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もしかしたら、私は最初からこの人の事を好きになる運命だったのかもしれない…
初めてあの人を見たのは今年の4月。
気づいたらあの人の美貌に、見とれてしまってた。
それからというもの、あの人にアピールし続けた。
飲み物出したり、お菓子食べたり、いろいろした。
とある日は私がお菓子を出したら、お返しにってクッキーとココアもくれた。
「先生、いつもありがとうございます。お礼と言ってはなんですが、これ、良かったら。」そう彼女はキラキラした顔で言いやがった。
くそー、、、可愛すぎる…無理かも。あなたのキラキラしたお顔を見れるのであればいくらでも清水ちゃん頑張ります…!!!
なんだかんだ普通に過ごしていたが、ある日突然、今井先生に「2人きりで話したい」と言われた。
まさか私がしつこいとか…そんなんじゃないよね…?毎日貢ぎ物はしてますが。でも、私の行動が嫌だったらどうしよう。嫌われてないといいなあ。
そう思いながら、集合場所に行った。
集合場所はとある居酒屋。私がお酒好きって言ったからだろうか、いい感じのお店にしてくれた。あんまり人もいないから、穴場かも。
「先生!待ってましたよ。さあ、行きましょ。」え、なんかエスコートしてきたんだが!?なになに!?私の王子様なの!?私姫かなにか??
あの人情報によると、そこの居酒屋は個室で、めっちゃいい感じらしい。極力生徒に会いたくないプライベートにうってつけ!
あの人に導かれるがまま、居酒屋に入ってって、一通り注文してゆっくりしているとあの先生が一言。
「あのね、清水先生。」
お、なんだろうか。身構えちゃうぞ。
「私、好きなの。」
ん、何が????
「何が好きなのよー?」
「…/// …ご想像にお任せします。」
あれ、照れてるぞ今井先生。ちょっとからかってみようかしら。
「えー、、まさか、あ•た•し•?」
「………さぁね。」
まさかのまさかだったらしい。…さあどうしよ。こっからあたしの意見も話さないといけなくなるが。
うろちょろしているとちょうどいいタイミングでお酒が届いた。
「とりま…乾杯っ」
まあ、これ言っておけば大丈夫っしょ。
んで、あの人の方は…
「…んで、先生どーなんですかぁ?私は好きで好きでたまらないんですぅ〜スリスリ」
なんやこいつ!?めっちゃ私好きやんえ、もしかして私が思ってる以上に私の事好きなん?まあ、あたしもあの人のこと好きなんやけど。
っていう心の声がダダ漏れだったのか、あの人が
「じゃあ付き合いませんかぁ〜?だって私の事好きなんですよねぇ〜??ずっと知ってたんですよ〜?」
…はっ!?つ、つ、付き合うだと!?
まあ確かに好きだし、バレてるとは思いませんでしたが。まあ、いいけど。
「…付き合ってあげても、いいですよ」
「そんな強がらなくても、ね?
じゃ、よろしくのちゅーしますよ?」
は!?えちょっと待って…って言う暇もなく、私の唇につやつやの柔らかい唇が降りてきた。
「…ちょっと、いきなりなによ」
「なにって、ちゅーですが。ずっとしてみたかったんですよね、先生の唇に。」
「…///」