レッド
「ピジョンっ、【風おこし】!!」
少年
「うわあぁっ!やられたぁ。
…負けたけど、君も気分転換で短パン履いて見なよ!この履き心地がたまらんのだよ!」
レッド「お、おう…。ま、気が向いたらな。
(今年は短パンが流行なのかっ!?)」
短パン小僧を倒してサクサク歩くレッド。
ふと、ニビジムでの戦いを思い出す
レッド
「(それにしても、あの戦いはやっぱりすごかったなぁ。
はぁ、最近は正直、退屈な戦いばかりだし、もっと俺を熱くさせてくれるトレーナーは現れんもんかなぁ。)」
そんなことを考え、物思いに耽っているとどこからか助けを求める声が聞こえる
レッド
「っ!?今のは?」
声のする方へ行ってみると、そこにはミニスカートの女の子と彼女のポケモン、プリンがオニスズメに襲われていた
レッド
「いけっ、ヒトカゲ!【火のこ】っ!」
ヒトカゲの攻撃にオニスズメは逃げていった
レッド
「大丈夫だった!?」
???
「う、うんっ。助けてくれて、ありがとう!私は花坂 歌美(うたみ)。君は?」
レッド
「俺はレッド!それより、歌美は何でオニスズメに襲われてたんだ?」
歌美
「実は…私のお姉ちゃん、化石を発掘するのが趣味で、私もどうしても行きたいって無理いってついてきたんだけど、野生の可愛いポッポに見とれてたら、はぐれちゃって…。
そしたら知らず知らずの内に、オニスズメの縄張りに入っちゃって。」
レッド
「なるほど、ドジだなぁ~。」
歌美
「ドジって…!助けたからって偉そうなこと言わないでよねっ!」
レッド
「で?お姉さんは?」
歌美
「多分、この先のお月見山って洞窟の中。」
レッド
「しょうがないなぁ、一緒についてってやるよ!
歌美見てると、ちょっと前の俺に似てて心配だからよっ!
それに、俺はお月見山を越えて次のハナダシティに行きたいからさっ!」
歌美
「あ、ありがとう…。っっ!だからってジロジロ見たりしないでよねっ!?」
レッド
「はぁ?別に見ないし、興味ねぇよっ!!」
歌美
「な、何ですってぇ!?」
レッド
「いやっ、だって俺あんま女の子に興味ないしー。ポケモンの方が何倍も興味あるぜ!!」
歌美
「レッドは、ポケモン好きなの?」
レッド
「あったりまえじゃん!!さっ、こんな所でつっ立ってないで早くお月見山行こうぜ!どんなポケモンがいるのかなぁ…。」
レッドは駆け足で入り口に向かう
歌美
「ちょっ、ちょっと待ってよ~!」
こうしてレッドは迷子の少女、歌美と共に、はぐれた彼女の姉を探しに、カントー地方にそびえ立つお月見山へと足を踏み入れる。
果たして、2人は無事に姉を見つけることができるのだろうか
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