黒い、落ちていく
結局、アイツらに謝れなかったし、生首も助けられなかったな
こうなるんだったら、最初から
私なんて存在しなければ良かった
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「ん、冷たっ、」
目が覚めると、額には冷たい何かが乗っけられ、ベッドに横になっていた
「 あなた 起きる ! 」
「生首、?なんでここに、」
枕元から聞き覚えのある声が聞こえ、目を向けるとそこには満面の笑みの生首がいた
「 あなた 私 助ける ! 助ける !
嬉しい ! ありがとう !」
「助ける、?私は、何も、」
私は重い身体を動かし、生首を抱えた
「 あなた 打つ ! 私 彼女 解放 !」
「打つ、あのクソ怪異に当たってたのか、」
「 しかし あなた 私 受け止める
床 倒れる ! あなた 苦しい 私 悲しい 」
倒れる、恐らく高熱で倒れたのだろう
「 ” 誰 私 運ぶ ? ” 」
「 赤い ! 一緒 白、黒 ! 」
「赤、白、黒、アイツらか」
私がそう呟いた瞬間
「 あなた 起きる ? 」
「!お前は、セ◯ィロス?!」
扉が開かれ、セ◯ィロスが現れた
「 あなた 目 開く 良かった 」
そう言い、銀髪は側にある椅子に腰掛けた
「 あなた 顔 熱い
私 治療 」
「お前が治してくれたんか、” ありがとう ”
」
私がそう言うと、銀髪は不思議そうに
私の手を握った
「 ? あなた 泣く ? 」
「は?、泣いて、」
頬を触ると、指には雫が乗っていた
なんで今更、こんなモノが、
「 あなた 苦しい ? 私 あなた 可能 安心 ! 」
「 あなた 偉い 」
すると、生首は私の腕に頬擦りし、銀髪は両手で私の手を包み込み、口角を上げた
、私もうここに住もうかな
生首可愛いし銀髪はスパダリだし
そんな事を考えていると、
「!薙刀ちゃん!!」
「おぉ、おまっ、ウゲッ」
扉が勢いよく開かれると、黒髪が私のお腹に飛びつき、レインコートも私の胸へ飛び込んみ、
そしていつの間にか、ケチャップは私のベッドにおり、後ろから抱きついていた
「 あなた 目 開く ! 私 〜かった 怖い ! 」
「良かった、薙刀ちゃんがいる、薙刀ちゃんの匂いだ、薙刀ちゃん、薙刀ちゃん、」
「 あなた 好き 好き すべき ではない 私 離れる 」
「おーお、よしよし、 心配かけたな」
私が銀髪に握られていない手で順番に撫でていると、いきなり銀髪に手を引かれ
「 彼女 ではない 触れる 」
セフ◯ロスさん?抱きしめんのやめて?
あーほらもうやばい!三人の殺意がやばい!!
「ねぇ、僕のに触らないでよ」
「 あなた すべき 彼女 離す ! 」
「 あなた ではない 好き 彼女
彼女 私 好き 愛してる 」
「生首、助けてくれ」
「 私 好き 好き ! あなた ! 」
「な、生首ぃ、」
その後、私と生首が遊び合っているのを、
四人が生首に嫉妬の視線を向けているのを
私は気づかなかった
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