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-何度やり直してでも、君を取り戻したい。そう思えるようになったのは、君が教えてくれた沢山の事のお陰なんだ。-
ああ、僕は何をしてしまったのだろう。
あの日のことを後悔して眠れない夜を過ごす。
学校に行っても同じクラスだから自然と顔は見ることになる。
席が近いから見えてしまう肩に流れた黒い髪や、僕に何度も笑顔を見せてくれたその顔。
もう、忘れることは出来ないだろうな。
_「絶対、夏樹のこと、忘れないからね!」
そう言って輝いていた声も、全部。
「…いっそ、楓葉が僕のことを忘れてくれたらいいのに。」
そんなことを呟いて目を閉じているうちに、今日も日が昇り、朝がやってくる。
今日は月曜日だ。学校に、行かなければ。