Dom/Sub ユニバースです。この言葉の意味がわからない方、苦手な方はお控え下さい。🔞です。
「」葛葉 Sub
『』叶 Dom
葛葉side
・・最近俺の体がおかしい。
叶といるときに限ってなんとなく体調が悪い気がする。最初は疲れてるのかと思ったが、どうやら違うらしい。今日も叶と会うまではなんともなかった、なのに叶との仕事の打ち合わせがはじまってからなんとなく吐き気がするというか、頭が痛いというか、なんというかとにかく体調が悪い。
それで今仕方なく打ち合わせの席を立ち、トイレに座っているのだ。
「・・ あーなんなんだよまじで」
トイレの個室で小さな声で一人つぶやく。俺は最近この体調不良に悩まされていた。
元々俺は叶との仕事も多いし普通にプライベートでもかなりの頻度で会う。
なのに最近、叶に会う度にこの原因不明の体調不良が襲い、仕事も遊びも満足にできないのだ。
もちろん叶には「お前との時だけ」なんて言えるはずがない、「最近体調悪い」とごまかしているが、勘のいい叶にはバレているような気がする。
俺は普通に相方として叶が好きだし、これからも仲良くしていきたい、なのに俺の体は言うことを聞かない。
-ChroNoiR解散-
そんな文字まで頭の中に浮かぶ。
「・・どーしろっつーんだよ、、」
その時だった。
バタン
『葛葉ー?大丈夫?』
トイレのドアを開けて叶が入ってきた。声色的にかなり心配しているようだ。
「・・あー大丈夫、もーちょいで戻るわ」
『葛葉、最近ずっとじゃん、病院行く?』
「・・いや、大丈夫だって」
・・くそ、また頭痛がしてきた。さっき良くなったと思ったのになんでまた、、
あ、叶が入ってきたからか、、
・・もうこの際だ、いっその事叶に言ってしまおうか、もしかしたらなにか知っているかもしれない、、
俺は個室のドアを開けて出る。
カチャ
『あ、葛葉、大丈夫??』
眉毛を下げた叶が心配そうに俺の顔を覗き込む。
「・・悪い、、叶、あのさ、」
『ん?』
「・・なんか、お前といる時だけ、俺こんなふうになるっていうか、俺はもっとお前とちゃんと仕事したいのに、お前といると体調が、、」
『・・・』
「・・悪い、こんな言い方して、、でも叶なんか知らねぇ?俺、結構ガチで困ってて、、」
『・・葛葉、今日この打ち合わせの後、僕ん家来れる?』
「・・え?」
『・・僕、もしかしたら力になれるかもしれない』
・・・
(数時間後)
『じゃあ、僕先帰るから、葛葉はタクシーで来て』
「あぁ悪いな叶、気遣わせて、、」
『ううん、一緒に帰った方がはやいけど、たぶん葛葉また体調悪くなるでしょ』
「・・ほんとになんなんだよこれ、、」
『わからないけど、解決できるかもしれないから、頑張って来て』
「あぁ、わかった」
・・・
ピンポーン
『はーい』
「邪魔するぜい」
『はい、いらっしゃい』
「はー寒かった」
『どうしようかな、葛葉あっちの部屋のソファ座ってくれる?』
「え?あぁわかった」
そう言い、叶は俺を隣の部屋の隅にあるソファに座らせる。叶はというとキッチンの丸椅子に腰かけ、話すにはだいぶ遠いがなんとか会話はできる程度の距離だった。
『葛葉、どう?体調悪い?』
「いや?へーき」
『この距離なら大丈夫なのか、』
「で?なんなの?話って」
『・・葛葉はさ、ダイナミクスって聞いたことある?』
「ダイナ?ミクス?」
『やっぱないか、、めちゃくちゃ簡単に言うと、男女みたいな性別の他の分け方としてDomとSubっていうのがあって』
「DomとSub?」
『そう、で、葛葉は僕が思うにSubだと思う』
そこから小一時間をかけて、俺はDomとSubという性別のようなものがあること、叶が言うには俺がSubで、叶がDomだということ、俺が叶と一緒にいる時だけ体調が悪くなるのはSubがDomに感じるグレアというものに近いことなどを教わった。
「・・・」
『わけわかんないと思うけど、僕はそうなんじゃないかなって思う』
