晴明「白虎、玄武、青龍」
恵比寿「!」
凛太郎「なんで四神が居るん…!?」
晴明が持っていた3枚の形代はカタカタと動いて人の形へと変わる。
白虎「はい」
玄武「…」
青龍「何なりとお申し付け下さい…」
3人は恭しく晴明に膝まついた。
晴明「来てくれてありがとう」
玄武「主からの命令なのでな」
白虎「…ましゅまろは?」
晴明「…妖怪の所に居るよ」
白虎「…ッそうか」
四神もなにかを察したように何も聞かなかった。
晴明「契約を続行しよう、白虎」
白虎「…!?どうしてッ」
晴明「妖怪を…」
晴明「敵を排除しないと」
晴明の真っ赤な瞳は真っ黒な空っぽになっていた。
恵比寿「…」
凛太郎「なッ!」
四神達は苦しそうな顔をしたが笑って頷いた。
そんな四神の様子を見て晴明は満足そうに微笑んだ。
晴明「家に帰ろう、僕達だけの」
白虎「あぁ…」
凛太郎「待ってや!晴明くん!」
恵比寿「四神もさ、神として教えて欲しいんだけど?」
白虎「お前らに教えることは無い」
凛太郎は悔しそうに下唇を噛んだが恵比寿の表情は変わらなかった。
恵比寿「契約ってさ、安倍先生の魂を代償にしてる?」
凛太郎「は、?」
白虎「流石は福の神か、記憶有りなのだ な」
恵比寿「うん、あるよ」
凛太郎が戸惑っていると後ろから声がした。
??「う〜わ、久しぶりの再会なのに〜」
??「煩いぞ、焼き鳥にすんぞ」
晴明「!?」
白虎「チッ、最悪だ…」
玄武「運が無いな」
青龍「ヒェ…」
蘭丸「それで、妖怪を殺すってどーゆー意味?晴明くん」
晴明「隊長さん…」
白虎は顔に出てる苛立ちを隠せていない。
当たり前だけど。
道満「しかも魂を代償って…やばくね?」
蘭丸「あっちゃん、素が丸見えだよ」
道満「隠してねーわ」
玄武「晴明、どうする?」
唯一冷静だった玄武が聞いてきた。
心の中では怒ってるだろうな、、、
僕の中では逃げる一択だけど…
晴明「…逃げるか」
恵比寿「それよりも、安倍先生の負けは確定してるんだよねぇ」
晴明「は?」
恵比寿先生の言っている意味が分からなかったが、その意味はすぐに知れた。
自分が倒れたからだ。
晴明「…は?」
白虎「晴明ッ!?」
え、え?
なんで、…?
身体が動かない。
自由が聞かない。
まぶたが重い。
眠い…
眠い…、?
晴明「あ、…」
蘭丸「やっと察したんだね〜」
蘭丸「晴明くんの身体の毒♪」
晴明「…いつから、僕の負けだったの」
蘭丸「晴明くんが酒呑童子くんにあった時から君は捕まる運命だったってコト」
晴明「は、?」
凛太郎くんが僕になにかした?
触れられてない。
攻撃もされてない。
あれ、?凛太郎くんは僕を攻撃しなかった…
晴明「…あ、ぁ…そーゆーことか」
食べたモノ。
晴明「本当に…悪党ですね」
蘭丸「でしょ…♡」
大好きだった親友と食べた大好物に薬が入ってるとか、分かるわけ無いじゃん。
四神の声が薄れていくと共に、僕は意識を失った。
夢を見た。
なんの夢だか分からない。
僕は暗闇でゆっくり歩いて、皆は明るい所で笑い合って向こうに走ってる。
僕は走れない。
いや、走ろうと出来ない。
おいていかないで、
寂しいよ。
声に出したいのに、
君に言えない。
僕はゆっくりと暗闇から目を開けた。
あとがき
うーん、沢山書き直したなぁ…www
1つ目はね、蘭丸と道満は来ないはずだったんよ。
でも入れたくて無理矢理ねじ込めた☆
2つ目はね、自分の今の気持ちばかりを作品に入れ過ぎてキャラ崩壊し過ぎちゃったから没ですわオホホッ。
そして三度目の正直、こちらが出来ました。
正直満足出来ないけど早くストーリーを進めたい一心でございます。
活動休止なのに投稿するバカですんません。
晴明くんの夢シーンあるじゃん?
あれ今の僕の気持ちなんだよね…。
2000いいね超えたら続き公開します。
コメント
20件
休止中も働かすからな主様♡
( ᐖ ) 言いたいことがわかんないからとりあえずこれで