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【🤪×💎】気に問う幸福論

第1話 - 【🤪×💎】気に問う幸福論

540

2024年12月25日

#iris

#BL

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#青水

#クリスマス

ケミカルライト𓇬𓂂

君に問う幸福論

風邪っぴきのライトサンタから青水のプレゼントですよー！！！額に冷えピタ貼って🦁さんの配信見ながらスマホと睨めっこ中です。😇

元々学校の友達10人位と盛大にクリパする予定だったのにクリスマスプレゼントだけ送られて、病原菌を移さないために自粛中😷(泣)

散々散々凄く頭を悩ませた結果青組は付き合っていないというていでお話を綴ります。

⚠️STOP!⚠️

iris様のnmnm作品です

青×水(水青)

拡散、パクリ、スクショ、通報等の迷惑行為はご遠慮下さい。

またご本人様とは一切関係ございません。

それを踏まえれた方は、お進み下さい。

━━━━━━━━━━━━━━

＿水side ＿

暇だー

恋人ゼロ、クリスマスで会社も休み(やってても行かないけど)、クリスマス特番とか色々やってるものをテキトーに眺めて一日の空白の時間が過ぎて行く。

せっかくだし、気持ち程度にケーキでも買いに行こっかな。

どうせクリぼっちでもオシャレなケーキ見れば気分上がるでしょ。

ベットから重い腰を上げてコートに必要最低限の手荷物を持って玄関から出る。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

