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2件
あっちの世界って、、、???絵に温かみを感じる✨
エスケイプ・トラブル
ザッザッザッ
おねぇちゃん背、高いねー!
ー「そりゃ、大人だからな」
おとななの?じゃ、おばあちゃん?
ー「そこまで歳は食ってない」スタスタスタ
わゎ、早いよー!!
ー「、、、手、繋ぐか?」
うん!!
そういえば、おねえちゃんお名前は?
ー「私か?私はー」
“麦 (むぎ)“ 14歳
父親から虐待され、母親はとうの昔にストレスで亡くなっている。
親戚に助けを呼ぼうにも父親の金癖が悪いため、縁を切られており、難しい。
ある日父親の目を盗んで逃げ出したらホテル街に居た。
麦「はっ、、、はぁっはっ、、、」タッタッタッ
嫌だ嫌だ嫌だ
こんなのって無いよ
麦「ふっ、、、う”ぁっ、、、」ボロボロ
なんで私だけ、、、なんでよ
麦「あれ、、、っ?ここどこだろう、、、」
気づいたらネオンの光るホテル街にいた
あちらこちらには空き缶が転がり、寝転がってる人もちらほらいる
あまりにも非現実的な状況に驚いていたら
肩に衝撃が走る
ドンッ
麦「うぁっー」
一瞬だった
大柄な男の人にぶつかり、私は弾き飛ばされる。
そのまま路地に飛んでいく。
運が良いのか悪いのか、私は小柄なのですんなりと路地に入ってしまう
麦「う”あっ、、、、」ゴンッ
そして頭を打ちー
??「おい、、、おい、お前」
誰、、、?
??「お前起きろ。その脳みそ詰まってない頭に風穴開けんぞ」
麦「はいっ!!おきました!なんでしょうか!!」ガバッ
顔を上げると
目と鼻の先に猫のお面が
??「、、、」
麦「う、、、」
麦「うわ“あああああああ!!」
驚いて思わず大声を出してしまう
??「うるっさいな、、、」
麦「あ、すみません、、、」
あまりにもうるさかったからか目の前にいる猫のお面は耳を抑える
、、、ん?
抑える?手で?
麦「人、、、?」
??「人?ん、まぁそんな感じだ。」スッ
その人はすくっと立ち上がる
足もある、、、幽霊では無い
胸もあr、、、いや。なんでもない
麦「あの、、、ここはどこですかね、、、?」
辺りをぐるりと見渡した感じ、普通の家だ。
ただやたらと綺麗
家ってこんな綺麗なものなのか
??「ん?ああ、ここは私の家だ。お前が市道で倒れていたから保護した」
綺麗な黒髪を揺らしてこちらを振り向く
絶対美人やん、、、
麦「それはありがとうございます、、、」
??「あぁ、そうそう。お前に一つ聞きたかったんだが、」ズイッ
そう言ってお面を近づけてくる
いや顔か
??「お前はあっち側の世界に戻りたいか?」
?
麦「”あっち側の世界”、、、?」