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「……………あ〜……!!!あふぇさん!!」
私ーべるは、あふぇさんに向かって叫んだ。
「瑠璃ちゃんと今日、戦うんだってー!!!」
私は声がはち切れそうなぐらい叫んだ。
「…………そう、だね…」
あふぇさんは、私と正反対ですごく緊張してるようだった。
「………べるさんは何でそんなに楽しそうでいられるの?」
「えっ?だって……私達が負けるわけないもーん」
「………そんな油断が命取り」
と、…あふぇさんは、私の頭を殴ったのだった。
「いたーい……!!コノヤロー!!」
私も殴ろうとしたが……
背があふぇさんと違いすぎて殴れなくて……
バシッ
2回目の拳を頂きました。
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「お兄ちゃん、べるさん……」
瑠璃ちゃんは心配の顔と、呆れているような顔半分半分で私達を見た。
「何で戦う前からボロボロなんですか……?」
「えっと……」
「その……」
「「すいませんでした…」」
私達2人は、目をさ迷わせ……何でこうなったか話した…。
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「……………では…貴方達は、頭で殴り合いしてたんですね…?」
「いえ…。お腹も殴ってたし…」
「蹴り合いもしてました…」
「…………やっぱり相方(パートナー)に向いてないんじゃないですか……?」
瑠璃ちゃんは完全に呆れていた。
「で、でも…!瑠璃ちゃん、私たちね、ちゃんとお祓いしたんだよ!」
「………そう…ですね。すごく助かりました。……その時も最初はチームワークは最悪でしたけど……途中から、連係が上手く取れていました、、べるさんが」
「「えっ」」
私たちは2つの意味で固まった。
1つ目は、瑠璃ちゃんがこの件のことを知っていること。
2つ目は……あふぇさん゛は ゛連携が取れていなかったと言っていること…。
「る、瑠璃ちゃん…!連携が取れてるってことは…2人とも良い動きだったって事だよね!?」
「……はい…。そうですけど……お兄ちゃんには、べるさんと連携を取るための頭が足りなかった。最初、べるさんにお祓いするのを任せていたよね?」
瑠璃ちゃんは、あふぇさんに目を向けた。
「………そう、だね…。それは確かに今思えば、だめな考えだと思う」
あふぇさんは誤魔化さずにはっきりと言った。
「……今のお兄ちゃんじゃ、だめだと思う」
瑠璃ちゃんは言った。
……えっ…これは……戦ってもないのに……
相方失格って言われるやつですか……?
「「……っ……」」」
あふぇさんと私は2人とも顔を引きつらせた。
そして、…瑠璃ちゃんはゆっくりと口を開いた。
……っ………こんなに退治頑張ったのに……!あふぇさんと2人で、ここまで来たのに!……ここまで来たって言う割には戦ってはないけどさ!!
このまま、瑠璃ちゃんと相方になれ、て言われても…私、納得できないよ!?
「……お兄ちゃんのことは、私が鍛えます」
「ま、待って!! って……」
「「なんて言った…?」」
私とあふぇさんは口をぽかんと開けた。
「……今回ので私は分かりました。二人は、二人がパートナーだからこそ良いのだと。だから…私がお兄ちゃんを鍛える、、と言ったんです」
えっ……
「って、事は……戦わずに…」
「「私達(僕たち)が相方(パートナー)のままで入れるってことですか!?」」
「はい…そうです」
瑠璃ちゃんは少し笑った。
「「…!!!」」」
私たちは、顔を見合わせて
「「やったぁぁ!!!」」
と、…笑った。
「と言うことでさ、あふぇさん、瑠璃ちゃん…!お祝いを込めて…!焼肉パーティーしよう!」
と、…私はニヤッとした。
「「…………焼肉、、パーティー…?」」
二人はぽかんとしていた。
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「平和って良いよね〜!!!」
瑠璃ちゃんは、両手を広げながらくるくると回っている。
「瑠璃〜、お兄ちゃんと手を握って歩かなくて大丈夫?」
「流石にね〜。そんなに心配しなくて大丈夫〜」
「あふぇさんは相変わらずシスコンだなぁw」
私は、笑った。
「あの!!早く行きましょう!!焼肉、めっっっっっっっちゃ食べたいですっっ!!
瑠璃ちゃんは溜めて溜めて言った。
「うん!早く行こ〜う!!」
「瑠璃〜僕を置いていかないで~!!」
あふぇさん……シスコンで草
「行きましょーう!!」
瑠璃ちゃんが走った途端…
ダッ
瑠璃ちゃんと誰かがぶつかった。
「瑠璃ちゃん!?」
私は急いで瑠璃ちゃんの手を掴む!
あふぇさんも反射的に瑠璃ちゃんを抱き寄せる。
「大丈夫!?」
「瑠璃!!」
「だ、大丈夫です……」
はぁ…よ、良かった…。瑠璃ちゃんは問題なさそう…。
ぶ、ぶつかったひとは!?
私は、周りを見た。
「……な、ななっし〜!?」
その、私の親友が、さも君に支えられていた。
「大丈夫!?」
私は、ななっし〜の方を見て叫ぶ。
ななっし〜は、ケガをしていないように見える。
「はぁ……良かったぁ…」
私は、疲れてあふぇさんのほうに倒れ込んだ。
そしたら、
「べるさん……っ…」
と、…妙にぎこちない動きで立たされた。
「え〜?あふぇさ〜ん…!私疲れたよ〜」
「疲れたって……何もしてないでしょーが」
あふぇさんは呆れてるように言った。
「ムー」
私はほおを膨らませる。
と、…瑠璃ちゃんが言った。
「えっえっと…スイマセン…ワタシナンカガ……メイワクデシタヨネ…ゴメンナサイ ゴニョゴニョ」
…………これは……多分、食事に誘ったんだなぁ…?
「瑠璃ちゃん!オッケーだって!私、ななっし〜と親友だし、摩理之介君のクラスメイトだから分かっちゃうんだよね〜。ねっ、瑠璃ちゃん!!」
私は、瑠璃ちゃんに笑いかけた。
そしたら、
「そうですよね!!私に誘われて嫌なわけないでもんね~!!」
瑠璃ちゃんは元気をだし……
「出発進行〜!!」
と、…叫んだのだった。