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⚠️ソ連×日帝
どうでもいいんですけど、ラブラブチュッチュしてるナチ日帝って…あんまり刺さらないんですよね…
あ…なんか物凄い殺気を感じる気g
―――日帝が行方不明になった
伊「ねぇ…」
前にソ連のとこに行って久しぶりに日帝に会った。
なんとなーく、ソ連が日帝を匿ってるのかな~と思って鎌を掛けてみたら大正解。
それで会わせて貰って、正直すっごく驚いた。久しぶりに会えて嬉しい!とかよりもね、
…だって……
――イタ王が久しく日帝に会えた日のこと
伊「居るかな~…」
ナチとソ連宅に凸った日から結構な日数が過ぎた。そしてイタリーが協力する。と言ったあの時ソ連は言った、「日帝に会いたい?」なんてことを確かに。
なんの思惑があってイタリーにあんなこと言ったか知らないけどね~、まぁ協力するって言ったのはイタリーだし…
ただ条件付きで、「日帝に会うまでこの事は誰にも言わないこと」
そんなこと言ったら日帝に会った後は誰かに言ってもいいの?って聞いたら…
良いよ、言えたらね。だって~…イタリーめっちゃ怖いよ…
蘇「よ」 伊「…びっくりした…」
蘇「語尾にいつものアレがつかないほど?」
伊「ちょっとちょっと!そういうのはご法度なんね!」
蘇「ん~、どーぞ」
雑…なんね
伊「ソ連って…」 蘇「ん―?」
伊「意外と綺麗好きなんね~…」
蘇「意外と……あ?」
伊「悪気はないんよ」
前来たときはそんなに意識してなかったけど、こうして見るとやっぱり綺麗だな―って……あの時はナチが怖かったもん
蘇「まぁ雑談はこのくらいにしておいて、」
蘇「日帝に会いに来たんだよな」
伊「そうだけど…そんな簡単に了承してくれていいんね?裏がないか怖いんよ」
結構ヤバイこと言ってるのにフッ軽に話してるのが更に怖いっていうか…
考えてみても欲しいんよ、誰かが行方不明だ~!なんて大騒ぎになってるときに自分にだけ「俺ンとこに居る」って言ってくるんよ!?!
伊「鳥肌モンなんよ…」 ?「大丈夫ですか?」
後ろから心配そうな声が掛かった。なんかソ連はニヤニヤしてるし…いきなりのことで頭が追い付かないんよ…けどこの声って…?
伊「にッ…!!…エ”ッ…ンあ~?」
伊「だ、どっ、どちら様なんね…?」
日帝「私は日帝と申します!」 伊「…?」
う~ん…イタリーの知ってる日帝と大分違うような…イタリーの知ってる日帝はいっっつも眉間にシワがよっててムスっとしてるのに…すごい元気だし
日帝「”初めまして!”」 伊「え?」
初めまして…?そういえば、てっきり監禁でもなんでもされてるのかと思ってたけど…足枷も手錠も…何にも…
…する必要が…ない…
伊「え、…え、あっ…?ソ連…どうなってるの?」
蘇「…まぁ、あれだな、記憶喪失ってやつだ」
伊「あっ、あ~…?いや、もっとまずいんよ…」
なにかと思ったけど結構拍子抜けしちゃった…そんなことしてる場合じゃないんだけど…安心したというか、記憶はないけど幸せそうで
蘇「そうなんだよなー」 伊「分かってたんね……」
長い関係だけど、日帝の笑ってるとこなんて今日初めて見たなぁ~…ていうか日帝にも可愛いところあるんだ…幼いというかなんというか
蘇「それで、俺はチクられちゃうのかな?」
どう返事するか若干迷ったけどすぐに意思が固まった。イタリーたちのところに帰ってきて欲しかったけど…
伊「ううん…イタリーは日帝が好きだよ、だから…」
あっちに居るよりここに居る方が日帝も良いだろうし、てかさっきから日帝が居ないと思ってたら日向ぼっこして寝てるんよ…呑気だな~…
そんな日帝を横目に置いて心に寂しさが残りつつも、この事は秘密にしておくことにした。
伊「…記憶がないだけでこんなに変わるものなんね~」
蘇「それは本当にそうだな…」
伊「それはそうとして、よくイタリーを信じたんね?」
蘇「だって日帝のこと大切に想ってるだろ?」
はぁ、ソ連って本当に狡いんね~…
伊「よく分かってるんよ、イタリーの使い方」
やっぱり日帝にはここに居て欲しいな~…もっと笑っていて欲しい、でも前の日帝に会えないってのも寂しいんね~
伊「…それで、これからはどうするつもりなんね?」
イタリーが来るということを知って事前にティーカップを用意してくれたらしい。
せっかくなので飲みながら話し合おうと思う、時間は…多くはないけど焦るほどじゃないし。
ソ連では、紅茶はティーポットでかなり濃く煮出し、ティーカップ半分ほどまで注いで、湯沸かし器から熱湯を加えて紅茶の濃さを調整し、ジャムを舐めながら紅茶を頂く。
なぁんて好き嫌いが分かれるものだけれどイタリーは好きなんよ~
蘇「…変わってるな、ほんと」
伊「そんなのイタリーが一番よく知ってるんよ~、それより質問に答えてほしいんね」
…呑気に出された紅茶を飲みながらソ連の回答を待っていると、
蘇「そろそろ…潮時かなぁと」
思わず紅茶を全部床にぶちまけたんよ
伊「コホ…っけほ、ん”んッ!な、なんッ、で?」
蘇「それは…」 日帝「あーーーっ!」
お互いがお互いの会話にしか意識を向けておらず、突然の大声に身体がピリつく
伊「日帝…」 蘇「心臓が…」
日帝「お二人とも私抜きでお茶会ですか!?ずるいです!」
記憶がないと日帝はおばかになっちゃうらしいんね
伊「日帝もこの飲み方好きなんね…」
蘇「いや、いつもスプーンでジャムすくってしゃぶってるだけだぞ」 伊「ェ」
日帝「…私は…珈琲の方が…好き…なんです…」
それかは3人で談笑しながら紅茶飲んだり飲まされたりで…
-現在に至る-
伊「久しぶりに楽しかったなぁ…」
今思うと一生懸命スプーンしゃぶってる日帝可愛い…
伊「共犯なのバレたら死ぬんじゃ済まないかな~…」
実はその後も結構ソ連と会って、まだ日帝と居て欲しいと何回も説得している最中
伊「……俺がやらないと…」
日帝を必死に探しているナチたちの邪魔をしているのは自分たった一人
伊「…1日耐えたな~…」
無論明日も邪魔をする。全部、あの二人のために
-続くょ-
どもでーすイカでーす!
話すことはないんですけど、
いや、遅杉
あと、ちょい?長杉
コメント
6件
うぎゃー!!今回も素敵過ぎます!!言葉の使い方とか、表現が上手すぎて、今、口が半開き状態です!! 多分、今はイタ王が1番複雑な感情なんでしょうか…けど、それでも日帝さんに会いに行くっていうところに愛を感じます!素敵な小説ありがとうございます!!
ロシアンティーやってみたいな~紅茶苦手だけど...