#政治的意図・戦争賛美✖︎ #微フライギ(のつもりで作っています。) #死ネタあり #フランスさん狂い気味
風が音を立てて横を通っていく。しっかり立っていないとさらわれてしまいそうだ。
震える足を一歩一歩、ゆっくりと地面を踏みしめて進む。足枷がじゃらじゃらとうるさい。また見つかったらどうなるのだろう。
前にも一度だけ逃げ出そうとしたことがある。ドアを閉め忘れたようで、彼の目を盗みあと一歩……の所で見つかった。
「悪い子にはお仕置きって何回も言ったよね?馬鹿だなあ(笑)」
「僕らはずっと一緒にいるって決まってるんだよ」
鋭い眼差しをこちらに向けながら、そんなことを言って「躾直し」をされた。毎度のこと。少しでも気にくわない事があれば打たれて殴られてヤられる。私の体はもうぼろぼろだ。
下を見下ろすと底が見えなく、強い風で体が吸い込まれそうになった。でも、どちらにしろ下に行くのだから変わりはないのだろう。
こんな痛い思いをしなければいけない理由がわからない。おかしいな。昔はこんな風じゃなかった。もっと優しかったはずだ。いつから変わってしまったのだろう。狂っている。
でもそれももう終わり。やっと解放される。
「こんなことにならなければ幸せだったのに」
いまさらこんなこと言ったってどうしようもない。でも悔しい。あんな奴にみすみすと捕まり、したいようにされるなんて。
目を閉じると、周りの音がさらに大きくなって耳に入ってくる。
一歩踏み出す。
怖いとは感じなかった。だってようやく楽になるのだから。
体が落ちていく感じがする。上手くいった。でも、なんだかスローモーションのようにゆっくりだ。こんなので下に着くのだろうか。
そのまま落ちていき、岩にぶつかって一人で死ぬはずだった。一人で死ねるはずだったのに。
急に体が締め付けられるような感覚がして目をあけた。誰かが抱き着いている。
「ど、…うして……、、?」
うまく声が出せない。やはり狂っている。こんなところまで追いかけてくるなんて気持ちが悪い。
「だめでしょ逃げちゃ。帰ったら鎖切れてるしイギリスはいなくなってるし……。心配したんだからね」
「こん……なの、、、、くるっ…て…、…る、、」
「ん~? 普通だよ。僕がイギリスを離したままになんてするわけないじゃん。どこに行っても見つけてあげるからね~」
ああ最悪だ。最後の最後まで報われないなんて。コイツと二人で死ぬなんて。
底が近づいてきた。
いやだ。今はまだ死にたくない
「僕らはずっと一緒だよ」
狂ってる系のお話初めて書いたので変なとこありまくりかもしれません。てか1000文字超えたことにびっくり。自分にしては結構頑張った……のか?
いつかドイイタも書いてみようと思っています。この二国は純愛でもお似合いだな~…。
すみません話がそれました。
では失礼いたします。
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コメント
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フライギでタヒネタは最高すぎですよ!?
貴方様はなぜ私の好みがわかるんですか( ゚Д゚)
(´°ㅁ°`)アァァァすっごく好みな死ネタだ...是非ともあっちの世界では仲良くあって欲しい...イギリス!フランスを嫌わないで下さい(இдஇ`。)