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こんにちは!主です!ちょっと勉強サボって一話完結の話作ります!

先に言っとくね。

…ほんっとうに時間がないからテキトーです…。誤字ってたらごめんね☆

じゃ、本編どぞー!

by主



















あの夏が飽和する おんおらver.





今は梅雨真っ只中の6月。

じめじめしていて汗が出てくる。

すると誰かが、俺の家のチャイムを鳴らした。

郵便なんて頼んでたっけ?

その音を鳴らした主は、俺の大親友。

額に浮かぶ汗を拭い、ドアノブを力いっぱい押し出す。

すると君は、こんなことを言ったんだ。

―昨日人を殺したんだ

正直ぞっとした。

⛄「ごめん、驚かせちゃったよね。」

…ねぇ、君は何を言ってるの?

酷く体を震わす君に問いかけた。

⛄「殺したのは隣の席のいつも虐めてくるアイツ。」

⛄「もう嫌になって肩を突き飛ばして」

⛄「打ち所が悪かったんだって。」

⛄「僕、もうここには居られないだろうし。どこか遠くで死んで来るよ。」

そんなんになるくらいなら、そんな君の顔を見てサヨナラを言うくらいなら。

🍌「俺も、連れてって。」

⛄「何言ってるの…?おんりーは何にも悪くない。おんりーには死んでほしくないよ?」

君は、今にも泣きそうな顔で必死に伝えようとしてくれている。

🍌「いいの。おらふくんのその顔を見送るぐらいだったら俺も一緒に行きたい(逝きたい)。」

⛄「…わかった。ありがとね、僕のために。じゃあ、準備しよっかっ…!10時にいつもの公園集合で!」

これは、君との最期の夏の物語。

何持っていこうかな。スマホに財布、ゲームと、ナイフは必要だよね。

食料は、まぁ何とかなるでしょ。

いらないものは全部、壊していこう。

あの写真もあの日記も。

今となっちゃもう、必要ないから。

リュックに持ち物を詰め、家を出る。

⛄「あ、おんりー!こっちこっち!」

🍌「お待たせ。」

⛄「大丈夫やで!じゃ、行きますか!」

🍌「どこ行く?」

⛄「うーん、特に決めてないからね…。」

🍌「とりあえず新幹線?」

⛄「そやな!東京駅行こ!」

なんだか、旅行みたいでわくわくしてきた。

すごいスピードで流れる、車窓から見える景色は思い出がフラッシュバックしているみたいで面白い。

おらふくんは隣で爆睡中w

悪戯してやりたいくらいに可愛い顔だ。

今日でこんなごく普通の日常が終わってしまうと考えると、なぜか胸が痛む。

君は、何も悪くないよ?悪いのは、おらふくんを虐めてた奴らだけなんだから。

🍌「おらふくん!着いたよ!w」

⛄「ん…。もう着いたの…?」

🍌「着いたってw」

⛄「僕そんなに寝てた?」

🍌「もうめっちゃ爆睡w」

⛄「マジかぁ…。」

🍌「wじゃ、行こうか。」

⛄「そうやね!」

⛄「…とはいってもここどこ?w」

🍌「そうなんよねぇ…。」

⛄「遠くに行くためだけに新幹線取ったから行先見てないしよくわからん…。」

「まあとりあえず安定のGo○gleマップ開きましょ?w」

🍌「そうだねw」

都会でもなく田舎でもなく、という感じだ。

🍌「あ、近くに猫カフェあるらしいよ?」

⛄「え、猫カフェ!?行きたい!!」

君の目は、宝石のように輝いていた。

…それを、これからも守っていけたら、そんな君とずっと一緒に居られたらなって。

どうしても、どうしても、思っちゃうんだ。

⛄「…おんりー?」

🍌「ん、あぁ、ごめん。ボーっとしてた。」

⛄「ははっ、可愛いなおんりーは。」

🍌「…//」

