あれは…みー?!
「誰がいないの〜〜!!!ねぇぇぇ!」
あぁ
私と同じで追いかけられてるな……ハハッ
そうだ、スナイパーライフルの試運転で……
ん、弾が少ないから…きちんと狙って……
……………動いてて狙いづらい…
……………………〜〜〜〜!
「みー!止まれ!!」
「え?!カナ?!!」
「いいから!それかこっちに走ってきて!!」
「分かった〜!」という声と同時にこっちに走ってくる。
ヘッショ…それか胴体の中でも刺さる所……
集中していてふと、銃口の方で何か、
「…水?」
いや、確認してる暇はない。
完璧にみーの後ろに隠れてる獣。
「みー!ジャンプ!!」
「分かった〜!!」
急に獲物が飛ぶ事で獣が油断している所を狙える。
狩る立場だと思った?残念。
爽快に鳴る発砲音
今度はこっちの番だよ。
「はー、疲れたぁ……」
「お疲れ様、みー。」
もー、急に止まれって言われて焦ったよ〜。とみーが言う。いや、狙いづらかったんだって。
「でも、あんな危険なの居るんだったらみーも武器欲しいな〜」
「じゃあ、近くの街で揃えようか?」
「うん!そうしよ〜〜」
と、言う事で、先程タラチオさんからお小遣いとして貰ったお金で買うことに。
まず武器屋で見つけたロングソード、振りやすいらしい、見た目がすっごい重そうなんだけど…
次に服屋、上半身が軽い材質で出来ていて、
靴がザ・鎧の歩きずらそうなブーツ?
本当にそれでいいの?と聞いてみれば
「こうすれば足で蹴る事もできるでしょ?」
脳筋なのか……よく思いつくわ……
「それじゃ、これからどうする?」
そう言って地図を開く。
「王都の方で最近行方不明者が出てるんだって」
知らない声、しかも近い。
みーはすぐにロングソードをとって、私もスナイパーを構えて確認する。
「……はるてぃーさん?!」
そう言ったのはみーだった。その名前聞いたことあるような……ないような…
「あれ?俺たち合ったことあったっけ?」
いや、なんでいつの間に後ろに。
チラっとみーの方を見てみると……
凄く目がキラキラしていた。
次回、そんな事があってたまるか
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私も出たい(、?)