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黒い、落ちていく


結局、アイツらに謝れなかったし、生首も助けられなかったな


こうなるんだったら、最初から




私なんて存在しなければ良かった


____________


「ん、冷たっ、」


目が覚めると、額には冷たい何かが乗っけられ、ベッドに横になっていた


「 あなた 起きる ! 」


「生首、?なんでここに、」


枕元から聞き覚えのある声が聞こえ、目を向けるとそこには満面の笑みの生首がいた


「 あなた 私 助ける ! 助ける !

嬉しい ! ありがとう !」


「助ける、?私は、何も、」


私は重い身体を動かし、生首を抱えた


「 あなた 打つ ! 私 彼女 解放 !」


「打つ、あのクソ怪異に当たってたのか、」


「 しかし あなた 私 受け止める

床 倒れる ! あなた 苦しい  私 悲しい 」


倒れる、恐らく高熱で倒れたのだろう


「 ” 誰 私 運ぶ ? ” 」


「 赤い ! 一緒 白、黒 ! 」


「赤、白、黒、アイツらか」


私がそう呟いた瞬間


「 あなた 起きる ? 」


「!お前は、セ◯ィロス?!」


扉が開かれ、セ◯ィロスが現れた


「 あなた 目 開く 良かった 」


そう言い、銀髪は側にある椅子に腰掛けた


「 あなた 顔 熱い

私 治療 」


「お前が治してくれたんか、” ありがとう ”


私がそう言うと、銀髪は不思議そうに

私の手を握った


「 ? あなた 泣く ? 」


「は?、泣いて、」


頬を触ると、指には雫が乗っていた


なんで今更、こんなモノが、


「 あなた 苦しい ? 私 あなた 可能 安心 ! 」


「 あなた 偉い 」


すると、生首は私の腕に頬擦りし、銀髪は両手で私の手を包み込み、口角を上げた


、私もうここに住もうかな

生首可愛いし銀髪はスパダリだし


そんな事を考えていると、


「!薙刀ちゃん!!」


「おぉ、おまっ、ウゲッ」


扉が勢いよく開かれると、黒髪が私のお腹に飛びつき、レインコートも私の胸へ飛び込んみ、


そしていつの間にか、ケチャップは私のベッドにおり、後ろから抱きついていた


「 あなた 目 開く ! 私 〜かった 怖い ! 」


「良かった、薙刀ちゃんがいる、薙刀ちゃんの匂いだ、薙刀ちゃん、薙刀ちゃん、」


「 あなた 好き 好き すべき ではない 私 離れる 」


「おーお、よしよし、 心配かけたな」


私が銀髪に握られていない手で順番に撫でていると、いきなり銀髪に手を引かれ


「 彼女 ではない 触れる 」


セフ◯ロスさん?抱きしめんのやめて?

あーほらもうやばい!三人の殺意がやばい!!


「ねぇ、僕のに触らないでよ」


「 あなた すべき 彼女 離す ! 」


「 あなた ではない 好き 彼女

彼女 私 好き 愛してる 」


「生首、助けてくれ」


「 私 好き 好き ! あなた ! 」


「な、生首ぃ、」


その後、私と生首が遊び合っているのを、

四人が生首に嫉妬の視線を向けているのを

私は気づかなかった



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