・ アイドル×ファンの彰冬
( 絵名も有名人設定 )
・ 今後18展開の可能性あり
・恐らく脱字、誤字多め
( コメントで教えてください〜!! )
それでも良い方はどうぞ!!!
「 … ふぅ 、」
1つ息を吐く、バクバクと自身の胸元から聞こえる鼓動が心地良い程にうるさい。まだ心の準備が出来ていない緊張の嵐の中、
君の姿が視界を埋めつくした。
「 ーッ!♪ 」
力強い歌声、軽やかなダンス、皆を魅了するファンサービス。その全てによりこの広い会場は幸せな熱気に包まれる。
嗚呼、そうだ。
まるで貴方は自分という場所に舞い降りた「天使」だった。
( あ、そうか…うちわを使っていないな )
今日という日のためにあれこれと準備は済ませていた。ペンライト、グッズ、そして何よりはこのうちわだった。同級生の暁山にこれを持っていくと良いとおすすめされ、2人で仲良くわいわいと作業を進め、作り上げたもの。
「 冬弥くんはさ! 東雲彰人くん? まぁ有名人のえななんの弟だし、弟くんでいっか〜♪ 」
「 弟くんに、何されたいの? 」
「 何、か? 」
「 ん〜 例えば!投げキッスして〜とか、ウィンクだとか! 」
「 お、俺は … こちらを見てもらえるだけで十分、だな 」
「 え〜?それだけ? 」
「 こんな俺と 目を合わせてもらうだけで 俺は十分幸せだと、感じる 」
「 … うん、そういうことならすっごくいいと思うよ! 冬弥くんのありのままって感じだし〜 ♪ 」
「 そうだな 。 」
「 よ〜し!じゃあがんばろーッ!♪ 」
「 … こ、こうか? 」
少し恥じらいを感じ、頬に赤みが帯びながらも暁山と込めた想いを胸にしうちわ片手に、大きく腕を振った。もちろんその送り先は大好きなあの人へ。
( …ん? )
#0「 まだ見ぬ完成の歓声 」
次回 → ♡50
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