?どういう…??」
「仲間愛というか、あれはふざけてただけ…って言うか…」
「ぼ、僕も?一応だけど知ってたし!だからお店でやってたんだもんね!!」
「それで?誰か選びたくて言いに来たの?」
リーダーの真っ直ぐな視線に思わず息を飲む、そこまで考えて言いに来たわけでもなく謝罪が先決だと考えていたから。
「…いや、そういう訳やなくて」
「じゃあ全員振りに来たの?」
「違う!俺は全員好きやし…嫌いやないから、振るとかやなくて…」
「その好きはどっちだよもう!漢ならはっきりしろ!!」
「悠くん〜?全員好きって言うてくれるんならぁ、選べんくても全員と付き合えばええんやで〜?」
横槍を入れている青年は考え込む自分の腕の中に飛び込み、不敵な笑みを浮かべていた。
「おいこら初兎!そんな乙女ゲームみたいな!」
「どっちつかずでフラれちゃうよりはそっちがいいかなぁ、つまり堂々といちゃつける、ってことでしょ?」
「俺もそっち派かなー、最終的に自分にオトせば良いってことでしょ?ないちゃんは?」
「まぁりうらが言うなら?まぁ考えなくも?ないかなって感じですけど?」
「同じく。いっそ全員で付き合えば?同じとこ住んでるし、付き合ってるより深いことしてる気がしてきたわ」
「んで?結局どうすんの?あにきは俺らのこと、全員愛してくれるの?」
その一言で彼らの瞳がこちらを伺い、柔らかい雰囲気が少しだけ固く、緊張感を纏って見据えている。長年積もった愛恋を真面目に語る成人男性達の真剣さを物語っていた。
「…ええよ、じゃあそうしようや。俺のこと、愛してくれるんやろ?」
愛に執着なんてしていないはず、なのに、彼らには嫌われたくない、そして好きでいたい、離れるにはまだ名残惜しく手離しがたい。そんな我儘に芽生えた心を笑って言葉を返す。
「当たり前やん、嫌になるほど愛したるわ」
「えー?僕は元々愛してるもんねっ」
「は?もっとに決まってるだろあほとけ!」
「お前ら喧嘩しすぎやねん!!」
「悠くん今度は俺と二人でデートしよや〜」
「ちょ、抜け駆けずるいんですけど!りうらもしたい!」
「えー?俺ともなんかしよなんか!」
なんでもなかった今日が変わって、円満で終わる一日。変わらないと思っていた距離が、段々と甘めな考えに移ろって、元々近かった間がずっと近くに身を寄せている。
一通り話していちゃついていた後、また普段通りの生活に戻っていく。遅く寝る前に夜這いまがいの事をしに来た青年を見つけ、抱き枕の代わりにして一緒に寝た。少し不満を言われたが忍び込もうと来たのが悪いと言うと素直に腕の中に居てくれた。朝の集まりで双方軽く怒られたのは言うまでもない話であった。