現パロのアメ日帝です!
大学生位を想定してくれたら……!!
視点無し
韓国「ねぇみんな、聞いてよー。」
カフェで集まる女子───全員が美人であることから、キャンパス内で密かに「国色天香」と呼ばれる彼女たちの1人、韓国が気だるげにそう言った。
リヒテンシュタイン「なぁに、どうしたの?」
韓国「北朝鮮が『俺のこの服を着てみてくれ』ってわざわざ短い服出してきて…あたしびっくりしてそのへんの紐でぐるぐる巻きにしちゃったの。」
えぇ…と周りがざわつく。
そんな中、ウクライナがはいはーいと手を上げる。
ウクライナ「それ、カナダにやってって言われたことあるわ!どーせ趣味のスケッチためなんでしょって言って着てあげたんだけど…写真を撮り終わってからスケッチの速さが過去最速だったわ…」
そんなそのときの事を思い出して引き気味のウクライナに、が冷静にアルゼンチンを入れた。
アルゼンチン「そんなもの、自分の服を着せて悦に浸っているだけだろう。私は陸上部の合宿とかで自分の服が駄目になると毎回ブラジルの服を奪い取ってやっている。あいつ無駄に綺麗好きで服が多いからな。実質私の予備だ。」
リヒテンシュタイン「それは…ちょっと大胆というか…」
そんな風にわいわいと元気に喋る3人のところに、ベルギーと、フィリピン、日帝が来た。
アルゼンチン「あれ、日帝じゃないか。いつも連れてる…アメリカだったか。彼は?」
日帝「今日はちょっと別行動で。最近二人暮らし始めたから、外で一緒にいる時間は多少減ったな。」
フィリピン「ようやくなの!日帝さん。てゆーか、アメリカに押されて丸め込まれたって形じゃないよね?」
フィリピンがそう確認する。
日帝とアメリカは高校生のときから付き合っていて、周りが見ても『コイツら絶対何があっても別れねぇな』と評されるほどアツアツのカップルなのだ。
日帝からアプローチするところはあまり見ないが、アメリカとよく行動しているのを見かけるというのがもっぱら噂になっていた。
代わりにアメリカからのアプローチはかなり多く、引っ付いては恥ずかしいと引っ剥がされるのは大学に上がっても最早日常風景レベルに扱われている。
日帝「も、勿論だ。ちゃんと話し合って部屋も内見したし。家具もある程度揃えたり…」
韓国「はいはいバカップルバカップル。ところで、アメリカにオレの服着てとかそういうの言われたことある?」
日帝「何だ?。そういうのは無かったな。彼氏の間で流行ってるのか?」
リヒテンシュタイン「そうなの、うちの韓国とウクライナのとこのカナダがそういうの言ってきたらしくて。」
日帝「へー…アルゼンチンのところは?」
ウクライナ「アルゼンチンがむしろ合宿中に服奪い取ってるらしいわ。」
日帝「何だそれは。」
まーあの人たちLINEグループ作ってるらしいからそのうち言ってくるんじゃない?と韓国が言ったことによりこの話は日帝の同棲話に埋もれるのだった。
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時間が流れて、夕方。
夕飯の食材を買った日帝は自宅へと帰ってきていた。
鍵を開け、部屋に入る。
アメリカ「おかえり!」
日帝「ただいま。」
机に食材を置いて、手を洗いに行く。
すぐにアメリカが寄ってきた。
アメリカ「今日の手伝いはいるか?」
日帝「今日は野菜炒めだからお手伝いしなくて大丈夫だ。」
アメリカ「分かった。」
アメリカがリビングに戻っていく。
ふと日帝が見ると、いつもの服と一緒にコートがかかっているのが見えた。
日帝「アメリカ、なんでコートそこにかけてるんだ?」
アメリカ「ひみつ。」
日帝(どうせ今日言ってたアレでしょうだろうな…)
そんな事を考えながら、料理を始めた。
夕食を終えて少し。
アメリカが日帝のところへセーラーを持ってくる。
アメリカ「なぁ日帝。」
日帝「何だ?」
いつもとは違う恥じらった顔で、小さな声で彼は言う。
アメリカ「これ、着て欲しいんだが…////」
日帝「………、それくらい良いぞ。」
日帝は着てくるから覗かないでよ、と言って隣の部屋へ移動した。
それから少し、隣の部屋から日帝が出てくる。
日帝「ど、どうだ…?」
袖は長く、腰回りが違うせいでどんどんズレてくる。
袖を上に引き上げつつ引っ掴んでいる状態だ。
アメリカ「かわいぃ〜〜〜!大好き!!!」
瞬速で近づいたアメリカが、日帝をしっかりと抱き締める。
日帝「ちょ…ちょっと、駄目!あたってるし!」
顔に掌を押し当て、ぐいっと引き剥がす。
ぐぇ、と呻き声を上げつつアメリカが離れた。
アメリカ「日帝ちゃんひどーい…」
日帝「そう思うなら袖くらい合わせろ!」
アメリカ「ごめーん…あ、ごめんついでに写真撮って良い?」
日帝「…ネットに上げたりしないなら」
アメリカ「勿論。日帝ちゃんのこういう姿見て良いのは、オレだけだから。」
ぼっ、と日帝の顔が赤く染まる。
アメリカはそれを写真におさめたのだった。
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