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『 花締病 』
・桃赤
・桃青含
・桃さん微屑系
・奇病ストーリー
・視点チェンジ 多々あり
・通報禁止❌
。.ꕤ………………………………………..ꕤ.。
桃side
好きだった。
桃 「 り~うら!! 」
赤 「 んふっww 」
可愛くて、大好きで。
強くて、儚くて、優しくて。
けど、そんな彼より、もっと好きな人に出会ってしまったから。
青 「 ないこ、付き合ってください。 」
桃 「 ……俺で良ければ、お願いします.ᐟ.ᐟ.ᐟ.ᐟ.ᐟ.ᐟ
最低なのは分かってる。
まろにも、俺に彼女がいるなんて伝えていない。
そしてりうらも、俺が浮気していることを知らない。
俺は屑だ。
分かっている。
どうしてりうらに「 別れよう 」の一言が言えないんだろう。
何度も何度も、シュミレーションした。
けど言えなくて。
桃 「 あの、ね、りうら…… 」
赤 「 なぁに?? 」
桃 「 …………… 」
赤 「 …悩み事、?? 」
桃 「 ち、がう…… 」
赤 「 そっか…、 」
桃 「 っ…、また今度でもいい?? 」
赤 「 うん、w 」
赤 「 無理しないで、! 」
桃 「 ありがと……、 」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
赤side
苦しい。
辛い。
悲しい。
ないくんが大好きで、
愛してて。
如何してこんなに一方的なんだろう。
___分かってるよ。
ないくんにりうら以外の好きな人がいることなんて。
俺の彼氏は最低だ。
なのに「 別れよう 」たったの5文字が言えなくて。
前みたいに、「 大好き 」 って、「 愛してる 」 って、言って欲しい。
前みたいに、手を繋ぎたい。
前みたいに、抱きしめてほしい___。
今の俺には、こんな事さえも叶わない。
ねぇないくん、
俺だけを見ててよ………。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
赤side
赤 「 ッッ………!! 」
朝、感じたことのない激痛に襲われ目が覚めた。
息を吸うのも痛い。
怖い。
大学を欠席し、病院へと足を進めた。
〉今日はどうなされました?
赤 「 え、と… 」
赤 「 朝、起きたら胸がすごく痛くて…… 」
赤 「 息を吸うのも、辛い、です…… 」
〉…心拍数を図らせて下さい。
赤 「 はい……、 」
少し震える手で、服を捲った。
赤 「 え、……? 」
〉……、
服を捲った先、左胸には薔薇の形をした痣があった。
赤 「 何、これ……… 」
〉りうらさん。
赤 「 は、い…… 」
〉花締病です。
赤 「 かしょう、びょう……? 」
聞いたこともない、訳の分からない病名に、情けないほどに声が震えてしまった。
赤 「 なんですか、それ…… 」
〉今、薔薇に似た形の痣ができていますよね。
〉その痣が、ツルのような形の痣に変化し、広がっていきます。
〉………進行すると、
〉3ヶ月後には、窒息して命を落とします。
赤 「 …………!!!! 」
死にたくない。
それしか考えられなかった。
〉治療法はあります。
赤 「 ……ポロポロッ 」
安堵からなのかなんなのか、涙が止まらなかった。
〉馬鹿だと思うかもしれませんが、
好きな人から抱きしめてもらってください。
赤 「 …………、 」
赤 「 っ…… 」
今の俺にとって、その言葉は苦痛でしかなかった。
赤 「 分かり、ました… 」
赤 「 ありがとうございました……。 」
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赤side
家に帰って、ないくんに連絡しようとスマホを手にした。
けど……、
「 抱きしめて。 」
そんなこと言える勇気はなくて。
スマホを手放した。
彼のことを考えれば考えるほど胸の痛みは酷くなる。
赤 「 い゙っっ゙……… 」
早く、前みたいに抱きしめてよ………。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
桃side
雨の降る、少し冷えたお昼。
暇だったから、なんとなくリビングで考え事をした。
りうらと別れるべきだ。
今自分が愛しているのはまろ。
けじめをつけなきゃいけない。
「 会って話したい。 」
りうらへメールを送った。
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赤side
赤 「 ヒュッ……ハッッ゙……… 」
胸の痛みは酷くなるばかりで、息をするのがやっとだった。
苦しくて、ないくんの事を考えれば考えるほど痣は酷くなる。
〉ピロンッ
偶然なのか否か、推し量ったかのようにないくんから連絡がきた。
「 会って話したい。 」
いつかはこういう日が来るって分かってた。
「 分かった。 」
そう返事をして家を出た。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
桃side
りうらと2人で良く通っていたカフェで待ち合わせをして、話をすることになった。
華やかなBGMに耳を傾けていると、
見慣れた顔の彼が俺の目の前の席に座った。
桃 「 来てくれてありがと…… 」
赤 「 うん……、 」
赤 「 話って……? 」
桃 「 あの、ね… 」
桃 「 別れよう。 」
赤 「 …………うん、分かった。 」
赤 「 理由、聞いてもいい…? 」
桃 「 …………、 」
桃 「 りうらより、大切だって思う人が、できた… 」
赤 「 …そっかぁ、笑 」
赤 「 幸せに、なってね!! 」
桃 「 ごめん、…… 」
赤 「 怒ってないよw 」
赤 「 けどさ…… 」
赤 「 最後に、抱きしめてほしい、っ………ポロポロッ 」
桃 「 うん……ッ 」
ごめんなさい……
苦しめて、悲しませて、ごめんなさい………。
今までの感謝と、精一杯の謝罪の気持ちを込めて、強く抱き締めた。
赤 「 ………ポロポロポロポロッ 」
赤 「 ありがと…っ!!!ポロポロッ 」
悲しくなるくらいの、優しい笑顔で、りうらは去っていった。
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赤side
ないくんと別れて、数日経った今日。
胸の痣も痛みも無くなり、なんとか平和に暮らしていた。
心の傷は癒えていないかもしれない。
でも、新しい世界が待っている。
だから今日も、前を向いて歩きます______。
コメント
7件
コメント遅れちゃった!最高だったよぉ!✨️赤くんが「最後に、抱きしめてほしい」って言って泣いたときにこの日が来ると分かってたけど来て欲しくなかった、て思いが伝わってきた...。桃くんも赤くんもいつかは『別れよう』って言おうとしたけど心のどこかではこの関係を終わらせたくないって思っていたのかも....。※入り切らないので返信に続きます↓