「 お前、何してんだよ 」
丁度、時計の針が午前1時半を回った頃。閉店作業が終わり帰ろうとしていた所、ガキがひとりクラブの端っこに三角座りで座っていた。「 絶対面倒臭い奴だろ、コレ。 」と直感で思いながらカウンターのテーブルに座り、頬杖をつきガキに質問する。
「 何用?俺、早く帰りてえんだけど。 」
「 …… 」
するとポケットからゴソゴソとひとつの紙( 手紙? )を差し出してきた。
手紙の送り主は、そっち関係の旧友からの手紙だった。「 なんでこいつが俺に? 」と思いつつも中身を読むと、段々内容が分かってきた。ざっくり言うと、要らねえからやるよとのこと。いわゆるコイツの父親のからのプレゼントらしい。……クソ、こっちも要らねえし、送られた所でどうしろってんだ。確かにコイツの父親とは中々の仲だったが、あっちの方から縁を切ってきたから、もうアイツとの縁は全くない。それなのに今更なんの用かと思ったらこのザマだ。
「 チッ……… 」
頭を掻きむしりながら、ガキに「 お前、父親のこと好きか? 」と聞くと「 嫌い 」だとさ。好き嫌いがハッキリしてる奴は嫌いじゃないからコイツとなら別に住んでやってもいいか。
俺は別にコイツのことを海外に売り飛ばしたっていい。だが、コイツからしたら突然手紙を持って此処に行かされたと思えば、急に売られて知らん場所に行くわけだ。この年齢だと精神的に参ってしまうだろうし。仕方なくだ。
「 お前、ナマエと年齢言え 」
「 ユナ、、14歳 」
「 俺ナムギュ 」
「 ユナ。急だけど、お前はこれから俺ん家に住むんだ。分かったか? 」
「 うん 」
ユナは、俺の話を以外にすんなり受け入れてくれた。
27の成人男性が、14歳の少女連れてたら周りから見たら誘拐犯に見間違えられるだろうし、兄妹とでも言っておくか??
それに明日からは数日………否、数ヶ月、数年ヤクをキめられないだろう、ヤク中の俺からしたら超辛いことだ。ヤだなあ〜〜
なんて下らないことを考えているとユナが体力の限界そうだったから、そろそろ帰ることにした。
「 帰るぞ。 」
「 ……ん 」
考え事をしているうちに、ユナが寝てしまったため背負って家に帰った。以外にもユナの身長は高くて、ユナが軽かったから良いものの、運動不足だからかかなり疲れた。
次の日も仕事だったが、朝早くに家を出るから朝に俺が居ないとユナが困るし、明日ぐらいまあいいか。と思いながらユナの頭を撫で、睡眠薬を飲み無理やり眠りに付いた。
コメント
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たまに日本語可笑しい部分あるけどお許しを〜〜🙇🙇