「あの頃が良い」「変わったね」
「あの頃とは全然違う」「垢抜けた?」
…だなんて同窓会とかじゃ定番の無礼講だけれど、私はお世辞でもそんな言葉を掛けられたくない。
どこに転んだかで決まる言の葉…まるで私にとっては全ての作品を否定されてるかのようなしたもいになる。
我儘雨に濡らされに行く私は滂沱した涙も、ここじゃ何の対価にもならない。
この有涯、私が馨を得る為にどれだけの贖罪を、人なりを払っただろう。
だが、それも麗なのかもしれない。
どっちに行こうが、私の贖罪の対価を払われる時はきっと惑溺者が来るのか
偽りの1つさえない自然で、咲き誇る純情可憐な花の花弁が散る頃に、私は喪にふくして千人目の弔いを遂げる。
寂寥を満たすだけの花言葉を手向けて…
…そうだな。特別に貴方だけには天花を手向けてあげようか
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