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最近来れ見たんだけど………最高だよおお…
尊いねぇ!尊いねぇ!あぁ、ずっとそのままで居てくれ…ずっと…ずっとそのままで愛し合ったままで、もし死ぬ時も一緒に、ずっと一緒で…
ちょっと重ための相思相愛系男女カプなイギフラです。
もし、彼女に”嫌い”と言ってみたらどんな反応をするだろうか? 、、、あぁ、勿論これは突発的な考えではない。
私と彼女が付きい始めて間もない頃、
彼女が「私は案外重い」と言ったのだが、今日に至るまで全くその素振りがないのだ。
そこで最初の疑問に戻る。
自称重い女である彼女なら、嫌いと言われたら流石に何かしらの反応をくれると思うのだ。
私はそれが見たい。
、、、何故って?愚問だな、 愛しいヒトの全てを知りたいと思うのは当然の事だろう。
笑顔から泣き顔まで、彼女は全て美しくて愛しい。
だから、私はこれから彼女に嫌いと言ってみることにする。
彼といつもの様にお茶をしていると、ふと、彼が立ち上がり口を開いた。
「ねぇ、フランス。」
「なぁに?ブルターニュ。」
「実は私、、、」
「あなたの事、愛して無いんですよ。」
、、、は?彼は何を言っているの。彼は何を言ったの。
「、、、聞き間違いかしら。もう一回お願い。」
「だから、私はあなたの事を愛して無いと、」
やだ
「嫌いだと言ったんです。」
やめて、
なんで、
「なんで?どうして、散々私に愛を囁いたくせに。嘘だったの?」
あなたの愛が嘘だったなんて信じたくない。
「、、、まぁいいわ。絶対に逃さない無いから。愛されなくたっていい、私はあなたの妻よ、絶対に別れない。」
彼女扱いじゃなくても良いから、あなたの側に居られるなら使用人にでも何にでもなってやる。
でも、、、
「もしそれを拒絶するのなら、私あなたを殺すわ。あなたを殺して、自分の肉を抉って、その血で絵を描くの。そうすれば、私たちは芸術として未来永劫残り続ける。」
「、、、」
「私は本気よ。さぁ早く選んで、」
「私か死か!!!」
そう言い、私は彼にフォークを突きつけた。
「私か死か!!!」
、、、想像以上だ。
私が彼女に嫌いと言うと、彼女は豪雨の様な勢いで執念的な言葉を降らし、私に選択を迫った。
顔を絶望に歪めて、混乱して、取り乱して、でも怯えている。なんて可愛らしいのだろう!
そしてこれらは全て私への愛と執着心に起因している。これのなんと喜ばしいことか。
しばらくこの幸せを噛み締めたいが、今は目の前で怯えている彼女に真実を告げるのが先だろう。
どれだけの時間が経ったのだろうか。
私が彼にフォークを突きつけてから流れ始めた時間は恐ろしいほどゆったりとしている。
フォークを持つ手が震え始めた時、ふと体中が包まれている様な感触を持った。
、、、彼に抱きしめられたのだ。
「フランス、さっきのは嘘ですよ。」
「、、、へ?」
どういう事?
「私はさっき、あなたに嫌いだと言ったでしょう。あれは真っ赤な嘘、私はあなたの事を愛している。」
「、、、本当?嘘じゃない?私の事好き?」
「えぇ、本当に。好きですよ、、、この世の何よりも。」
「、、、そう。」
よかった、、、でも、彼は何故、
「どうして、嘘ついたの?」
「あなたの反応を見たかったんです。あなた、自分では重い女だと言っていましたけど、そんな素振り今まで無かったでしょう?」
「私はそこで重いあなたを見るために嘘をつくことにしたんです。」
「そう、、、重い私はどうだった?嫌いになったかしらね。」
「とても可愛らしかったですよ?」
「恥ずかしいから忘れて、、、」
「嫌です。」
「ねぇフランス。 」
「、、、何?」
「お詫びと言ったらなんですが、あなた言う事、何でも1つ叶えます。、、、だから許してください。」
「本当に何でも良いのね?、、、それじゃあ、」
「ずっと一緒に居て。」
「えぇ、例え世界が滅んでも一緒に居ると誓いましょう。」