｢うわ、さっむ…｣

つい声が出てしまう程には冷え込んだ外、空は流石にホワイトクリスマスとはいかずに宵に包まれ

その宵を掻き消すかのように、イルミネーションが街を、空を照らしあげる。

カップル多いなぁ。

クリぼっちの居場所がなくて、場違い感半端ないんだけど。

そういえば、りうちゃんからおすすめされたケーキ屋さん行ってみよっかな。ワンチャンケーキ無いかもだけど。

最近全く家から出てなかったしいい運動になるでしょ。

駅を下りフラフラと目的地まで歩く。駅周辺はライトアップが派手だから、見てて楽しい。

周りの景色を見渡しているとふと、見慣れた人影が目に入る。

さっきまで、冷えていた体に熱が籠ったように熱い。

僕は人違いじゃないことだけ確認してから、｢その人｣にドンッと体当たりする。

“その人”はビクンと体を震わせて、警戒するように僕に視線を向けた。

ふふん、まさか会えるとは思ってなかったし、会うならりうちゃんや初兎ちゃんとかのほうが、良かったけどまぁ

“いふくん”でも許してあげるよ。

｢びっくったわ…お前かよ。｣

不仲という肩書きを背負っているけど、いふくんとは当然仲悪くなんかないし

遊んだり、ご飯食べたりしてる…と言いたいけど最近のいふくん忙しそうであんま構ってもらってないんだよね。

でも、今会ったってことは、運命も僕がいふくんにちょっかい出す許可を下ろしたって事でいいよね！

喉が悪いからあまり声を出したくないけど、何時もより小さい低めの声で気ずけば口角まで上げて

｢メリクリだね、どこ行くの？｣

と聞いた。

いふくんは淡々と

｢＿＿＿っていうケーキ屋さん。アニキに配信で豪華に沢山食べよって話したから、その為の食料集め｣

｢え！？僕もそのケーキ屋さん行くの！｣

｢ふーん予約したん？｣

｢いや、さっき思い立って家出たから、なかったら適当に買う。いふくんは？｣

｢俺も予約しとらん｣

｢w…一緒だね！｣

｢そやな…w｣

柔和になるいふくんの表情が、心地よくてどんどんと会話してしまう。

何時もはいふくんとフリーで話すと、話す比率が僕7いふくん3位なのに、今は僕を気遣ってか知らないけど

いふくんがよく話してくれる。

つい嬉しくて

いふくんばかり見て、道路の信号に気付かず歩いていると

いふくんは慌てて僕のコートのフードを引っ張る。

苦しｯ！

｢うぐｯ…！｣

｢あぶねぇよ。前ちゃんと見ろや｣

｢…ごめん。｣

｢あ、ここだ｣

目的のケーキ屋は紅白に彩って、小さいサンタさんやツリーが飾られてまさにクリスマス気分だ。

可愛いくて、気分上がるなぁ

僕が店内をキョロキョロと見渡していると、いふくんは僕に小さいヤツでいい？と聞き、うんと答える。

ん。と先陣切ってサンタ帽子を被ったお姉さんに話し掛けた。

｢このケーキを2つ下さい｣

待って、このままいったら僕奢られない…？

流石に申し訳なくていふくんを止めようとするとが直前で、僕の言葉は遮ぎられた。

唐突に言われたお姉さんからの言葉で。

｢すみませんお客様。このケーキは本日お1つしか残っておらず。残りは予約中で…どうしますか…？｣

え…。

うそ、1人分しかないの。

じゃあ、僕といふくん2人分買えないじゃん！！

いやまぁ、当日買うっていう方がおかしいって分かるけどね！？

頭を悩ませ、いふくんの顔を見上げると

いふくんは少し考えてから、お姉さんに言葉を続けた。

｢じゃあ、1つ下さい｣

｢え…｣

買うんだ…まぁ、いふくんは僕と違って散々お仕事とか頑張って、疲れてるだろうしね。

つい、僕のため？とか思ってしまう心はあるけど現実そんな甘くない事を僕は知っている。

でも、僕もケーキ食べたかったなぁ。

いふくんにねだって一口だけ貰っちゃおっかな？無理でも写真だけは撮らせてもらお。

色々考えていると、いふくんは会計を終わらせたのか踵を返した。

手にはしっかり厚紙で作られたオシャレなケーキ箱を持って。

｢仏、お前今時間ある？｣

｢え、あ…うん。｣

｢そ、じゃあ付き合って｣

｢ぇ……｣

特に僕に歩幅を合わせることも無く、ただ前を歩いているだけなのにその背中は酷く優しく見えた。

これは、僕が期待してるだけだからかな…？

｢…ここでいっか｣

｢公園…？｣

ケーキ屋さんから少し歩いた所にある、小さな公園。公民の建築物なのに人通りが悪く

公園内の遊具には滑り台とブランコだけだ。

ベンチへ足を進めるいふくんを追っかける。

え…？いや、いふくんがマイペースなのは知ってるけど、ほんとに何しようとしてるの？？？

｢お前も座れや｣

｢ぁ…うん｣

長いベンチの半分は人一人分きっちり空けた隣に、腰を下ろす。

いふくんは手に持つケーキ箱を膝に置いて、箱を傷付けないようにしながら開ける。

｢可愛い…｣

純白の生クリームには砂糖菓子で作られたサンタさんが乗っけられ、真っ赤ないちごはケーキの丸い形を強調させるように周りに飾られ、中央には金箔が振りかけられている。

流石、りうちゃんおすすめのケーキ屋さんビジュに関しては文句なしだなぁ。

僕が目を輝かせながらケーキを見ているのが、面白いのかふっと笑ってから

店から貰ってたプラスチックのフォークを取り出す。しかも2つ。

｢ん。｣

｢……え？｣

いや、そうフォークだけ差し出されても分かんないけど…？

｢やから、ん！ってケーキ食べたかったんやろ？1つしかないけど、折角やし一緒に食べようや｣

｢僕も食べていいの…？｣

｢逆になんでダメなん｣

｢いふくんが買ったし…｣

｢んじゃ、俺からの奢りってことで貸し1な｣

｢はぁ！？そこは『気にしないで美味しく食べてね』とかでしょ！…ｺﾞﾎｯ｣

ほら、いふくんのせいで大きな声出したら喉に負担かかって嫌な咳出ちゃったじゃん。

あーあーといふくんは僕の背中を撫でた。

せめて、食べるまでに写真だけは撮らせてもらう許可を撮って、スマホでパシャリとフラッシュを炊く。

スマホをコートのポケットにしまうと、いふくんはフォークでケーキを掬い、隠れていた黄色のスポンジケーキが顔を覗かせる。

そのままケーキはいふくんの口元まで運ばれると思えば、いふくんの手は僕へと伸びた。

｢ん。あー｣

いふくんは真似しろと言わんばかりに、口を開けケーキを僕の口元へ運ぶ。

いやいや、ベルーナDay.1の赤組じゃないんだから…

でも、折角優しいいふくんの気持ちを無下にするのも気が引けるよね

それにタダでケーキ食べれるわけだし((

少し戸惑いつつも、いふくんの持つフォークに口をつける。

｢…ん！｣

美味しい！生クリームたっぷりで、甘過ぎるんじゃないかと思ってたけど、案外甘さ控えめでスポンジケーキはフカフカだし、いちごの酸っぱさが丁度生クリームの甘さを緩和している。

