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物語は現実の物と一切関係ありません!!!
設定や物語がおかしくてもお許しを!
闇るの苦手な人は回れ右〜!
では、もしもの世界へ行ってらっしゃい。
ヒーローのみんな、
俺はもう帰れないんだ?
でも、君達が望んだことならもう消えてもいいと思ったんだ。
みんなに支えられた時間がどれだけ幸せだったか、よくわかった。
俺が邪魔なら、もうこの世から消える。
さようなら、
ーーーー数日前ーーーー
ヒーローとしての仕事をしていた時、
敵「お前は必要とされてない、消えてもいい存在」
…は?
敵「ヒーローの奴らからそう言われている」
うそだ、嘘だッ、だってみんなッ俺を認めてくれてるッッ…
敵「表の話だろう?裏はどうかな?」
モクモクと視界が霞んで、夢を見ている気分になった。
「え〜、ぶっちゃけさ、邪魔じゃない?」
「うんw」
「ほんとそれ」
「“居ても居なくても変わらない”んだからw」
「消えて欲しいw」
あぁ、そうか、邪魔だったんだ、
俺は心が弱すぎるから、みんなに頼ってばっかりだから、みんなを邪魔しちゃってた。
みんなの幸せの時間を邪魔してたんだ。
ごめんね、みんな…
段々力がなくなっていって、膝から崩れ落ちた。その時を待っていたかのように、敵はニコニコと笑って見つめている。
「…ごめ、な、さ…ぃッ」
敵に腹部を突き刺されて、口から血が出てくる。…なんでだろう、痛くない。
もう、このまま…消えてしまいたい。
でも、テツのナイフが、俺の隣を横切って敵の命中させた。
テツ達の声が聞こえる…また、迷惑かけたんだ。
俺が目を覚ましてから、ライやロウも来てくれた。でも、俺の心は空っぽで、何も言えない。
笑って誤魔化すことぐらいしかできない。
なんて情けないんだろう。
こんなだから、みんなに嫌われるんだ。
みんなにこれ以上迷惑をかけないために、
俺はたくさんの俺に繋がったものを引きちぎって、病室を出た。
たくさんの人が俺をみて何がをいっている。
でも、もう関係のないこと。
これで全てが終わる。
いいんだ、これで…これで…
みんなが解放されて幸せになってくれるのなら。どうなったっていい。
ーヒーロー視点ー
ロウ「…マナが1匹相手にこんな重症を負うわけない。」
ウェン「うん…なんか、目に光がなかったよ?
リト「そ、そうだ!明日みんなで会いに行こうぜ!そしたら…何かが…」
プルルルルッ
ライ「だ、誰の電話?」
カゲツ「テツじゃない?」
テツ「あ、俺か…」
ピッ
テツ「はい、………は?」
テツ「は、ぃ…わかりました…はい、」
るべ「な、なにがあったの?」
テツ「…マナが、自殺したッ」
震える声で言ったテツは今にも泣きそうだった
ライ「は?な、何言ってるの?嘘だよね?」
ロウ「び、病気行くぞッ!」
今までで1番早く走った気がする。
息がしづらい、
ウェン「マナッ!!!」
病室のベッドで永眠しているマナは一切動かない。腹部が半分ほど裂けている。
今も血が止まってない。先生は、もう駄目だと静かに告げた。
俺たちは何もわかっていなかった。
マナが何に怯えていたのか、何に苦しんでいたのかわからない。それだけ、マナを知っていなかった。知っていると勘違いしてた。
ごめんね、マナ。苦しんでいたのに、気づいてあげられなかった。
マナ、マナ…聞こえる?天国に行ったら聞くからね、なんでも聞く。だから、死ぬ時は、幸せそうに死んでよ…俺達にできたことはなんだったのか、いまだにわかっていない。
ごめん、ごめん…ヒーローなのに、仲間も救えない。どれだけ一緒にいても、わからないことがあるんだな。たくさんの人を救ってからそっちに行くよ。
わかってやれてなくてごめんな。
いつも楽しそうに話していたから、気がつかなかったんだ。辛い時、溜め込んじゃう奴だったもんな、気がつけば、もっと時間があったかも知らないのに、自殺するほど、マナの心はボロボロになってたんだ。
世界が平和になったら、マナの名前もヒーローの中に絶対入れるから。
ー笑顔が似合うマナへー