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18.蛙とほのぼのリトル・ヘブン食べ歩き



その巻が完成した場合は、題名の横に「改」をつけます。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


今日も俺、リードは昨日と同じように、仲間にした天光蛙のフックに起こされた。

そして、今日は久しぶりの休日だ。


クラン活動はあれだけのことがあったからなのか休み。


祖父も会議で居ない。何の会議かは知らない。


というわけで、特訓は無断で休憩。今日は、もの凄く暇になりそうだ。


というわけで、今日はのんびり、フックとリトル・ヘブン食べ歩きをしようと思った。


リトル・ヘブンは邪神の襲撃で一回壊されたが、恐るべきスピードで復興した。


そして今では完全に元通り、店も開店し出した。


朝飯は食べずに、この間のクラン活動で稼いだ金貨を少し(といっても大金)を持って家から出た。


早朝から散歩をしている人で賑わっている大通りを通り、街の中心にある広場に着いた。


広場には、屋台が毎日のように並んでいるから、食べ歩きをする人には欠かせないスポットだということを事前に調べていた俺は、真っ先に近くにあった屋台へ直行した。


今日の屋台は全部で10台並んでいる。


「おはようございます!」


「おぉ、リードじゃないか、久しぶりだなぁ。どれ買ってく?」


なんと、最初の屋台に居たのは近所に住む気のいいおじさんだった。


「じゃあ、牛串2本」


「まいどありぃ!」


俺は代金を払い終えると、牛肉が刺さった串を持って近くにあったベンチに座った。


試しに食べると、塩味が効いていてもの凄く美味しかった。


食べるかな?とフックの前に出してみると、案の定がっつきだして、フックだけで一串食べてしまった。


牛串を食べ終わると、隣の屋台に顔をのぞかせてみた。


「おぉ、どうした兄ちゃん、買ってくか?」


「はい。じゃあ、バター焼き玉蜀黍(とうもろこし)1本」


「はいよ、熱いから気ぃつけな!」


売っていたのは焼き玉蜀黍(とうもろこし)だった。


力を加えるとすぐに2つに割れた。その片方をフックの前に出すと、恐る恐るという感じで食べ始めたが、すぐに食べ終わった。

俺も食べ終わると、次に少し離れた屋台に向かった。


その屋台には、飴が並んでいた。

丁度甘いものが食べたかったところだったから、飴を2つ買った。


まさか飴も食べるのか?と思いフックの前に出すと、案の定一口で食べた。


俺も時間をかけて溶かすと、中央広場から離れて街に入った。


お、なんか美味しそうな匂いが…。


美味しそうな匂いにつられるがまま辿り着いたのは、洋風なレンガ造りの店だった。


丁度開店時間だったため試しに中に入ってみると、人がものすごく居た。


なんとか一人席が空いていたのでそこに座ると、すぐにメニューが届いた。


メニューを開くと、ここは洋風レストランらしい。


俺はワイバーン焼き 塩味を注文、フック用にはスライムゴブリン和えを頼んだ。


そして料理が届くと、フックは即座に飛びつき、俺もものすごいスピードで食べ始めた。


食べ終わるのに5分もかからなかった。


こんなふうに俺はリトル・ヘブンの食べ物を一日中満喫すると、フックと一緒に家に帰ったのだった。

ある魔法使いの冒険譚 ~7つの入り口はやがて世界を巡る~

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