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もう、随分前の話だ。
私「出会ったのは
私と、××さんが15の時でしたっけ。
なら…もう7年前ですか。」
??「いい加減やめ給えよ。敬語なんて。」
??「私達元同期で、歳も同じなのだよ?」
私「それでも、今は同期じゃないでしょう?」
??「そうでなくとも君は7年間、ずっと敬語だったじゃないか」
私「私にとって貴方は…いや、やめておきましょう。」
??「えぇ〜!?気になるなぁ!ねぇ〜」
私「では遠慮なく」
私「私にとって貴方は、私をひ弱な私にさせるちょっと嫌な人です。」
??「えぇ、?まぁ確かに、君をひ弱なもうひとつの君に変えさせてしまうのは本当だけどね。」
私「なんで貴方は私をそっちの私に変えようとするんですか」
??「○○、毎回言っているでしょ。そっちの方が私が可愛いと思うからだよ。願わくば私と心中…」
私「毎回言ってるでしょう?そんなこと言わなくても、本当に私で満足できるなら別にいいですって。」
??「…」
私「それでもまだ心中してないのは、私に満足してないから、可愛いと言うのは嘘なのでしょう?」
??「私が君に嘘をついたことがあったかい?」
私「ありますよ。」
??「あれ?」
私「お世辞はいらないです。」
??「拗ねないでくれ給えよ。でも、可愛らしくて気に入っているのは本当なのだよ?」
私「そうですか」
??「あ、ちょっ、そんなに急がなくても」
私「つーん」
??「○○…」
私はこの人、
…太宰治と、ポートマフィアにいた時からずっと一緒にいる、腐れ縁の中なのだ。
でも、私はそんな彼に好かれる…と言うよりは、懐かれてしまったのだ。
まぁ私も…
いや、太宰さんよりひ弱な私の方が…随分懐いてると思うけど…
え?ひ弱な私とはって…
…あまり、言いたくないですけど、私達のことを話すなら、言うしかありませんね。
これから話すのは、太宰さんと私がポートマフィアに入り、過ごしてきた日々、そして現在、なぜ探偵社に私たちがいるのか。そこまでの流れを、簡単にまとめたものだ。