拝 啓　光を灯した貴方へ

秋は学校の勉強が忙しかったよね 。

私其の記憶強くて 、秋が１番爍琉くんと話せなかったよね 。

私はとても辛かったです ！ 爍琉くんはどうだった ？

同じ気持ちだったら嬉しいな 、なんて 笑

でも期末試験終わって直ぐ教室に直行してくれたの 、実は知ってるんだ 。

だって息凄く上がってたよね 、可愛い後輩だなこのやろ っ 笑

「 灯香 ！ 居る ！？ 」

何時もは物静かそうな爍琉くんがこうして教室に響き渡る位叫べるの知らなかったな 。

其れに爍琉くんは忘れてると思うけど 、私先輩なんだぞ ー？

先輩の教室に大きい声が響くのだから私も皆も吃驚して 、私だけが恥ずかしくなって逃げるように教室出ちゃったよね 。

急に逃げ出して御免 笑

取り敢えず走った先に静かな公園あったね 。

紅葉が綺麗だったな 、銀杏も椛も葉っぱ全部が彩られてまさに美しかった 。

視覚も聴覚も触覚も五感総て其の紅葉に奪われた時 、声すら出なかった 。

全く似てる感じに成ってる爍琉くんが目に入ったから紅葉と同じように爍琉くんに目を奪われたの 。

キラキラさせた目を美しい物に向けていたからかな  、其れ共爍琉くんが紅葉みたいに綺麗だったからかな 。

正直どっちかなんて憶えてないけど 、取り敢えず伝えたいのは紅葉も爍琉くんも綺麗だったんだよ 。

今度少し違くて少し 、否此れ以上に綺麗で美しい物見に行こ ！

其れは桜でも紅葉でも雪景色でも星空でも花畑でも日の入り、日の出でも海でも美しいなんでもいいの 。

唯貴方とまた見に行きたいの 。