jkside
誰か入ってきちゃった、、、
涙が止められなくて、余裕のない僕は
顔を上げることすら出来ない
でも泣きながら、ジミニヒョンが来てくれればいいのにって思っていた
最近辛い中で、大丈夫?って聞いてくれたのがあのヒョンだけだったから。
いつでも優しく包み込んでくれるのはヒョンだったから。
人の気配が、僕の右側に静かに座って、
肩に手を回してきた
🐰「ハッ、、、、」
🐰「ジミニ、ヒョン、、?」
何度も抱きしめられてきたから、手が触れただけで、
その落ち着く香りだけで、
ヒョンだってわかった
🐣「夜ってなんかさみしいよな」
僕の肩を優しく擦りながらヒョンが言う
🐣「ね、、僕の大事なグガ、、
なんか話したいことある?
ヒョンに話してみない?」
ジミニヒョンはいつも僕と対等に話してくれるけど、
🐣「泣いてもいいし、怒ったっていいよ。
全部ヒョンが受け止めてあげるから。
言ってみ?」
ヒョンでいて欲しい時に、自分のことヒョンって呼んで全力で頼らせてくれる
🐰「怖い、、、」
🐣「ん?」
🐰「怖いの、、僕これからどうしていいのか分からない」
🐰「なにやっても足りない。どんな僕になればいい?このまま進んで何があるの?」
自分でもわかる、涙の色を含んだ声でヒョンに問いかける
しばらく黙ったヒョンが言った
🐣「グガ、、ちょっと顔上げて、」
いやいやと首を振るとヒョンが笑いながら
僕の頭を撫でた
🐣「泣き顔見ないから、な?」
その声があまりにも優しいから、ぐちゃぐちゃの顔を素直にあげてしまう僕
🐣「ん、いい子、、」
ヒョンは本当にこの情けない顔を見ないで、俯いていてくれた
そして、肩を抱いていない右手で、
僕の左胸の上、ちょうど心臓があるところに
そっと手を当てた
🐰「ふ、、ぁ、、、、、」
僕、ここが苦しかったんだ、、、
ぽろり、、ぽろり、、と涙がまた溢れ出した
🐣「ここが苦しいんだろ?痛いんだろ?」
静かなヒョンの声に、うん、、うん、、と必死で頷く
胸に当ててくれている手からじんわりと温もりが伝わって、つっかえていた痛みが溶かされ、流れていく感じがした
🐣「グガはすぐに無理するからなあ」
呆れた、という風にヒョンが
少し笑いながら言う
🐣「どうなればいい?って聞いてきたけどさ、
グクは今のままで十分素敵だよ」
🐣「デビューしてから今まで、
グガのことがずーっと大好きなヒョンがここにいるんだから」
🐣「なんにも怖がることなんかない。ヒョンが守ってあげるから。ヒョンがいつでも、お前のこと大好きだよって言ってやる」
🐣「泣いていいんだよ、
もっと甘えていいんだよ。」
🐰「ぐすっ、、うわあああああああああん」
大泣きし出した僕の頭をぎゅっと抱いてくれる
なんでこの人は、僕の痛いとこ全部分かってくれるのかな
ヒョンが言ってくれる、今のお前が素敵だって言葉がたまらなく好きだ
その夜、僕が泣き疲れて寝ると言うまで、
ずっと、ずっと頭を撫でていてくれた
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈fin
読んでくださってありがとうございました☽
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