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「_んん、…」
あ..れ、?ここ…何処、?
さっき..僕..家に居たよね、..?
そこはまるで異世界の様で真っ白な綿絮が絨毯の様に広がっていた。
それから僕は数十分間ぼーっとしていて…
すると線路が出てきてその上を汽車が止まり、駅が出てきた。
その駅の名前は「安天駅」と看板に書いてあった。切符売り場にいた人が僕に向かってきた。
「あの..切符を買いたいのならあちらに行かれてください。」
「ぁ..いえ、そんな訳じゃ..」
「というかここ、どこですか?」
「え?お知りになられてないんですか?」
「ここは安らぎの国。所謂”天国”に行く場所です。ここには天使の御告で安天に行きなさい、と言われた者達が来るのですが..」
「えっ、て、天使?御告?僕、死んでませんよ、?」
「じゃあ..貴方、限界なんですか?」
「えっ…?」
「ここはもう心がボロボロでこの先生きて行くにしても結局壊れてしまう人が来る場所なんです。なのに生者が来るという事は貴方の心や精神が限界という壁に近いんです。だから今貴方はきっと第1段階の「見学」をしているんです。」
「そ、そんな..僕、全然元気ですよ..!!」
「…..結局壊れる人が言う言葉。」
「…えっ…? 」
「..ちゃん、涼ちゃん!」
「っあ…」
「あぁ..やっと起きた…」
「..元貴と..若井、?…あれ、何してたんだっけ..」
「家で倒れてたんだよ。それで救急車で運ばれて病院って事。」
「涼ちゃんってば最初涎垂らしてたもんだったから寝てるだけだと思ったんだけど..」
「よく見てみたらふっつうに倒れてて…」
「紛らわしい事すんなよな…」
「ご、ごめん…」
「まぁ..良いよ。ゆっくりしなよ 」
「うん、!」
「じゃあ、俺達帰るから」
「またね、!」
僕はまたベッドに仰向けになり寝ようとした。何かさらさらした手触りがして手を見てみると
綿絮が散らばっていた。