⛄「照れてるところもかわいー!」

🍌「やめてよ…。」

⛄「ごめんって…。ま、とりあえず猫カフェ行こ!」

🍌「うん…。」

そんなこと言われたら…。

🍌「着いた。ここだね。」

⛄「すごい可愛いお店やね!早速入っちゃお!」

カランコロン♪

店員さーん「あ、いらっしゃいませ!2名様ですね!どうぞ!(*^^*)」

めちゃくちゃすんなり入れてくれた。

🍌「わぁ…✨」

⛄「めっちゃ可愛い…!!」

店員さーん「そう言ってもらえてうれしいです!ご注文がお決まり次第お声がけくださいね!」

🍌「ありがとうございます!」

⛄「美味しそうなのがたくさん!!」

いや、語彙力皆無すぎない?笑

🍌「お金はまぁまぁ持ってきてるし食べたいもの頼んじゃお!」

⛄「そうやね!じゃあ僕このシフォンケーキセット!」

🍌「じゃあ俺はチョコレートケーキセットにしようかな?」

店員さーん「お決まりですか?」

🍌「はい!シフォンケーキセットとチョコレートケーキセットください!」

店員さーん「かしこまりました!猫ちゃんたちと遊んであげてくださいね(^▽^)」

⛄「ありがとうございます!」

🍌「みんな保護猫なんだって。」

⛄「へぇ…!ここに来れてよかったねぇ…」

そして食べ終わった☆

⛄「ごちそうさまでした!」

🍌「美味しかったです!」

店員さーん「それはよかったです!“また来てくださいね”!」

また来て、か…。もう俺たちに明日なんてないのに。

⛄「…ごめんね、僕自身のことなのに付き合わせちゃって。」

🍌「…!そんなことないよ!おらふくんと一緒に居るって決めたんだもん。…俺も、つらかったし。」

⛄「あはは、そっか。ありがとね。」

いつもそう。笑って終わらせてくれる。俺にはそんなことできないな。

結局俺たちは誰にも愛されたことなどなかったんだ。

そんな嫌な共通点でいとも簡単に信じあってきた。

🍌「あ、そうだ!ゲーセン行かない?」

⛄「お、いいね!行こ行こ!」

そして俺たちはゲーセンについた。

⛄「ねぇ、おんりー!」

🍌「どーした?」

⛄「これ一緒にやらない?」

🍌「お、エアホッケー?笑これやるの小学生以来だわ笑」

⛄「僕もwじゃ、はじめるよー!」


結果☆

13対4でみごとにおんりーチャンが勝ったのであった!w


⛄「ねーえー!なんでおんりーそんなに強いわけ…?」

🍌「なんでだろ?w」




俺たちは、馬鹿みたいにはしゃぎ合った。

⛄「僕ね、一回やってみたいことがあったんだ。」

🍌「ん、なぁに?」

⛄「線路の上歩いてみたい」

🍌「おぉ、すごいこと言うねw」

⛄「もう警察とかどうでもいいじゃん?」

🍌「確かに。やってみよっか!」

⛄「やったー!」

そして俺たちは何にも縛られず線路の上を二人、歩いている。思い出を語り合いながら。

⛄「ねぇ、おんりー?」

🍌「どうした?」

⛄「手、繋いでいい?」

🍌「ちょっと、何急に言い出すのよ…//」

⛄「いいじゃん別に!…ダメ?」

うぐっ…。上目遣いされたら断るわけにもいかなくなるじゃんか…。

🍌「わかった、わかったから…!!」

⛄「やった!」

ギュッ

君の手を握ったとき、微かな震えも既に無くなっていた。

はしゃぎながら二人で逃げて。

君とならどこまでも行ける気がしたんだ。

今更怖いことなんてない。

額の汗も落ちかけた眼鏡も後ろから追いかけてくる鬼たちの怒号も。

🍌「今となっちゃもう、どうでもいいさ。」

おらふくんside

いつか夢見た、優しくて誰もが愛せる物語(ストーリー)の主人公なら。

汚くなった僕たちも見捨てずに、ちゃんと救ってくれるのかな?

