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寒い..
なんだか久しぶりの感覚だ
まぶたが重い…
??? 「ねぇ?!ねぇ?!?!」
あれ?えっと誰だっけ?
??? 「9時間ぶりの現世はどう?」
僕 「最高の気分だよ…まるで糞でも食べた気分」
??? 「じゃあ良かった。君名前は?」
僕 「無いよそんなもの」
??? 「なんでぇ?」
僕 「持ち主によっておもちゃの名前は違うでしょ?僕は親捨てられたんだ。だから新しい名前が必要だろ?」
??? 「そっか!!じゃあ自分でつけないとね!」
僕 「じゃあもう少し考えようかな?なんせ一生使うからね。変な名前だと後悔しちゃうし」
??? 「そうだね!ちなみに自分は茜!!鹿不破 茜!!」
僕 「よろしく鹿不破」
茜 「茜でいいよ?」
僕 「ああ。よろしく茜」
僕らは話しながら部屋を出た
そして少し歩きながらお互いのことを明かした
彼は親がお金持ちで暮らして行くのには困らないこと。自分は不治の病でもうこの先が長く無いことやこれまで見た幽霊のことなど色んな話をした
茜 「ねぇ?近くに美味しい珈琲屋さんがあるんだ。本当は行っちゃ行けなんだけど一緒に行かない?」
僕 「まあいいけど..僕珈琲飲めないよ?」
茜 「じゃあ美味しいココアもあるし?」
僕 「子供じゃ無いんだし」
茜 「美味しいし…」
不貞腐れたような表情が面白くて初めて笑みが溢れた
茜 「そんな顔で笑うんだね」
僕 「もう二度と無いからしっかり顔を覚えておけよ」
茜 「えーなんでぇー」
久しぶりに笑ったような気がして今この瞬間だけは全てを忘れることができた