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初こめ失礼します 。 良すぎて 涙腺崩壊しました 笑 ブグマも失礼します 。
初コメ失礼しますm(_ _)m 主さんの言葉の選び方が良すぎてちょっとうるっと来ました…笑 HappyENDで良かった。ブクマ失礼しますm(_ _)m
初見コメ失礼しますm(_ _)m1話から見させてもらいました😊神作すぎて途中まじで泣いてしまいました😭素晴らしい作品ありがとうございます🙇♀️
スマホを起動させ、メモを再度開く。
1文字ずつ、頭で考えて打つ。
国語が苦手な僕だが、桃くんに伝わりやすいように意識する。
溢れてくる涙には気付かないふりをする。
「自分でも、何が辛いのか分かんない。何がストレスで声が出なくなっかかも分かんない。あんなに楽しい日々をすごしてたのに急にその日々が消えて、もう何がなんだか分かんなかった。迷惑とか心配とかかけたくなくて、みんなの前から消えようと思った。声が出ない自分に腹が立って、喉を押し潰そうとしたこともある。頼らなくてごめんね。急に消えてごめんね。心配かけてごめんね。桃くんのこと分かったつもりで何も分かってなくてごめんね。」
溢れてくる涙を乱暴に擦る。
「そんな強く擦るとあとでヒリヒリするぞ?」
そう言って彼は僕の右手を握った。
「何も気づけなくてごめんな。もう謝らなくていいから。明日、一緒に病院行こ。たくさん泣いていいよ。俺の前では弱い青でいいんだよ。絶対に笑わないから。一緒に声が出るように頑張ろ。俺も死ぬ気で調べるから。絶対青の声取り戻すから。ギュッ」
たくましくて大きな背中に腕をまわす。
彼の肩を僕の涙で濡らしていく。
彼はすごく安心したかのように、微笑んだ。
このストレスの原因は日々の疲労とメンバーに会えなかったことらしい。
これを知った桃くんは笑いながらかわいいなぁとか言って僕を抱きしめてきた。もう無理すんなよって頭を撫でてくれた。
そのあとメンバーからたくさん構ってもらった僕は数ヶ月後、前のように声が出るようになった。
桃くんからガサガサボイスは変わってねえなって笑われた。うるさいって僕が拗ねるとごめんごめん、またおまえの声聞けて良かったっておでことおでこをひっつけた。
まえのようにたくさん彼の名前を呼んだ。久しぶりに見た彼の照れた顔はとても可愛かった。
声を取り戻してまたあの日常が戻ったことはまた別のお話で___________。
あとがき
これにて完結いたしました。
長らくの間おまたせしてすみません。
めちゃくちゃ久しぶりに書いた連載を完結まで書けて大変嬉しく思います。
たくさんのいいね、コメントありがとうございました。私の毎日の励みになっておりました。
あらためまして、ここまで読んで頂き本当にありがとうございました。
この物語は完結してしまいましたが、読み切りの方も書いていきたいと思っておりますので、これからも何卒よろしくお願い致します。
それではまた次の物語でお会いしましょう。