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ぅゆ
本当の本当の本当の短編です
寝てしまったら朝が来る。そんな当然のことさえも受け入れたくないほどに嫌で。たった1日24時間しかない内の半分以上は活動に費やしているからこそ、自分自身のプライベートの時間は半分の半分よりも少ない時間であることは間違いないだろう。
だからこそ、たまに出来る活動をすべて投げ出してまるきり休む日はまるでなにか行事ごとを土曜日にこなして、そのかわりに月曜日に振り返り休日ができたようなほどに幸せで満たされる。
寝たくない、寝たくないなんて思ってると目は冴えていく一方で。活動を投げ出したいと考えてるくせに愛おしきリスナーの呟きはエゴサしてはたまに嬉しい文面で口角があがったりする…などしてベッドでゴロゴロしてしまう。
そんな時俺のスマホに一通のメールが入る。
『りうら起きてる?』
『ドブカス社員の台本一緒に考えん??』
なんて、彼からメールなんて基本的にこんなもんだからなんとも思わないけれど。今は誰かと話していたい気分だし、ないくんと考えてる台本、流石ないくんって感じでさ、面白いし語彙力あるしで自然と気分が乗ってくる時間だからしょうがなし、いいよって送っておいてあげた。
『せっかくやし、実際に会わん?全然おれりうらん家行くよ〜』
思わずびっくりして寝転がってた体を起こしてしまう。今から…?今何時だと思ってるのないくん。なんてそっくりそのまま文面に書き起こし、送りつけるとすぐに既読がついては返信が返ってくる。
『夜って人肌恋しくなるやん〜? 寂しいし話そうよ』
『通話でもいいじゃん、なんで実際に会わないとだめなの』
『会わないとだめとかそういうわけじゃないけど。人肌恋しくなるわけよ、わかる?』
いやわからねぇよ。
なんて思わず口に出してしまいたくなるほどの彼の甘えた具合。…一応、俺とないくんはお付き合いさせてもらってて、一応恋人という関係性ではあるからこそ、傍から見たらただのカップルが話してるような会話にも見えなくはないが…
『だめ、ノーセット&パジャマだからないくんには見せられない』
『そんなん俺が気にすると思う?』
『ないくんがどうとかじゃなくてりうらがどうとか言う話よ』
なんて送ると既読がついたまま今度は返信が返ってこなくなる。いい加減諦めてよね。こんな不細工な状態で大好きな人の元へ会えるわけ無いじゃん。りうらだって恋人の前くらいはかっこよくありたいの。彼女だけど
『でも、もうりうらん家来ちゃったんだよね』
「…は!?!?」
衝撃的なメッセージが一通。その言葉が視界に入った途端、恐ろしいという感情さえも湧き上がってきた。なんて考動力の速さなんだ…恐ろしい…!
なんてぐるぐる思考を駆け巡らせている間にピーンポーンとインターホンが鳴るのが聞こえてくる。泣く泣く玄関の方へ行き、そのインターホンの主がないくんであることを確認して少しだけ扉を開ける。
「…お帰りください」
「ぜっっっったい嫌だ。」
ちらりと見えたないくんの顔を見てりうらの体が自分でもわかるくらいに小さく縮まるのがわかる。無理だよ、なんでこの人はこんな時間帯でもビジュいいわけ??ニキビの10個位できててほしいくらいにイケメンで腹立つ。
「りうらはなんでだめなの〜」
「恥ずかしいもん」
「大丈夫、可愛いねって褒めるだけだから」
「それ本当に思ってる?」
顔を少しだけ出してあげるとないくんは嬉しそうに目を輝かせてくるから思わず抱きつきそうになる。ないくんって悔しいけどりうらより身長高いからハグしてる時包みこまれてて安心して…心地が良いんだよね。温かいし。
「ねぇ、本当にだめ…? だめだったら帰る、けど…ぎゅーしながら台本とか考えたいな…?」
…りうらがハグのこと考えてるときにないくんもぎゅーしたいって考えてたんだ。やっぱり相性いいんだね、りうらたちって。…ってそういうことを考えてる場合じゃないか、笑
「…しゃーなし、いいよ。 だけどべた褒めしてね?してくれないとりうら拗ねるし。」
なんて言ったらさっきの輝きを更に強めてこちらを見つめてくるから、扉を開けてあげる。そうするとりうらから抱きつきに行こうとした頃にはもうすでに彼に包みこまれていてだいすきなにおいに包まれる。
「やっと、捕まえた…っ」
なんて耳元で囁くないくんの声はかっこよすぎて、すこしだけ耳が赤くなっちゃったのは内緒。
end
コメント
4件
初コメ失礼します!! 主様の作品ほんと全部大好きです!!!✨
え、神、、え神!!! 赤さんわかるよ風呂上がりのビジュはいいのになんで寝る前になるとビジュ悪くなるんだろうね