お高い所は味もビジュもいいんだな((

｢美味しい…｣

｢w…そりゃよかった｣

いふくんはもう1つのフォークを僕に手渡し、駅周辺の賑やかな明かりに包まれた景色とは一変

静かで、明かりといえは街頭位のしんみりとした場所なのに、心は酷く踊っている。

それからいふくんと、楽しく対談しているとケーキはあっという間に無くなってしまった。

時間も時間だしそろそろお開きにした方が良いよね。

そう思っていても、僕の頭には1つの話題が浮かんだ。

その話題を話さない程、僕は我慢強い性格では無い。

｢ねぇいふくん。いふくんってさ、いれいすの活動もそうだけど、会社にも行っててお仕事頑張ってるじゃん、そんな中でいふくんの幸せって思う事はなに？｣

さっきまでなんて事ない話題から、突然深い話題へと腰を折ったが、いふくんは少しびっくりしながらも

んーと真剣に僕の話題に対して、指を顎に置いて考えてくれた。

暫く口を閉ざしてから、あ…と声を上げ、いふくんは僕に視線を移しす。

｢パッと出たのは、お酒を飲んでる瞬間とか、ifとして活動してる時…とかなんやけど、どうせ仏の求めてる回答はそうじゃないやろ｣

全て見透かしたように話すいふくんに、言いたいことはあったが、続く言葉のせいで僕の反論を挟む余地はなかった。

｢俺はお前と一緒に表向きには不仲っていう肩書きを背負っとる。だが、それは表向きだけや。実際はこうやって一緒にケーキ食べたり、馬鹿やって笑いあったり出来るくらいには、仲良いと思っとるし。当然俺も仏のことは嫌いやない｣

いふくんの言葉には僕も同じ気持ちだ。

僕もいふくんは嫌いじゃないし、当然不仲な訳でもない。

｢やからな、ちゃんと考えたけど…俺はお前と配信の時とかも含めて馬鹿やって笑いあって、仏の日常の中に俺が混じって、楽しくやれてる時が少なからず幸せとは思うな。｣

いふくんは頭も良くて、容量も良くて、物事の本質を掴むのも上手い。

現に僕はカイロや厚着をした時よりずっと、心が温まった。

そんな感動的なムードの中いふくんは、ニヤリと嫌な笑みを浮かべるのを、僕は見逃さないよ。

｢んで、お前の幸せはなんなん？俺に聞いておいて自分だけ答えないっちゅうのは不平等やない？｣

うぐっ…それは、確かにそうだ。

折角答えてくれたなら、僕だってそれ相応の答えをしないといけない。

僕にとっての幸せ…か。

あんまり考えたこと無かったな。

当然日々を過ごしていたらそれ相応に楽しいや、幸せと口ずさむ事はある。それでも具体的な例をパッとすぐ挙げれる程、日常に執着していないのもまた事実だ。

｢僕の幸せ……｣

少し考えてから、ふと案が浮かび上がった。

僕は口角を思いっきり上げて、目を細め、いふくんを指さす。

｢今この時間かな！｣

❦ℯꫛᎴ❧

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

遅れたてしまった((

けどまぁ！！プレゼントは何時でも上げれますからね！

それでは皆さん！

*.🎅🏻𝓜𝓮𝓻𝓻𝔂 𝓒𝓱𝓻𝓲𝓼𝓽𝓶𝓪𝓼🎄.*

この作品はいかがでしたか？

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この作品ケミカルライトさんの作品で一番好きかもしれないってくらい好きです！恋人同士のお話もいいですがこういうのも良いですね…✨ 新たな扉を開きました！

メリクリです！終わっちゃいましたけど、ライトさんからのプレゼント🎁本当にありがとうございました！久しぶりに青水見れて幸せでした！青水の裏ってこうだろうなって言うのを感じました！青水って本当に裏だと仲良さそうって言うのありますよね！表での不仲設定最近無いみたいなこと多すぎて、供給過多で死にそうになります、裏でこれだけ仲良いから表にも持ってきちゃうってことですよね、ライトさんの作品本当に大好きです！