「・・わけわかんね、でもまぁ、お前が言うならそーなのかも、で、どーしたらいい?」
『・・これから僕変なこと言うけど、それ聞いて何も無ければ、さっきの話は忘れて』
「・・?まぁ、わかった」
『いくよ・・葛葉、Kneel』
叶がよくわからない言葉を発して、なんだよそれとつっこもうとした次の瞬間、俺はへたりこんでいることに気づく。
「は、、え、、」
『・・・』
「あれ、俺なんで座って、、え、、」
『葛葉、Good boy』
「・・?あれ、なんか、、」
叶が呟いた瞬間、わけのわからないことばかりでざわついていた俺の心は突然大きな安堵で包まれる。なぜだかわからないが、この声を聞いていたい、そんな感じだった。
『・・・』
「・・なに、これ、、、叶、俺、、」
『・・葛葉、』
「やめろっ、俺の体が、勝手に、、かなえっ、、」
叶side
目の前の葛葉の顔にはどんどん焦りが見え、少し過呼吸気味になってきている。
・・まずい。
『葛葉!Good boy. Look』
僕がそう言うと、はっとした顔で僕の顔を一生懸命見る葛葉。
『葛葉、怖かったのによく頑張ったね』
「・・・」
『葛葉、偉いよ、おいで?Come』
「・・・」
葛葉は僕の目の前まできてまだ僕の瞳をじっと見つめている。
僕は葛葉が怖がらないようにゆっくり抱きしめ、背中をさする。
『・・葛葉、葛葉、大丈夫?』
「・・はっ!・・あ、俺、、え、叶、、」
『・・葛葉、落ち着いた?』
「・・・」
『葛葉、やっぱりSubだと思う』
「・・俺が、、Sub、、」
『勝手に、身体動いちゃってたでしょ?』
「・・うん」
『今、僕と一緒にいても体調悪くないでしょ?』
「・・たしかに、なんもない」
『・・・』
「・・・」
『葛葉がSubってことはわかったから、あとは、、』
「・・あとは?」
『・・その、葛葉の、パートナーのDomが、、僕でいいかって、ことなんだけど、』
「・・・」
葛葉side
目の前の叶はそんなことをボソボソ言いながら、珍しく顔を赤くして下を向いている。
俺は今日わけわかんないことばっかで、まだ頭もぼーっとしている。でも、叶に褒められた時、心の底から安心して俺は身を任せられたのは事実だった。
「・・お前がいい」
『・・え?』
「変な奴に頼めねーし、叶が、いい」
『・・・』
「・・・」
『・・わかった』
それから俺は叶にさらに詳しくDomとSubについて教えてもらった。セーフワードはお互い思いつかなくて、ありきたりなRedにすることにした。
『・・とまぁこんな感じだよ』
「なんかよくわかんねーけど、とりあえずひと段落、か、、」
俺はため息をつき、少し目を閉じる。
『・・葛葉、もう遅いし今日泊まってく?』
「・・・ん」
叶ん家には何回も友達として泊まったことはあるが、なぜか今日は今までと違って俺は緊張していた。その証拠に、叶に聞こえてしまうんじゃないかというくらい、俺の心臓はどくどくと脈打っていた。
叶side
・・あーやばい。
まさかの葛葉とDom/Sub関係を結んでしまった。
しかもコマンド使った時の葛葉、可愛すぎだろ、、あんなの目の前にしてお預けなんて、、生殺しだよ、、
・・いや、しっかりしなきゃ。葛葉は僕が守らなきゃいけないんだから。
『葛葉、お風呂沸いたし先入ってきたら?』
「あ、いいの?じゃあ行ってくる」
『いってら〜』
葛葉を見送り、僕はまた頭を抱えてリビングで一人座る。
葛葉side
「ふぃぃ〜」
叶ん家の風呂、いっつもいい匂いするし気持ちーんだよな。
あーー、なんか今日いろいろあったけど、とりあえず叶といれば解決されそうだし、良かった、、
・・さて、髪でも洗うか、、
「・・うっ」
あれ、なんでだ、また頭が痛い、、痛い痛い、割れるように痛い、、だれか、、叶、、叶助けて、、、、
叶side
「かなえっ、かなえっ!!!」
突然風呂場から響く悲鳴にも近い葛葉の叫び声。僕はまさかと思い風呂場に走って向かう。
