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どーも
ちょっと聞いてよ
尊敬様にフォロバしてもらったんだが…🥹
嬉しすぎる泣きそうまじ大好きです🥹🫶💕
以上嬉しすぎたお話でした
続きですどうぞ最俺の皆さん出てくるべや
時間はたって3時間目。
3時間目は体育。
俺の得意科目。それに加えて大好きなバスケ。おっしゃ!いいとこ見せてやる!!
先生「今日は3組と合同だそー」
「おー、」
「3組ってフジくんたちかな?強敵やな」
「そうだよ、フジヒラこーすけの3人」
楽しみだとか緊張するとか色々聞こえてくる中、3組が体育館に入ってくる。ゾロゾロと入ってくる奴らの中にあいつらを探す。
探しているのはさっきレトさんが言ったフジ、ヒラ、こーすけの3人
実はあの3人とは中学からの仲。あいつら優しいから俺が県外の高校行くっていったら俺らも行く、って言ってくれたんだよね。理由はほっとけないかららしい。俺のためにめっちゃ勉強して同じ高校行ったんだよな。所々バカにしてくるけどいい奴らだ。
「あ、キヨー!」
「おー、いたいた。」
「久しぶりキヨちゃん」
「その呼び方やめろ。しかも昨日も会っただろ!」
ごめん笑、とニコニコしてるのはフジ。その後ろにいるのがヒラとこーすけ。
全員が集まるまで待つらしくて5人で話をする。他愛のない話をしている途中。横から小さな声が聞こえてきた。この低い声はアイツだ。
『キヨ、なんで3組とやると思う?』
「うわっ、って、うっしー…」
『なんだよその反応。俺のこと嫌い?』
「嫌いじゃない嫌いじゃない」
『よかった、で?なんでだと思う?』
「知らないよ、先生に聞いて」
『無理だわ、あいつ俺嫌いだから』
「じゃあ俺も聞かないから無理」
『え〜!そこをなんとか頼むよキヨ〜』
「無理なもんは無理!!」
『そんなぁ』
あ、やべ。思わず楽しく会話しちゃった。
ちら、とアイツらの方を見たらレトさんとバッチリ目が合った。少し目を鋭くして眉をひそめている。しかもその後フジとも目が合った。心配そうな表情している、ヤメロ。そして思っていた通りヒラ、こーすけとも目が合った。
やめてくれ、こっちを見ないでくれ。
切実にそう思うが4人はじっと俺を見てくる。
まじ、まじでやめてくれ。その視線が本当に痛い。
「えっと、キヨ大丈夫?、笑」
「1人で話してて、誰かいた?」
「…体調悪いのか?」
あー、本当に最悪。コイツらマジで心配してきてる。いや、ありがたい。ありがたいんだけどさ、ちょっと気をつかって欲しかった。…それはわがまますぎるか…。
「えー、あー、うん大丈夫、あはは、笑」
「ならいいけど…?」
「キヨがそう言ってるなら大丈夫なんだろうけど…」
「なんかあったら言えよ!」
「おう、ありがとなお前ら。」
「…キヨくんキヨくん。行こうや、1組あっちに集まれって」
「あ、そうなの。じゃ、またな」
「「「またな〜」」」
3人に別れを伝えると反対側に歩き出す。
はあ、ほんとどうすっかな〜、いつまでもこうだったらヤバいやつ認定されるだろうしな〜。
「はあ、」
「…なあキヨくん。」
「ん?」
「本当に大丈夫なん?」
「…うん?何が?」
「いや、最近さ、ずっと誰かと話してんじゃん。しかも俺たちには見えない誰かと。幽霊かなんかなのかな、とか思ってたけど…どうなの?」
「…あー、心配してくれてありがと。でも大丈夫だわ。幽霊、ではないからご心配なく。」
そう、と小さく呟いたレトさんに心の中でごめん、と思う。申し訳ないなぁ、こんなアホくさいことにレトさんまで悩んでるなんて。
と、レトさんが先生に呼ばれた。はーい、と彼は叫ぶと言ってくるわ、と俺に報告して小走りで行ってしまった。
するとなあなあ、キヨ、と横からまた重低音の声が響いた。この声色の時は何か悩んでいる時だろうか。
『…キヨ、俺邪魔?』
「…んーん、別に」
『そうならいいけどさ。』
「ごめんね、俺のせいで。」
『キヨのせいじゃねぇだろ。俺こそごめん。変なことで話しかけて。』
「うっしーは気にしなくていいよ。俺うっしーのことは大好きだから。」
にこ、と笑いかけると相手も微笑する。
『大好きって、嬉しいこと言うじゃん。俺も好き。』
「そ、嬉しいわ。」
この“好き”はどっちだろ。
恋愛的な“好き”として捉えていいのかな。それとも“友達”として?
