w,r,w,r,d 短編集(リクエストOK)
「…いや、なんでだよ。おかしいだろ‥」
「えぇー?いいじゃん、けち」
カフェの真っ黒い椅子に腰掛け、コーヒーを啜る金髪の男と、眼鏡をかけ片目を髪で隠した男が二人話していた。
彼らは異様な雰囲気を発しており、周りはそれに飲み込まれ静かになっている。
「ケチはお前じゃ。なんでお前に連れられただけなのに奢らなあかんねん」
「まぁまぁ!いいじゃん、ね?」
全く良くないが、と一刀両断した金髪の男、グルッペンは向かいの男に呆れを呟く。
それを全く気にする様子もなく、どこか憎めない笑顔で返す眼鏡の男、鬱。
「んで、本題なんだけど~…」
周りの人間は雰囲気に飲まれ発言できずいたが、不思議と悪い気はしていないようだ。
しばらくして、彼らが立ち上がり会計へ向かう。奢られるどころか、鬱が奢っているようだ。
笑いながら二人は店をあとにした。
「やっぱここ駄目だな」
「ね、可笑しいよ」
二人の呟きは互いにしか聞こえておらず、その二人の目は窓から見える店内を移していた。
店内にいる__黄緑色の妖怪を。
解説もどき
grとutが曰く付き、妖怪がいると一部から言われているカフェに来て(utに半強制的に連れられて)、妖怪をその目で確かめた。
黄緑色の妖怪‥zmさんはカフェに居座る、見た人間を不幸に貶める妖怪。
多分wrwrdは大体妖怪退治系の仕事してる人達(zmさん等は除く)。
自分でもなにが書きたかったかよく分からない。
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