コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「私の願いは――」
ナレシュはそこで一度息を吸うと、片手をセーラ様に差し伸べて、彼女の目をまっすぐに見つめた。
「私の願いは、貴方の願いを叶えることです、女神セーラ」
ふ、とナレシュがほほ笑む。
セーラ様は大きな目をぱちぱちと瞬かせた。
「え……?」
どういうこと、と問いかける表情のセーラ様に、ナレシュはさらに笑みを深くする。
「女神セーラ、貴方なら、ラシッドを救うこと、海春を救うこと、この世界を救うこと、そして――貴方自身を救うことを願ってくれるはずだ。つまり、貴方の願いを叶えることが、ひいては私たち全員の望みを叶えることになると考えたのだ。私は欲張りなのでね」
ふふふ、とナレシュがいつもの楽しげな笑みを浮かべる。
レインたちも、ナレシュがなにを願うのか初めて耳にしたみたいで、唖然として言葉を失っているようだった。
(そうだよね、びっくりするよね……!)
この世界の****************
**********
********************
******************
**************************
***********
****************************
******