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みなさん、初めまして。
パン焼き職人(見習い)の芥です
今?あぁ、パン生地作ってます。
うん、珍しくいい感じです。
いつも落とすかして無駄にしてますからね
…では、一旦放置していきます。
さてと…その間に死んだじっちゃんの
部屋を漁っていきますか…
たまーにカメラとか時計とか
出てくるんですよね〜。
これのおかげで生きていける。
金?無いですよ。こんな田舎の個人店に
客なんて来るわけないっすよ。
なんでやってるかって?
死んだ親父がこの仕事だったんですよ。
跡継ぎってやつぅ?!
お、なんか出てきた。
「…?」
巻物…でしょうかね? ちと開いてみっか
「なんじゃこりゃ……」
字が読めないね。
あれか?綺麗すぎて読めないって奴か?
ま、金にはならさそうなので
保管しておきましょうかね〜
「よっこいしょういちッ…と」
俺が巻物を持ち立ち上がった瞬間…
「うわぁ?!?!」
一瞬だった。俺は巻物に吸い込まれた。
▲▽▲▽▲▽▲▽▲
「ん…眩し……」
ここは…?森…かな……?
は???????
森?なんで?!俺、部屋に居たはず…
もしかして:異世界転移
ってやつ!?!?!
まじかよ…俺能力者だったのか…
ってここどこッ?!?!
って痛ぇ!!何?!針?!?!
「ヨォ…旅のモン。
オイラはハリー、最強の旅人さ! 」
突然トゲを投げされた…痛ぇなぁ!!!!
「なんじゃお前はぁ!!!」
「…え?!そこまで怒らんでもええやろ!」
「ヒトに攻撃しといてなんやお前ぇ!!」
…てか、コイツ……ハリネズミ…?
なんだコイツは……
「喋るハリネズミ…高く売れるか…?」
「おい!オメぇ!何考えてやがる!」
…クッソ…手袋とか無いから 捕獲できんや…
…てか急展開過ぎるでしょ!!
なんだよ!!もぉぉぉぉ!!!!!!
もしかして:異世界転移
↓
痛い
↓
喋るハリネズミ
何が起きているんだってばよッ!!!
てかここどこ?!そういえば!森!!!
「おい!無視すんなよ旅人!!!」
「イダダダダダダッ!!!」
コイツッ!針を投げてきやがるッ!!!
「野郎ぶっ◯してやらぁ!!!」
「ギャーッ!!すまんて!!!」
俺はハリネズミに砂を投げる…
…ってこれ動物虐待になるのか…?
あ、ここ日本じゃねぇからセーフだわ!!
「Ypaaaaaaa!!!!!!!!!!」
「痛い!!!やッ、やめろぉぉぉ!!」
『ぜぇはぁ…はぁ………』
2人(1人と一匹)とも疲れ切った。
…何してんの?
この野郎…体力だけはありやがるッ!!
「もうええわ!じゃーな!!!」
「チョマテヨ!!!」
俺はハリネズミを食い止める
「なんや!!」
「迷子なんだ。案内してくれ。」
「さっきの後にそれ言うかぁ?!?!」
「なにそれ、正論?俺正論嫌いなんだよね」
「常識だよボケナス!!!!」
「ひッ、酷い!!!」
てかどうしよ。
コイツが居ないと俺終わるんだが…
「ハリえも〜ん!助けてよぉ〜!」
「なんやハリえもんて!!!
オイラはハリーだ!!」
ハリー…ネズミにも名前があるのか……
てかハリー……?ポ◯ター……???
…って!そんな事はどーでもいい!!
「助けてくれよ!!!迷子なんだよ〜!!」
「ったく…ココであったのも何かの縁や… 」
「ありがとー!!!!」
「まだなんも言ってへんわ!!!」
「ダメなの?(泣)」
「きもい」
「そうか…◯ねッ!」
「何なんお前……」
引かれてしまった。
いや、惹かれてしまったッ…?!
「とりあえず、ついて来ぃ。案内したる」
「やった〜!ありがとハリえもん!」
「オイラはハリーな!!!」
「ハハハッ、はいはいポッターね」
「誰やねんポッターって…」
あ、そういえばこの世界には
日本の映画アニメはないのか…?
さっきからハリえもんとかポッターとか
言ってるけどコイツには通じないのね…
ったく…不便なハリネズミだぜ…
「なんやその目」
「なんでもな〜い」
「なんかあるやろ……」
▲▽▲▽▲▽▲▽▲
「ついたで。ここがオイラの家だ」
「……」
「なんや、文句あるんか」
「オオアリクイだよ!!!
ちっせぇ!ちっせぇ!ちっせぇわ!!」
「はぁ、ほら入ってみ。」
「いやいや…これは…」
「ホラ!!入れ!!!」
「ゴハァッ?!?!」
クソ…蹴り飛ばしやがった……
って……
「でッ…でけぇ!!!」
「ほら、入るとデカいやろ?」
「お前は小さいな」
「◯ね」
「ごめんてハリえもん」
「ハリーや。覚えてくれ」
「む… (「り」と言おうとしてる)」
「…(無言の圧)」
「…無問題〘モーマンタイ〙」
「よし、で、その紙はなんや?」
あ、そういえば巻物持ってたな
「これはなぁ…って?!」
字が読めるッ…何故だッ!!
〘う◯ちぶりぶり 久しぶりぶり〙
〘トレイ…ここに眠る〙
〘間違えたッ、トイレ…ここに眠る〙
……ナニコレぇ…
「なんて書いてあるんやこれ」
「う◯ちぶりぶり 久しぶりぶり
トレイ…ここに眠る
間違えたッ、トイレ…ここに眠る」
「…は?????」
うん、俺もそうなった。そうなるよな
「え…?えぇ……?」
うんうん。わかるよ。その気持ち
「俺もわからんのだよ…」
「ちょっ…と…?えぇ………
もっかい言ってくれねぇか…」
「う◯ち…ぶりぶり 久し…ぶりぶり……
トレイ…ここに眠る……
間違えた、トイレ…ここに眠…る…」
「一応地図は書いてあるから
ここに来いと言う意味だと思う。」
「それにしてもやろ…」
「ま、とりあえず行ってみようぜ、
ハリえもん。」
「ハリーな?」
「はいはい行くぞハリえもん」
「◯ね」
「ごめんて〜!」
▲▽▲▽▲▽▲▽▲
「よし、ハリー、レディ」
「準備万端だぜ!!」
「そんじゃ…行きますか〜!」
「そういえばお前名前は?」
「芥(あくた)だ。よろしくなハリー」
「おう!よろしくだぜ!!芥!」
「そんじゃ行きましょ〜!」
「ゴーゴー!!」
さてと…ある程度進んだかな
「どうだ?進んでるか?」
「今ん所は順調だ。問題はここから…」
洞窟か〜…不安だな。
「洞窟か…ここらへんは魔獣が多いからな」
「魔獣?あの危険なやつ?」
「そうそう、魔獣は野生の動物が
魔力を帯びて強化された生物だ。
会ったら2対1でギリギリってとこだな」
「ま、こっからは慎重にって事か…」
「そういう事だぜ!」
俺達は暗い闇の中にゆっくりと、
進んで行ったのであった…
▲▽▲▽▲▽▲▽▲
物語ってこんな感じでええんか…?