「かなえ、、頭が、割れそうに痛い、、やばい、、助けて叶、、、」
湯船の中で涙を流しながら僕に懇願する葛葉。
僕は慌てて靴下だけ脱ぎ、風呂場に入る。
『葛葉、大丈夫、Good boy』
『葛葉、怖かったね、でももう大丈夫』
『葛葉、こっち見て、Look』
葛葉は肩で息をしながら僕のことをじっと見つめている。
「・・かなえ、、」
『葛葉、もう大丈夫』
「・・・」
『・・落ち着いた?』
「・・・」
『・・葛葉?』
ザバッ
『うわぁっ!!』
急に水音がしたかと思うと、次の瞬間、葛葉は立ち上がり僕に抱きついていた。
「叶、俺、こえーよ、、またいつあんなのが来るって思ったら、俺、俺、、」
服を着たままの僕がびしょびしょで全裸の葛葉に抱きしめられ、当たり前のように僕の服も濡れているが、そんなのおかまいなしに葛葉は僕を強く抱きしめている。
『・・葛葉、あの、、』
「・・・」
『・・葛葉、僕たちもう一歩踏み込まないといけないかもしれない』
「・・?」
『その、お互いの欲求をまだ満たせてないのかも』
「・・欲求?」
『葛葉、また今からコマンド使うから、ちょっとでも嫌だったらさっきのセーフワード使って。わかった?』
「・・うん、わかった」
『葛葉、Kneel』
その場で葛葉はまた女の子座りでへたりこむ。
『・・僕と葛葉が、その、えっちなことしないと、だめなのかもしれない』
「え、、は?!」
『たぶん、DomとSubの欲が中途半端に満たせてなくて、まだグレアが出てるっぽい』
「・・待て待て、俺とお前が、?いや、そんなこと、、」
『・・葛葉、本当はどうしたいの?Say』
「・・っ!あ、、叶ともっと、したい、、え、俺今なんて、、」
『・・葛葉、嫌だったらちゃんとセーフワード言ってね?』
ちゅっ
僕は屈んで葛葉を抱きしめ、優しく触れるだけのキスをする。葛葉はビクッとしたが、振り払うことも無く目をとろんとさせている。
『・・葛葉、嫌じゃない?』
「・・・」
『葛葉、Kiss』
僕がそう言うと、今度は葛葉が立ち上がり、僕に同じようなキスをする。
そんな葛葉が愛しくて僕はちょっとだけ深いキスをする。するとあろうことか葛葉は僕の背中に両手を回してくっついてきた。
『・・っ!』
「叶、はぁ、んっ、、」
『葛葉、可愛いよ、Good boy』
葛葉side
気づけば俺は叶とキスをしていた。コマンドに反応して身体が動いているが、でも正直嫌じゃない、叶とのキスは気持ちよくて安心できて俺は叶にそのまま身体を委ねてしまう。
叶に可愛いなんて言われて、意味わかんねぇと言いたかったが、その代わりに俺の口からは喘ぎ声しか出なかった。
・・もっと、もっと叶と、したい。
俺の頭はそう言っていた。
叶side
葛葉と深いキスをしていると、突然葛葉がしゃがみこむ。
『え、葛葉?』
僕が驚くのも無理はない、だってコマンド使ってないんだから、、
カチャカチャ
葛葉は僕のズボンのベルトに手をかけ一生懸命外そうとしている。
『・・葛葉、ちょっと、、』
「・・わかんねーけど、こーしたくてしかたないんだよ、、俺、おかしくなったのか?なぁ、叶、、」
『葛葉、、大丈夫、おかしくなんてないよ、したいこと、全部しよっか』
僕がそう言い終わるよりも前に葛葉は僕のズボンのチャックを下ろし、僕のモノを下着越しに触っている。
『・・葛葉、こういうのしたことあるの?』
「・・ない、けどなんかこうしたいっていうか、、」
『・・・』
あの葛葉にこんなことをされて僕のモノはわかりやすく反応している。明るい風呂場で葛葉にまじまじと見られて僕は恥ずかしかったが、葛葉も望んでいる以上、ここでやめるわけにもいかず、僕は葛葉を上から見つめた。
「叶の、、デカくなってる、」
『・・当たり前じゃん、お前がそんなことしてるから、、』
「・・・」
そうこうしているうちに葛葉は僕の下着にも手をかけ、僕のモノが葛葉の前に露わになる。
『・・恥ず、』
「・・・」
