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愛 の カ タ チ

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愛 の カ タ チ

2 - 幸せ

♥

517

2025年06月02日

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前回の続きになります



その夜、fjswは一人、キッチンに立っていた。

焦げないように目を離さずに焼いた卵、丁寧に味を整えた味噌汁。

二人が好きな献立を、思い出しながら黙々と用意する。

これさえちゃんとできていれば──今日は、叩かれないかもしれない。


カチャ、と皿が小さく揺れた音に、びくっと肩が震えた。

すぐには誰も来ない。ただの錯覚。

けれどこの家では、“音”よりも“無音”の方が怖い。


ふと、背後に気配が走った。


「……やけに張り切ってるじゃん。どうしたの、急に」


ohmrだった。いつの間にかすぐ後ろに立っていて、ふわっと笑いながら首筋を指で撫でる。


「べつに……いつも通り……」


「“いつも”って、どれのこと? 優しくされてた頃?

それとも……叱られてる今?」


耳元で囁かれた言葉に、fjswは返せなかった。


「どっちが“本当の愛”だと思ってる?」


笑ってるのに、声が冷たい。


その時、wkiがリビングから声をかけた。


「おい、飯遅い。俺らの時間、無駄にすんな」


返事をしようとしたけど、喉が詰まる。

でも返事が遅れると──


「ryoちゃん」


目の前のohmrが、そっと顎を持ち上げた。

その手は、以前と同じように優しい。けれどその目が、全然違う。


「そうやって、返事もできないのがダメなんだよ。

ほら、もう一度。愛されたいなら、ちゃんと演じないと」


━━━━━



食卓につくと、二人は黙って食事をはじめた。

味の感想はない。

でも完食した。それだけで、fjswはほんの少し安心した。


だがその安堵は、一瞬で裏切られる。


wkiがふと、何気ない声で言った。


「そういやさ、さっきゴミ箱にレシート入ってたな。

コンビニの。……外、出た?」


……まただ。

何を見てるんだろう、この人たちは。

どうしてここまで細かく監視されてるんだろう。


「いや……昨日のだと思う。ちゃんと外は出てな──」


「嘘つくなよ」


それだけで、空気が変わった。


ohmrが箸を置く音、wkiの足が床を蹴る音。


fjswはすぐに立ち上がれなかった。頭が真っ白だった。


──ああ、間違えた


「ダメだよ、ryoちゃん」


背後から腕を掴まれ、引きずられるように部屋の隅に押しやられる。


「嘘は、もっと“ちゃんと”叱らないと直らないよね、wki?」


「当然だろ。俺らの言葉、聞いてたフリするなってずっと言ってんだよ」


──次の瞬間。

再び、頬に強い痛み。

そのあと、背中に押し付けられるように倒れ込む。


頭の中で、ざあっと音が鳴った。

昔の記憶。優しく微笑んでくれた二人の顔が、滲んで消えていく。


「……ごめ、なさい……ごめんなさい……僕……」


それでもfjswは、繰り返す。


だって、どんなに痛くても──

彼らが自分を「見ている」という事実が、

まだ“愛されてる”って錯覚させてくれるから。




その夜、wkiはfjswの指先を掴みながら言った。


「お前が大人しく、従ってればいいんだよ。それだけ」


ohmrも笑いながら頷いた。


「それだけで、ずっとここにいていいんだから。幸せでしょ?」


──幸せ

そう言われたら、頷くしかない。

たとえ身体中に傷があっても、心が凍っても。


なぜなら、ここにはまだ“最初の優しさ”の亡霊が、

fjswの記憶の中に棲んでいたから。





ちょっと頑張っちゃいました。

元々作文を書く事とかが苦手なのでチャットGPT先生に直してもらったりとかもしてます。また気分になったら続き書くかもです。

ふふ

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コメント

1

ユーザー

この作品愛してる🥹‪ もぅryoちゃんが叱られてるだけで最高🥹‪

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