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brsha
付き合ってない
m「モブのセリフ」
地雷 閲覧注意
br side________
「送辞」
厳しい冬の寒さの中にも、春の訪れを感じることの出来る季節となりました。
本日、晴れてこの卒業式を迎えられた皆さん、ご卒業おめでとうございます。
在校生を代表し、心よりお祝い申し上げます______。
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嗚呼長い。何故こんなにも体育館は冷えているのだろうか。
寒すぎ早く終わってくれ。
今日僕達は卒業する。
確かにこの学校では大切だと思える仲間とであった。
好きだと思える人も。
人との別れになんて微塵の興味もない。
それは出会いも一緒だけれど、今思うと人と関わる事は悪いものでは無いなと。
僕達の高校は大学と続いてるからエスカレーター式に大半がそのまま所属の大学に入学する。
それと共に違う大学に入学する者もいる。
意外とそういう人がいるから悲しいと思うのかな
嗚呼寒い。早く終わんないかな、、
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m「ブルーク先輩!ボタン下さい!」
br「いいよ〜、はい」
m「ありがとうございます!!」
色んな人にボタンを取られる。そんなにボタンって大事かな
m「第二ボタン下さい!」
br「ごめん。これはあげれないから腕のあげる」
いや第二ボタンは大事なのかも
1番心臓に近くてさ
m「え、」
br「ごめん、待たせてる人いるからじゃあね。」
僕は何も無い咲いてない桜の木の下に急いで行った。
気温は低く寒いが走ったのでどうってことない
風に靡かれ黒い髪はゆらゆらと動く
こちらを見つめるエメラルドグリーン色の目もゆれていた
そんな彼を見るとドキドキする
でもさっき走ったからな
br「もう卒業だね」
sha「そうだな、なあブルーク」
br「なぁに?」
sha「俺たちってもう会えない?」
珍しいね。
そんなに悲しそうな顔して、ぽくないじゃん
br「もしかしてシャークん寂しいんだ?」
冗談半分で言ったつもりだったし、君が行く大学を決めたんじゃん。
別々になったのは仕方ないだろう
sha「、、、」
br「大丈夫、会えるよ」
sha「はは、そうだよな。それよりボタン取られすぎじゃないか?」
br「そうなんだよね〜、でも第二ボタンはシャークんの為に取られないようにしたよ。はい、あげる」
sha「えっ?まじか、じゃあ俺の第二ボタンあげる」
ボタンが全部ない僕と、1個だけボタンがない君。
br「ありがと」
シャークん好きだよ。いつまでも大好き。
sha「おいおい、泣くなよ」
br「ぇ、、?」
僕はいつの間にか泣いていた。
人との別れなんて微塵の興味無いなんて嘘だ
好きな人と行く道が違っても、また同じ道を歩めたら良いな。
次逢えるのはきっと桜に咲くいつかの日
また出会いの時期に逢おう
次逢えた時は運命だと言おう
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「答辞」
暖かい陽の光が降り注ぎ、桜の蕾も膨らみ始め、春の訪れを感じる今日
私たちは卒業の日を迎えました。
本日、お忙しい中、私たちのためにご臨席くださいました皆さま
誠にありがとうございます______。
今年卒業された、される皆様おめでとうございます。