葛葉はとろんとした目で僕のモノを見つめ、片手で触っている。
『葛葉、嫌だったらちゃんと言って』
「・・はぁ、はぁ、嫌じゃねーからしてんだろーが、、」
『・・葛葉、Lick』
すると葛葉は顔色ひとつ変えずに僕のモノを口に含む。頬を赤く染めて僕のモノを咥えている葛葉があまりにもエロくて、僕はだんだん理性がなくなりそうになる。
・・だめだ、落ち着かないと。僕はDomなんだから、葛葉を守らないと、、
頭ではわかっているのに身体は快感に抗えなかった。
『・・っ、葛葉、ちょっと、、』
「叶、気持ちい、?」
葛葉に上目遣いでそんなことを言われ、僕はもう限界だった。
葛葉の後ろの穴を優しく触ると大きく身体を跳ねあげる葛葉。
「あぁっ、んっ、そんなとこ、汚ぇって、」
そういうものの、葛葉はわかりやすくよがっている。僕は葛葉に深いキスをしながら、時間をかけてゆっくり解す。
「んっ、ふぁっ、うあっ、あぁ、あ、、」
『・・痛くない?』
「んあっ、痛く、ない、、んんっ」
『・・じゃあ、葛葉、ゆっくり挿れるよ、、セーフワード覚えてる?』
「ん、Red」
『大丈夫だね、じゃあちょっとでも嫌だったら、すぐ言うんだよ、わかった?』
「うん、、、んあぁっ!」
『葛葉、大丈夫?』
「はぁっ、はぁっ、叶、もっと、、」
『・・っ!お前はほんとに、、』
煽られた僕は葛葉の腰をつかんで自身の腰を打ちつける。
「んんっ、あぁっ、ひぐっ」
『葛葉、可愛いよ、Good boy』
「っ!、あ、、んあっ、んんっ」
『葛葉、どうして欲しい?Say』
「あ、、もっと、もっと叶が、欲しい、」
『・・こっち向いて』
僕は葛葉をこっちに向かせ、深いキスをしながら腰を振る。
「んあっ、あぁっ、ふぅっ」
『葛葉、今どんな気持ち?Say』
「あ、、幸せ、叶とできて、嬉し、い、」
『・・良く言えたね、偉いよ葛葉』
「あっ、お”ぁっ、なんか、やば、、」
ピタッ
『葛葉、Stay』
「んんっ?!、あえ、、なんで、、」
『勝手にイッちゃだめ』
「あ、、うぅ、、」
葛葉はイきたくて仕方ないだろうに、ちゃんと言うことを聞いて肩で息をしている。
『・・葛葉、ちゃんと我慢できて偉いね』
「はぁっ、はぁっ、偉い、?」
『うん、ご褒美あげるね』
僕はそう言ってさっきよりも深いところをこじ開けるように動かす。正直僕も限界だった。
「ああっ!んあっ、お”ぁっ、んぐっ、」
『んっ、葛葉、、Cum』
「あ”ぁっ?!?!んん〜〜あぁっあ、あぁ、」
『はぁ、はぁ、ちゃんとイけたね?偉いよ、葛葉、』
「はぁ、はぁ、、」
互いに肩で息をしながら抱きしめ合う。肌と肌が溶けそうなくらい熱く、幸福感と大きな安堵が僕の心を包む。葛葉も同じようで、蕩けた顔で僕を見ている。
・・・
葛葉side
『葛葉、、ほんとに嫌じゃなかった?』
「・・何回聞くんだよ、」
『だって、、なんか無理矢理したみたいに、、』
「・・嫌じゃねーって、現に俺頭痛いの治ったし」
『・・・』
「・・まさかお前とこんなんなるとは思わなかったけど」
『・・僕もだよ』
「・・でも、」
『でも?』
「・・俺のDomが、お前で良かったなって」
『っ!』
「・・・」
『僕も、、お前がパートナーで良かったよ』
「・・ほんと?」
『ほんと』
「・・・」
『葛葉、これ、』
「?」
『今はカラーがすぐには用意できないから、僕の指輪、これつけておいて。つけてればたぶん調子いいと思うから』
「・・ありがと」
そう言って手渡されたのは叶がいつもつけている指輪だった。言われた通り自分の指にはめると、なんとなく落ち着くような、心があったかくなるような気がした。
『・・葛葉、カラーどんなのがいい?』
「え、いや、なんでも、、」
『骨のストラップついてるやつ?』
「・・それ犬用じゃん」
『www冗談だよ、僕ちゃんと選んでくるから』
「・・頼むわ、」
おしまい
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