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困惑している人、焦りだす人。
私でさえ驚いたのだから、きっと皆からしたら驚きだけじゃないはず。
「あいつは間違いなく柚だ。匂いがそうだった。一体何がお前をそこまで追い込んだんだ……。」
「花月さん、いつから彼女と面識がありましたか?」
「会って話したのは琉生くんたちの屋敷に行った時が初めてでしたが、その前から関わりはありました。彼女が柚さんであると確証したのは劉磨さんに写真を見せてもらった時です。偶然とすますにはあまりにソックリで不自然だと思いました。」
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「だからお前…あのとき驚いた顔をしていたんだな……。」
「私はもう…誤魔化されません。私が来る前ここで何があったのか教えてください。なぜこのような事態に陥ったのか…。」
「それを聞けばきっと……貴女は私たちのことを幻滅するでしょう。」
「俺も…知りたい。なんで俺は柚がいなくなったことを覚えてないんだよ。半殺しってどういうことだよ。」
「もう隠すのはやめましょう。」
「しかし……。」
「もう受け入れるしかないんだよ、僕たちは。一生十字架を背負うことを……。」
「……わかりました。あの時のことをすべて話しましょう。」
琉生くんが来ないように鍵を閉める。決して子供には聞かせられない…そう感じた。
「私たちは…あの日、柚を殺しました。」