コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「案内するよ。俺の店は少し歩くけど、近くと言えば近くなんだ」
「なんなら、スタバでフラペチーノとかおごってあげてもいい」
「あ、そうそう、施術代とか一切かからんから安心してくれよ」
「そ、そうなんですね」
「ああ」
「俺はカリスマ美容師兼、強強YOUTUBERとして生きてる」
「はぁ。。。そうなんですね」
「俺の手にかかれば、どんな陰キャもTHE陽キャに様変わりさ」
胡散臭い手越くんだったが、俺は彼についていくことにした。
今まで記載はなかったが、俺の家はそんなに金持ちじゃない。
てか、母子家庭の貧乏人だ。お母さんは、昼間はレジ打ちのパートに
夜は夜で居酒屋のホールでアルバイトし、まかない飯を俺に届けてくれていた。
父親はいたのだが、男運の悪い母親は、気が付けば、生活費を入れない旦那に
嫌気がさしたようで離婚届をつきつけていた。