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☑stxl 星瑞 × 星赫
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☑義兄弟パロ
☑⑱禁 表現等 無
☑キㇲ表現 有
☑初投稿
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それは、本当に突然なことだった。
お母さんから告げられた、
新しくお父さんができるということ。
別にそれ自体は、何も不安に思わなかった。
むしろ、少しだけ嬉しい。
でもどんな人か、どんな名前の人なのか
それは、会ってからのお楽しみと言われて、
ずっとずっと知りたいって待ってた。
お母さんに、新しくお父さんができることは
言いふらしちゃ駄目だよって言われて、
思わず
「僕もう高校生だよ?」
なんて言って、笑い合ってた。
けど、まさかこんなことになるとは思わなかった。
「一星☒☒って言います、これから君のお父さんだよ
よろしくね、こえくん」
「…」
「あはは、急でびっくりだよね」
「息子のことも紹介するね、
横にいるけど…
一星れる、こえくんと同級生だよ
まあ、同い年なのは少し複雑かもだけど…」
「でも、双子みたいに思えば、いいんじゃないかしら?」
「あぁ、たしかに
ごめんねこえくん、れる、あんまり喋らなくて
普段はよく喋る息子なんだけど‥」
「…いえ」
「それじゃあこえ、れるくんのこと、お部屋まで案内してあげて、頼むわよ」
「…うん
行こっか」
そう言って、僕は彼の手を取る。
それでも、彼は何も言わない。
顔色も変えない。
ただ、ずっとずっと、苦しそうな顔をしていた。
ガチャ
「…よし
れるくん、ここが今日かられるくんのお部屋だよ」
「好きに使ってね」
そう言って、まだ何も喋らない彼に微笑みかける。
『…なあ』
「ん?」
ようやく喋り始めた。
そう思ったけど、彼にはそんな呑気な考えなんてものは無かった。
『いつまで知らない人のフリしとんの?』
「…っ!」
「い、いや、だって…」
『なに、家族になったから?
もう今までの関係なしにしようとしとんの?
なんの前触れもなしに?』
「ちょ、れる…」
『れるはまだ、こえのことが好きなんに…』
「っ!!」
「だめっれるちっ!」
そう言って、咄嗟にれるの口を押さえる。
幸い、部屋の扉は閉まっていた。
その確認をして、ホッとしたのもつかの間。
『チュ』
「ひゃ…!?」
手のひらに柔らかい感触がして、思わず離そうとする。
それを彼は見逃さず、ガシッ、と力強く押さえてくる。
『…逃げんといて』
「っ、や…」
『そ、だったらもう離さんけど』
「う…」
抵抗せずにいると、次第に僕の腕を掴む力が強くなる。
その痛みがどうにもむず痒くて、少しだけ体を震わせてしまう。
すると、それに気づいたのか彼はゆっくりと僕の腕を離し、ため息をつく。
『…なあ、こえくん。
れる別に、こえくんに嫌な思いさせたくてこんなことしとるわけやないんよ? 』
「…うん」
『ただ、こえくんが逃げるから』
「逃げてなんかッ」
『嘘や、逃げてる。
逃げとらんかったられるから離れようとしんし、
れるに対して初めましての対応しんやろ』
「う…」
図星だ。
何も言い返せなくて、喉の奥がクン、とつまる。
その様子を見て、今度は深いため息をれるちはつく。
『…家族になったから、もう恋人でいられないとでも思ったん?』
「…」
小さく、コクリと頷くと、れるは少しだけ安心したような顔色を見せる。
『やったら、隠せばええやん
家族になったって理由だけでれるらの気持ちすぐなくせるわけないもん』
「そうだけど…」
『なに?
やっぱりこえはもうれるのこと嫌い?』
「…違う」
『ふは、良かった』
そう言うと、れるちは僕の頭をゆっくり撫でてくる。
先程まで力がこもっていた手のひらはどこへ行ったのか、とでも思わせるくらいに、温かく、優しい感覚がする。
『大丈夫、絶対に離してやらんから』
何が大丈夫なのか、なんて頭の中でツッコミをいれるも、それを口に出す気力なんてものはなかった。
「バレたらどうすんの」
『逆に全面的にだせばええやん 』
「…ポジティブ」
『ありがと』
「褒めてないし」
そう言ってそっぽを向くと、れるちの手は頭の上から離れ、ぼくの手へと移動する。
『…そろそろ行こか、怪しまれるかもやし』
「ん、とりあえず手繋ぐのやめよ」
『え…、なんで』
「急に仲良くなったって思われるじゃん」
『細か…、こえらしい』
僕のことを一番知っているとでも思わせるようなセリフを吐き、ソっと手を離す。
それとともに、2人でいた部屋にはドアの閉まる音だけが響いた。
微妙なところ で 終わって 申し訳 ないです … !
何時もの 書き方 と 違って 違和感 … (
初投稿 なので 大目 に 見てください ()