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#創作
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配信タイトル
【フィジカルお菓子作り】抹茶シフォンケーキを焼く。今日も腕力で解決します。【一惺】
⸻
配信開始。
一惺はいつものように黒い食品用ニトリル手袋を装着。
パチッ。
一惺。
「……今日は。」
「抹茶シフォン。」
コメント欄
きたーー!!
今日の犠牲者は何だろう…
⸻
翔も隣で笑う。
「今日はハンドミキサーを使おうね。」
一惺。
「……うん。」
テーブルには、以前メーカーと共同開発した
『ITSUSEI MODEL ハンドミキサー』
が置かれている。
⸻
卵白をボウルへ。
翔。
「じゃあ、スイッチ入れるよ。」
ウィーーーン。
一惺はハンドミキサーを見つめる。
「……速い。」
コメント欄
家電、今日も就職中
⸻
しっかりしたメレンゲが完成。
翔。
「ほら、今日は泡立て器も無事。」
一惺。
「……平和。」
⸻
しかし。
抹茶をふるう工程。
一惺。
「……。」
茶こしを軽く振る。
トントン。
バキッ。
全員。
「……。」
コメント欄
茶こしーーー!!!
犠牲者そこ!?
⸻
一惺。
「……力。」
「入れてない。」
翔は苦笑。
「一惺基準ではね。」
璃音。
「またメーカーさんが頭を抱えるわ。」
⸻
抹茶を生地へ。
ゴムベラでさっくり混ぜる。
翔。
「そこは優しく。」
一惺。
「……優しく。」
本当に慎重。
コメント欄
この人、混ぜ方だけ世界一繊細
⸻
型へ流す。
オーブンへ。
待ち時間。
神様がやってくる。
「いい匂い!」
⸻
焼き上がり。
ふわっと膨らんだシフォン。
一惺。
「……成功。」
逆さにして冷ます。
翔。
「ここで焦らない。」
一惺。
「……待つ。」
⸻
型から外す。
驚くほどきれい。
神様。
「すごーい!」
千風海。
「気泡もきれいね。」
璃音。
「売り物みたい。」
⸻
試食。
一惺。
「……。」
一口。
「ふわふわ。」
翔も食べる。
「抹茶の香りがしっかりしてる。」
「苦味と甘さのバランスもいい。」
神様。
「もう一切れ!」
⸻
コメント欄
シフォン大成功!
茶こし以外は平和だった!
ハンドミキサー今日も生還!
⸻
最後。
スタッフが片付けを始める。
翔。
「今日は被害が少なかったね。」
スタッフ。
「ええ。」
「茶こし一本で済みました。」
全員拍手。
一惺は首をかしげる。
「……?」
翔が笑う。
「一惺、それが『少ない』って感覚になってるのが一番面白いんだよ。」
画面にはテロップ。
本日の被害
* 茶こし ×1
* ハンドミキサー ○
* 泡立て器 ○
* ボウル ○
「メーカー開発部、本日はお休みです。」
コメント欄は
「茶こし、お疲れさま!」
「平和回だった!」
「次回も楽しみ!」
という笑いであふれ、配信は和やかに終了した。
コメント
1件
うわ、今日も一惺さんの配信、めっちゃ面白かったです!茶こしは犠牲になったけど、ハンドミキサー生還したの笑いました(笑)。メレンゲが立ったときの「平和」って一言と、抹茶ふるいの「……力。入れてない。」の温度差がもうツボすぎて。一惺さんが「優しく」って自分に言い聞かせながら混ぜてる姿、なんかキュンとしました。翔さんのツッコミも絶妙で、スタッフの「茶こし一本で済みました」に拍手してるのもこの番組らしい平和さ。完成したシフォンがふわふわで本当に良かったですね!