「 舐めるな。 俺が彼氏だ 」 水 × 桃、赤青赤
「 結局のとこ どっちが 下なの 。 」
スマホを触りながら 吐き捨てるようにぶっ込んだ質問をしてくる りうら 。
「 そんなん ないこに決まってるやろ 」
酒の空き缶を指で弾きながら 答えるまろ
いや 俺達 まだやったこともないし
まろに至っては当事者じゃねえだろお前。
「 んー 、 でも僕らまだやった事ないよね 」
さらにぶっ込んでくるいむ
「 まあ … ?? 」
困惑しつつ相槌を打つ、
これで ヤろとか 言われても無理ですけど 。
俺が 下とか マジ無理。 まろとかならまだしも
いむだよ ?? 嫌がすぎる 。
「 まあでも 、 ないちゃんドMだし 」
「 は ??? 」
「 え、 気づいてないの ?? こないださ 」
いむは 自身の 噛みグセを 公表 した上に
「 めっっちゃないちゃん 感じてたし 」
「 えー、 エロ 。 」
「 んな ッ… 、 そんなわけねえだろッ!! 」
「 しゃーないよ、 ないくん。 事実なんだから」
「 なんも しゃあなくねえよ … 」
はーーー 、 でも実際 自覚はある 。
1回 、まじの1回だけ ちょっとぶりっ子 した
時があった。 多分そこだろ
「 てか ! 俺が攻めだわ! 舐めんなッ!!」
少し 強めに出てみた 。
あ、 俺コレ死ぬわ 。
目の前に 雄の顔した いむ、 止める気配のない
ぴよまろ 、 ふざけんな
手首を掴まれて ベッドに連行させれる
「 終わった … 、」
「 んふ、 ないちゃんに 攻めは無理だよ 」
「 俺が 彼氏なんで 、 笑」
不意にも いむの 一人称が変わり
キュンとしたのは 内緒、コイツになら抱かれても と思ってしまったら最後 。
「 やってんね 〜 」
「 やなあ … 」
「 りうらってまじ興奮 せんよな 〜 」
「 まあ当事者じゃないし 」
ほんとに 男かよ って 思うほど 淡々 としてる
りうらを他所に ないこの甘い声が 死ぬほど聞こえてくる
「 帰ろ … 、 」
「 じゃありうらも帰ろ 」
「 同じ家やろ 、さっさと帰って風呂はいろ」
「 はいはい、 まったくせっかちなんだから 。」
「 るっせ 」
お邪魔しましたといっても 聞こえないだろうから そっと ないこハウスを 後にした 。