テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
瑠奈(るな)
3,552
最終話☆ 第37話「記憶の行き先」
地下施設。
赤い警報灯が回り続けている。
サイレンが響く。
パソコンの画面には
UPLOAD COMPLETE
(アップロード完了)
の文字。
研究者は動かない。
信じられないという顔だった。
研究者「何をしたか分かっているのか!!」
駆人「分かってる」
駆人は静かに答えた。
駆人「兄ちゃんがやろうとしたことだ」
研究者の顔が歪む。
研究者「愚かな」
研究者「この研究は世界を変える!」
莉々「変えるんじゃない」
莉々は研究者を見る。
莉々「支配だ」
研究者は何も言い返さない。
No.05がパソコンを見ながら言う。
No.05「もう止められません」
No.05「世界中のサーバーに送られてしまった」
男(駆人の知り合い)が小さく言う
男「……じゃあ」
男「全部バレるのか」
莉々「そうなりますね、」
研究者は机を叩いた。
研究者「分かっていない!」
研究者「この技術は必要なんだ!絶対に!」
駆人がゆっくり近づく。
駆人「兄ちゃんは」
駆人「それを止めたかった」
研究者「理想論だ!」
駆人「違う」
駆人の声は静かだった。
駆人「人間は」
少し間。
駆人「記憶があるから人間なんだ」
研究者の目が揺れる。
駆人「悲しい記憶も」
「辛い記憶も」
「全部だ」
研究者は何も言えない。
遠くでサイレンの音が聞こえる。
今度は警察の音だ。
莉々が窓を見る。
莉々「もうすぐ来る」
No.05が言う。
No.05「警察も」
No.05「研究の関係者も」
男が聞く。
男「どうなるんだ」
莉々「分からない」
駆人は研究者を見る。
研究者は椅子に座り込んでいた。
研究者「……終わりだ」
小さく呟く。
駆人は静かに言った。
駆人「兄ちゃんは」
駆人「正しかった」
No5「あんた達は顔バレてないの?」
駆人「大丈夫」
莉々「私も同じく。」
研究者は顔を上げない
数分後
地下施設の入口から足音が響く
人が来た
警察。
研究者は抵抗しなかった。
ただ黙って連れて行かれた。
外。
夜明け前。
空が少し明るくなっている。
四人は倉庫の外に出た。
冷たい風。
しばらく誰も話さない。
男が言う。
男「……終わったのか」
莉々「まだ分からない」
No.05が空を見る。
No.05「でも」
No.05「少なくとも」
No.05「隠せなくなったね」
駆人は空を見上げた。
兄のことを思い出す。
優しい笑顔。
声。
駆人が小さく言う。
駆人「兄ちゃん」
少し間。
駆人「終わったよ」
風が吹いた。
朝日が少しずつ街を照らす。
莉々が駆人の横に立つ。
莉々「これからどうする?」
駆人は少し考える。
そして言った。
駆人「生きる」
莉々「普通に?」
駆人「多分」
小さく笑う。
No.05が言う。
No.05「普通は難しいよ」
男が笑う。
男「それでもいいじゃない?」
四人は朝の街を歩き始めた。
過去は消えない
記憶も消えない
全てが消えない
でも――
前に進むことはできる。
そして新しい道を歩める
終わり方クソすぎた
けどまっいか
そして見てくれてありがとうございます!
そして最終回やったので、番外編は、気が向いたら書くかもです
こんな話やってほしい とかあったら💬で是非?
コメント
4件

今回最終回なので1234いいね押させてもらいました〜v( ^ω^ )v番外編見てみたいです!梵天のみんなとかとネタに突っ走るのみてみたいな笑楽しみにしてまーす!

最終回も面白かったです〜ハッピーエンドで終わってほっこりしました♪