「そんな夢なら捨てたよ」「だって現実を見ろよ?」

シアワセの四文字なんてどこをどう探してもなかった。

今までの“人生(苦しみ)”で思い知ったじゃない。

⛄「自分は何も悪くねえと誰もがきっと思ってる」

おんりーside

さすがにもう警察たちも諦めたかな?笑

⛄「あぁー、楽しかった!我儘聞いてくれてありがとね!」

🍌「大丈夫。俺もちょっと、やってみたかったから…。」

スマホで時間を見ると、もう18時だった。

夏だから日が長いんだな。

⛄「ちょっとおなかすいたね…。」

🍌「せっかくだしなんか盗んでみる…?(・∀・)ニヤニヤ」

⛄「やってみよっか笑」

🍌「おらふくん何食べたい?」

⛄「チャーハンおにぎり!」

🍌「了解w」

即答だな…笑

物を盗むなんて初めてだからよくわからない。まぁ、見た感じ人いないし、バレないでしょ。

…意外と簡単に行けた。(よい子のみんなはマネしないでね☆)

🍌「おらふくんお待たせ!」

⛄「お、お帰り!いけた?」

🍌「もう余裕w」

⛄「ナイスゥ⤴」

🍌「どうする?どこで食べる?」

⛄「海浜公園とか?」

🍌「いいじゃん!」

それから俺たちは歩き出した。

⛄「着いた!すっかり暗くなっちゃったね。」

🍌「でも今日満月やん!めっちゃきれい!」

⛄「そうやね!!」

二人「いただきます!」

⛄「うーん、やっぱり上手いわ!最後の晩餐にぴったり!」

🍌「そうだねw」

あぁ、本当にもうすぐで終わっちゃうんだな…。

⛄「ねぇ、おんりー?」

🍌「ん?」

⛄「また、会えるかなぁ…?」

🍌「!」

きっと会えるよ。いや、絶対会える。

来世も一緒だよっ!

…そう、言いたいのに

上手く言葉が出てこない。


















しばらくの沈黙が続く。




⛄「なんか、嬉しいはずなのにさ。」

⛄「ちょっと、怖い」

⛄「…馬鹿みたいだなぁ…。」























さらに沈黙が続く。



⛄「おんりー、伝えたいことがあるんだ。」

🍌「何?」

⛄「僕、おんりーに初めて会った時からおんりーのことが…」

⛄「好きでしたっ…!」

夏の風に吹かれながら、君はそう言った。

🍌「え…」

⛄「あはは、おかしいよね。ごめん、気にしないでw」

そう言って君はどこか寂しそうな目で海を眺めていた。

🍌「あ、あのっ!」

⛄「?」

🍌「俺もっ、おらふくんのこと、す、好きだからっ!自分を、卑下しないでっ!」

⛄「…え?」

伝えるタイミングは今しかないと思った。

⛄「あり、がと…//」

🍌「来世でも、一緒だよっ!」

⛄「…そうだねっ!!」

二人で、涙が枯れるまで泣いた。

⛄「そろそろ、お別れの時間だね…。」

🍌「なんでそんなに寂しい顔すんの!俺たちずっと一緒だから!」

⛄「ありがとね。」

二人でナイフを取り出す。

本当に、死ぬんだなぁ。

でも、こんなこと言ってられない。

来世では、二人で報われるといいな。



おらふくん「…じゃあね」

おんりー「うん、またね。」

最期に見た満月は、今までで一番美しく輝いていた。

まるで、君の瞳のように。
























































…速報です。21時18分、男性二名が出血多量で死亡が確認されました。自殺が図られた模様です。新しい情報が入り次第お伝えします。

君は、転生を信じる?

俺はあると思う。というか、あると信じたい。

もし、それができるなら。

次も、君と一緒に…





















































…眠い目を擦り、ベッドから起き上がる。

何かを忘れている気がしたが…、まぁ、いいか。

とりあえず学校に行こう。

…今日から高校2年生だ。

…to be continued







いやー、ほんとにごめんなさい…!なんか楽しくなって続き書きたくなっちゃいました…。たぶん続編出すと思う!

じゃあ、おつ主~!

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