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Ⅸ
今日は、大雨か。
今日は、剣士署で待機することになった。
『こんな日もあるんですね。』
その間は、訓練施設で戦う練習をする。
『滅多にないことだな。』
島田さんが言う
『俺もこんなことは初めてだな。』
如月さんでも、初めてらしい。
『ここなんですか!なんかすごい!』
桜乃さんは楽しそうだった。
『ここは訓練施設で、アンドロイドと戦う練習ができるんです。』
『へー、そうなんですね。甘師匠が練習に付き合ってくれなくなったからちょうどいいですね!』
あ、
すっかり忘れてた。
『ごめんなさい…忘れてました…』
『まぁ色々ありましたからね。』
そうだな、色々あった。
そういえば、今日も夢を見た。
しばらく見てなかったのに。
前回の続きみたいだったな。
夢の中の僕って、強く見せるためなんだろうけど、冷たかったな。
・・・
とりあえず、アンドロイドと戦おう。
前より早く倒せるように、
僕は剣を振るった。
『もうお昼だし、昼ご飯食べよう!』
桜乃さんが言ったことで、お昼だと言うことを知った。
もうお昼か。
あっという間だったな。
『よし、行こう。』
如月さんも来た。
食堂でお昼を食べよう。
昼食を食べ、
戻る。
『このあとどうする?』
桜乃さんが訊く。
『まだ休みの時間だし、あっちで休もうぜ。』
如月さんが、休憩所を指差す。
『ずっと戦ってたし、今のうちに休もう。』
僕たちは休憩所に向けて歩く。
休憩所で、話しながら身体を休める。
午後半分は、僕たちが車で見回りをすることに。
車に乗って、島を見て回る。
いつもと違う見回り方。
本当に警察みたいだ。
今日の見回りでも、特に問題はなかった。
剣士署に戻る。
3時半頃か。
また、訓練施設で戦う。
剣を振るって、
少しずつ、早く倒せるようになっていく。
よし。
次は、相手のレベルを上げよう。
終わりの時間まで、そうしていた。
そうして、
あっという間に、仕事が終わる時間になった。
はぁー、
疲れた。
『お疲れ様、銅!』
『お疲れ様でした…』
如月さんは、まだ余裕そうな表情だった。
マジかよ…
『桜乃もお疲れ様!』
桜乃さんは、壁に寄りかかっていた。
『きつぅ〜もう動けない〜』
かなり疲れているようだった。
『でも、今日だけでも強くなれた気がする!』
目は輝いていた。
そして、
『〜〜〜っ…』
琥珀さんは、ダウンしていた。
強くなりたいと言っていたからか、剣を借りてアンドロイドと戦う練習をしていた。
『琥珀、大丈夫かな?』
『むいれふぅ、もうらめぇ…』
?
ムリです、もうダメ〜と言ったのかな?
ばたり。
あ、
倒れた。
『コハクー!』
僕は、琥珀さんを抱き抱える。
『仲良しなんだな。』
如月さんが言う。
『もう2人は結婚してるんでしょ?』
桜乃さんが言う。
え?結婚⁉︎
『いや、結婚はしてませんよ。』
ドキッとした。
『え、だって呼び捨てになったし、琥珀さん、指輪つけてるじゃ…。甘師匠、浮気された?』
僕の手を見て、悲しそうな顔をされた。
『ホントだ!銅じょーちゃんの指に指輪あるじゃん!でも、銅は?なくね?』
あぁ、指輪のせいか…
『こ、この指輪は買ってあげただけだよ…琥珀さんは浮気してはないですよ…』
だけど、
『指輪を選ぶとは…なかなかやりますなぁ。』
あんな意味かあるなんて知らなかったんですよ…
2人にいじられた。
島田さんと岡野さんもきて、さらにいじられる。
岡野さんだけがいじらないでくれた。
ありがとう岡野さん。
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