この作品はいかがでしたか?
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ゆるく、あまく、とろける
僕の頭はふたりにしはいされてゆく。
ふたりのことしかかんがえられなくなって、
いっぱいきもちよくなって、
…
「藤士郎、Kiss」
「ん、ふ…ぅむ」
始まりはいつもベッドから。ベッドの上に座るようにCommandで命令されてその後にKissを出される。今日は景君からだったらしい。景君の最初のキスはまだ荒々しくなくて優しいから、僕はこのキスがすごく好き。
お互いを確かめ合うように、存在を確認し合うかの様に、優しく包まれるようなキス。
「ん…は、かわい…♡」
この綺麗で妖艶な男は今眼中に僕しかいないんだ、なんて思えば背徳感がじわじわと溜まっていく。僕だけを見て、僕だけを支配する。もっとこの人に支配されたい、もっと命令がほしい、褒めて欲しい、自分の本能がそう暗示する。
「藤士郎、Strip。」
「ん…、」
晴君に言われるがままに生まれたままの姿となる。ベッドの上で服を脱ぐのは難しくて、重い服を脱ぐのも焦れったくて、枚数が多くて。はやく、はやくなんて思っていれば二人に笑われる。パートナーとなってから知ったのだが、この笑いは馬鹿にしてるんじゃなくって可愛いを抑えきれなくって笑ってるらしい。
「ちゃんと脱げたね、GoodBoy藤士郎。」
「ぅん…♡」
頭を撫でられる。やった、褒められた、頭がぽわぽわしてきもちよくなる、うれしい、晴君僕のことちゃんと褒めてくれた、もっと褒めて、
「藤士郎もうSubSpace?最近入るの早いな。」
「ぁぅ…、♡」
「撫でただけでこれ…僕持つかなぁ…」
「俺が止めるから大丈夫だよ」
「それもそっか。」
二人の会話する声が心地よくて心が凪いでいく。二人の声が大好きだ。元々恋愛感情があったわけじゃないのに、いつの間にか二人のことが全部大好きになっていた。もっと触れられたい、褒められたい、僕のこと見て欲しい。なんて変な感情が湧いてきたけど、SubSpaceとSubの本能のせいってことにしておこう。
「んね、はるくんもちゅー、しよ」
「もちろん、じゃあ藤士郎、僕にKiss」
「ん、」
僕の髪を優しく触る晴君と口付ける。晴君のキスはすごく優しい時とすごく意地悪な時があるから今日はどっちなのかな、なんて思って自分から舌を絡めに行く。どうやら今日は意地悪だったようで。
「んっ、♡んふ、ぁぅ♡」
絡めに行った舌をぬるりと食べられて晴君の唾液が送り込まれる。上顎をざり、♡って舐められて体がぴくぴく震える、ちゅ、唇が軽く吸われるって音がして唇が離れると雄の顔をした晴君が、
「んふ、藤士郎、優しいちゅうよりこっちのちゅうのが好きでしょ。お顔とろとろだよ♡」
「んぅ、どっちもすき、♡」
「か〜わい♡」
いつの間にか二人に挟まれてる、いつもそうだ。僕の背に景君、正面に晴君が座ってる。今日はどうするのかな、どんなPlayをするのかな、期待で熱い息が零れて期待した瞳で二人を見詰める。
「んふ、藤士郎期待してる、何してほしい?」
「ぇ、んぅ、…」
もうプライドなんて無い、でも少し恥ずかしい。きもちいこといっぱいしてほしいし、いっぱいほめてほしいし…でもそれを言う勇気がないのだ。
「藤士郎、俺達に触ってほしいとこAttract♡」
「ぁ、♡」
僕が迷っているのを見兼ねた景君がCommandを出してくれる、そう、そのCommandがほしかった。足を開いて二人に魅せつける。
「ふたりで、僕のここ、いじめて、♡ふたりのおっきいのいれて、?♡いっぱい二人がほしい…♡♡」
「かわいー♡」
「指入れるね。」
「んゃぅ!♡」
晴君の骨ばって細い手が入ってくる、ぐちゅ♡なんて恥ずかしい音が鳴って足を閉じようとしたら晴君のもう片方の手で太腿を掴まれて、
「藤士郎、Stop、足閉じちゃだめだよ。全部僕らに魅せて?♡」
「んゃ、♡はずかしいし、ん、♡汚いから、ぁぅ♡♡」
「大丈夫だぞ、藤士郎に汚いとこなんて無いからな」
「んあ、♡♡♡ゃぅ、♡けぃく、けいく、♡♡♡」
「ちょっとぉ、今藤士郎をぐずぐずにしてるの甲斐田なんですけど〜」
「ぁ゛!♡♡ごめ、ごめんなさ、はるく、♡♡」
「怒ってないよ、大丈夫。」
指を入れているのは晴君だが、僕の近くにいるのは景君だ。どうしても近くにいる方に縋ってしまう。景君の服を掴んで耐えていたら太腿にチクリとした感覚が走った。
「藤士郎、一回イっておこっか。♡」
「え、ぁやちょまっあぅ゛♡♡♡ゃ、まっぇ゛、ひゃう♡ん、ゃ♡♡まっ、て、♡♡ィ、〜〜〜♡♡♡♡♡」
「ん、めっちゃ手にかかっちゃった、♡」
まってって言ってるのに手を止めてくれなくて、呆気なく絶頂まで持っていかれる。晴君の手が僕の出したので白くなってる、この綺麗な手を僕が汚したんだ…、なんて思えばまた背徳感がじわじわと姿を表す。でも流石に申し訳ない気持ちも合ってティッシュを探そうと体を起こして動かす。
「ぁ、まって藤士郎。」
「ん…?なに、?」
「Lick」
「んぇ、♡」
誰が自分が出したものを舐めたいと思うか、なんて頭で一応拒否はするが勿論体は従ってくれないわけで。
「ん、♡ちゅ、ぁむ、♡」
「んふふ、かわい〜…って…、ヤバ…」
「ん…、ん…?なに?」
「ぁーいや、藤士郎の腰お大事にって感じ…かな…。はは、」
「ん…???ん…????え…?」
「藤士郎」
晴君の突然の発言に驚いてたら後ろから景君に抱きつかれる、彼はいつの間にか服を脱いでいた様で、人のぬくもりを感じる。、けど…腰がお大事に、とは…?