あーあ、妄想なんかに恋してもダメだってわかるのに。
じわ、と涙が目に溜まる。
なんでこんなことで悩んでんの。
アホらしい。こんなの俺らしくないのに。
『何泣いてんの。せっかくの可愛い顔が濡れちゃうぞ。』
「うっさい。泣いてないし。」
『そっか?』
くしゃ、と少しだけ顔を歪ませて笑ううっしー。
俺はこの表情が大好き。 低い声も、笑う時にちょっと高くなる声も、時々甘くなる発音も。全部大好きなのに。これは俺が作った“イマジナリーフレンド”であって“現実にいる人間”じゃない。
ああ、なんでこんなに苦しいんだろ。
流れそうになる涙を必死に堪えて、その場にしゃがみ、そのまま顔をうめる。
ガヤガヤ、周りがうるさく聞こえる。
そんなんより自分の声の方がうるさく感じた。
すると背後に誰かが立っていることに気づいた。そいつは一呼吸おくと無駄に低くかっこいい声をかけてきた。
「…キヨ」
「………ふじ?」
「うん、俺。」
「…なに」
「体調悪そうだし、なんかあったのかなって思って。」
「…なんでもないよ、だいじょうぶだから」
「嘘。信用できない。」
「…大丈夫だって、ほっといて。」
「…じゃあせめて、保健室行こ?」
「………なんで。」
「俺が心配だから。」
「…そ、」
たてる?と聞かれたから首を縦に振った。立った時に視界が嫌なほど揺れた。
少し色のとんだような風景は貧血を起こした時に似ていた。
顔を上げると困ったように眉を下げるフジの顔が見えた。お前ほんとに優しいやつだわ。
悩み、と言うより苦しい。
悩むと言ってもここまで辛いと嫌になる。
周りにも迷惑かかっちゃうし。
でも大好きだって気持ちもいっぱいあるんだ。
どうすりゃいいかなぁ…
視線をゆっくりと動かすと彼の姿が見えた。学ランの前ボタンを全部外しる彼はステージの端に座っていた。周りに溶け込んでいるようにも見えるけど、制服だからか浮いてるように見えて、なんか変な感じ。でもかっこいい。
すると、彼はいきなりこっちを見た。
そして申し訳なさそうな顔で俺にわかるように口を大きく動かす。
『…ごめんな』
「…だいじょーぶ。」
そんなふうに言ってるように見えた。多分言ってた。
「キヨ、どした?」
「…いや、なんでもない。ごめん」
「大丈夫、先生に言ってきたから、行こっか」
「…フジ、ごめんな、あんがと」
「…いーえ、大丈夫」
落ち着く声で笑うと手を握られる。そのまま引っ張られる形でフジについていく。あったかくて、今まで冷たかった手はじんわりと温かくなる。申し訳ないなぁ…ほんとに。
〈考えすぎも良くないわ。ごめんなお前ら。〉
終わりです。
最後の締めくくりワカンナイ
ナガクテゴメンネ