灰谷竜胆が女のコだった世界線。
蘭がちょっとクズです
スタート
少年院から出たあとは
六本木のカリスマとして
金にも家にも何に対しても困らなかった。
でも…いたします
灰谷兄妹の新居にて
竜胆 「ねぇ、兄ちゃん」
蘭 「なんだ?」
竜胆 「私さ、」
蘭 「私?気持ち悪ッ。やめろよ」
竜胆 「え……………ッ。」
目の前が真っ暗になった気がした。
唯一の家族の兄に「キモい」などと言われたらとても傷つくだろう。
俺は走って自分の部屋に戻った
それから沢山泣いた
竜胆 「なんで……、なんでなの………」
「私やっぱり”男”として生きないといけないのかな」
「そんなの嫌だよ…………。」
その後の記憶はない。
きっと泣き疲れて寝たんだろう
窓を見ると日が昇っていて
眩しいくらいの太陽の明かりが部屋の中に入っていた
竜胆 「朝か……、、」
リビングのカーテンはしまったままだった。
暗い部屋…
まるで俺の今の気分を表しているようだった
もちろん、兄はまだ起きてきていない。
俺はその時決めたんだ。
絶対に女としては生きない、
固く心に誓った
誓ったはずだったのにな……。
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