「悪ぃ、後で叱ってくれ。」
「っっ〜〜〜〜〜〜〜!…ぇ゛……ぅ……♡♡♡」
「っはナカあっつ……♡」
急に景君のが入ってきて、入れられた拍子に前に倒れてバックの体制になる、この体制、だめなんだよ…♡
「ぉ゛〜〜〜〜〜〜っっ♡♡♡♡ゃ、ぐぃ、ぐりぐり、しなぃで、っ!♡♡」
「無理、余裕無いわ」
「んやぅ♡♡ぁ♡♡まって、♡♡♡ゃ、すぐイっちゃ、!♡♡♡♡…ぉ゛…♡♡♡ぉく、゛♡つかな、♡♡♡」
「っく♡、はは、な、ハル。これハルも入んじゃね?」
「ぇまじ?おしり裂けちゃわない?」
「んや、指3本入る。」
「ぁう♡」
「ほら入った。」
「ほんとじゃん、いつからガバガバおまんこになっちゃったの?♡」
「おまんこじゃな、!う゛ぁ、♡おっき、♡♡♡裂けちゃ、おしりさけちゃぅ゛♡♡♡」
「っふ〜〜♡…これヤベェな、ハルのとめっちゃ擦れる。」
「ん、♡僕もヤバ…」
いつもはあまり聞けない二人のあまぁい声が僕の溶けた脳に響く、それさえ刺激になって気持ちよくなって、でも二人が喘いでるなんていつもと違いすぎて笑いが零れる。
「何笑ってんのさ」
「いや、ちょっと面白くなっちゃって、ふふ」
嗚呼だめだ、笑うと腹筋が動いてナカが刺激される、
「んふ、ふふ、ぁ♡ふ、んひ、あはは、」
自分の声も面白くなってきて余計笑ってしまう。途中に甘い声が入るのやめてほしいな、面白いから。
「ちょ、藤士郎が笑うとナカ締まってやばい。」
「まじ?ずっと笑っとこうか?」
「いや、笑うのもいいけど今は甘い声が聞きたいか、なっ」
「んぁ゛ぅ♡♡♡♡」
「ふ、やっぱその声かわい〜♡」
完全に力を抜いて笑って油断してた僕の奥を晴君が突いてくる、まって、そんなにつかれちゃ、♡
「ぁ♡♡♡ゃ、ぅこわれちゃ、♡♡♡まっ、゛♡ぉ゛♡♡♡こわれ゛〜〜っっ♡♡♡」
「こわれちゃえ♡藤士郎、Cum」
「ぉ゛ぁ、♡〜〜〜〜〜っ♡♡♡♡♡♡♡」
「くっ、♡♡」
「ん゛、♡」
景君にCommandを出されてナカを締めあっけなく達する、あたままっしろ、♡ふたりのでおなかたぷたぷだ、
…
「……………ぁ゛…あぁ…声ガッサガサ…」
「んん゛おはよ藤士郎……」
「ん、おはよ晴君。」
「…、景は…?」
「わかんない、ご飯作ってるかも?」
「えぇ…あいつ作れるんか…」
「おん?失礼な。俺だって作れるわ!」
「おはよ景君」
「おはよ藤士郎」
額にキスを落とされひょいと持ち上げられる。
「えっ重くない?てか下履いてないんだが…」
「……ハルぅ、あの後何個付けたん」
「…んぇ…?あー…お前と同じぐらい…」
「?」
そういえば太腿チクっとしてたな、……もしかして、
「うわめっちゃキスマついとる」
「…ちょっとつけ過ぎたかも、」
「俺もハルも付けたからなぁ」
「ふ〜ん…」
二人の独占欲が目に見える様でなんだか嬉しい、そうだ、僕の独占欲も見えるようにしてやろう、なんて天才的な案を思いついてはまず近くにいた景君の首に口付ける。
「わ、藤士郎…?」
「ん、」
明らかに不慣れで時間が掛かったけど白い肌にばっちり赤い華が咲いている。これは僕が付けたんだ
「ぁ、ずるい。僕にも付けてよ」
「ん、付ける。」
「俺も付けよ〜!」
「はい、」
「ん」
「」
景君と一緒に晴君の首に口付ける。景君はもう口を離しているようで慣れてるなぁ…
「ぷは、付いた、」
「んねハル、俺にも付けてよ」
僕と景君が付けた跡を微笑み撫でていた晴君が今度は景君の首に口付ける。
朝からこんな甘い空気を過ごせるだなんて、
「…幸せだなぁ、」
、なんて。
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まじで好き