※ 少し 書き方 変えて ます 。
〈赧side〉
百 : 「ねぇ、このまま隠し続けてて、
ほんとにいいのかな 。」
_お昼ご飯が終わり、彼女組で行動す
る事になり、彼氏組が去った後、静か
に呟くように、語りかけるように百が
いった。
翠 : 「…わかんない、かな。」
いつもはハッキリ、キッパリ答える
翠が、珍しくあやふやな返事をしてい
る。こう言う時は大体、迷ってる時か
病んでる時だ。(今回は前者)
赧 : 「俺は…どっちでも。」
本心、だった。言ったところで、
あの三人は引かない。けど、言う事に
対する不安や懸念も分かっていた。
百 : 「…言わなきゃだよね。いつか」
翠 : 「…そう、なるかな。多分」
赧 : 「…まぁ、そん時はそん時だろ」
百 : 「それもそっか。」
翠 : 「どっか、行く?」
赧 : 「お前らに合わせるよ」
百 : 「俺はどっちでも。」
翠 : 「俺も別に…」
赧 : 「じゃあ、緩やかな奴乗ろうぜ」
百 : 「ん。」
この三人でいると、いつもそうだ。
何もかもが静かに、淡々と流れて
いく。会話も、時間も、何もかも。
翠 : 「…ふぅ、、」
赧 : 「疲れたか?」
百 : 「休みたかったら大丈夫だよ?」
翠 : 「嫌々!全然大丈夫!」
赧 : 「そうか…ならいいけど。」
…よそよそしいな。やっぱり。
誰かが生理の時は皆そうなる。全体的
によそよそしい上に気を遣いすぎる。
知っていたことではあるけど。
ここに、彼氏組がいてくれたら、多分
もっとラフな空気になる。きっと俺達
の空気を重くさせるのは、バレないよ
うに看病しなきゃ、なんて言う気持ち
の性なんだろう。
翠 : 「俺さ…」
百 : 「うん?」
翠 : 「彼氏組に、言った方がいい
気がする。」
ハッキリ言って、意外だった。最初
付き合い始めて、シェアハウスが
始まった時に、言うか言わないかで
真っ先に言わないを選んだのは翠だっ
たから。
百 : 「別に、いいけど、言って信じて
貰えるかは別じゃない?」
翠 : 「でも、黙ってても気付かれる
のは時間の問題だよ?」
赧 : 「まぁ、わからんくはないが」
翠 : 「俺だって最初は、言わないで
済むなら、って思ってたけど、
多分その内限界が来る。」
ゞ : 「今だって、『仕事』って事に
して誤魔化してるけど、それも
その内出来なくなる。」
百 : 「だったらバラした方が…って
事ね。」
赧 : 「…一理あるな。」
百 : 「…俺は、賛成で。」
ゞ : 「正直、言うのは怖いけど。でも
黙っとくにも限界はくる。
俺達だけで対処しきれない事
だって起きるかもしれない。
けど、それをサポートしてくれ
る人が増えるなら、もっと皆で
やれる事は増えると思う。」
赧 : 「んじゃ、俺も賛成。」
翠 : 「…OK。じゃあ、一個提案が
あるんだけど…」
翠の提案とは…?
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コメント
2件
言うんすかついに…!! どんな提案なんでしょうかぁ!!