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にぼし
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麦茶ちゃ
892
こんちゃつうんです。リクエストいただきました露中でどっちかが奇病にかかるやつ~~いぇい。ってわけで書きましょう。鉱石病で大丈夫でしょうかね。では地雷さんブラウザバック。不快になられた方はスマホを犠牲にしてください。良ければ読んでいってくださいな。
その煌めきは臓器から。たらりたらりと血管を伝い、やがて外皮にたどり着く。蝕まれた身体からひょこりと顔を出したその結晶は、思わぬ空気の冷たさにふるりと身を震わせ、それからそっと息を吐くのであろう。
ほら、彼の滑らかな深紅の肌にぽつりぽつり。鱗のように浮いている。それは透明で、オパールのような光沢を持ち、きらりと妖しげに光るのだ。
美しさと危険さは紙一重なんてよく言ったものである。
いたい?くるしい?嗚呼、なんと憐れな男だろうか。
埃が空気を舞い、カーテンの隙間から差し込む柔らかな亜麻色の光の帯がそれらを優しく照らし出す。
毛布をかぶり、ゆりかごに座った男。遠目から見てもわかるやつれた顔に、落ちくぼんだ目元。眠れていないのか、隈が目立つ。身体に苦痛が走るのか、目を閉じ時々顔を歪めていた。
いつもの狐のように細い瞳から、どうしようもないほど美しいしずくが零れ落ちていく。ぎゅっと閉じた瞼をさらに歪ませながら、体内に鉱石を宿らせた男は呟く。
「なんで」
背後に立ち彼の頬を撫でる自分の手が、やけに冷たい。
「なんで、我の頬なんか撫でているアルか。」
何故か。至極まっとうな問であった。普段他人に対し大した関心を抱かぬ俺が、病人の頬を撫でているのだから。だが。
「……頭の方が良かったか。」
答えたくなんてなかった。自分の醜さが、映し出されてしまうような気がしたから。
言わんとしていることはそうではないのだと、彼は弱弱しく首を振る。
「ロシアは何故……」
すっと、薄く目が開き、俺を見つめる。うすぼんやりとした琥珀の瞳が、長い睫毛の影の隙からのぞいていた。
「答える義務はないからなぁ。」
そう言ってみると、彼は驚いたようにその瞳を揺らした。俺はくくっと喉を鳴らし、彼の手を持ち上げる。
「嗚呼、細いな。」
信じられぬほど細く、軽かった。病気だから当然か。俺は少し首を傾げた。
「あいにくこんな状態なのでネ……」
自嘲をまぜ、無理矢理笑顔を作っている。そんな彼の顔を眺め、俺はふと彼の手に触れている場所を見た。骨ばった指。薄く筋の浮き出た手の甲。そんな、病人の痛々し気な様子の中に、彼の病気特有の異質さを見つける。
「……相も変わらず、皮肉なほどに綺麗なことで。」
するりとその部分を撫でる。冷たい、無機物の感触。
「お前に似合わないな。……中国」
そう言い、ニヒルにわらって見せる。
「あぁ。そうかもしれないアルな、少なくともお前の目からは。」
流石中国、ぶれないな。そう茶化すと、彼は微笑み言うのであった。
「お前もアル、ロシア」
中国はそこから、もう何も言わなかった。ただ、疲れたというようにベッドに横たわり目を閉じているだけ。まるで運命を天に任せた子供のように。どこか幼気で、純粋な表情をしている。されどその顔自体には、長い年月を生きた疲れが、深く刻まれているように見えた。
ロシアは黙って彼の枕元に跪く。そして、大きな手で中国の頭を撫でた。
彼の苦痛が早く消え去ることを祈って。
……鉱石に蝕み尽くされるその時がくるのが遅くなることを祈って。
はぁいお疲れ様でした。切りますね。今回は会話文多めですね。あまりチャレンジしたことがなくてあれなんですが……カプも初描きですし。取りあえずリクエストありがとうございました。では。
コメント
7件
うぁ〜〜このかぷ密かに推していたから嬉しいっ…!!!🥹💕 🇷🇺さんめろすぎでは…!!!!!すきだ!!!あのほんとに相変わらず表現がうますぎて好き尊敬大尊敬っ…!!✨️✨️ これで今日のテストもがんばれるよっ😭💓
語彙力…語彙力がぁ……(泣) とにかく良いッッ、! このカプにハマるかも🫠 💕
カプ、初がきなのにこれは 天才すぎますね😇 そしてもしもしやこれは 私のリクエストさせて 頂いたものですね!? マッジで最高すぎますね✨️💕 鉱石病だから今回は情景描写というか 視覚的な表現が多いんですかね?🤔 空気感がめっちゃ好きです!!🥰