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无北.
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わきあせ
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背後:はい皆さん初めまして。初めましてではない方も初めまして。
背後:第4話ということでね、今回もしっかり書いていきます。
(注意)#固定夢主 #口調曖昧 #背後の妄想
↑これらに注意してお進みください。
治:俺、宮 治。あんたは?
宮治、と名乗る男子高校生は軽く肩を回しながら告げた。
福:真庭 福です…!
治:へえ、「マニワ」ってどういう字書くん?
福:えっと…「真面目」の「真」に「庭」で、「真庭」です…!
治:ほーん。それで「真庭」かあ。
「なるほどな〜」と相槌をうちながら治は手のひらに「真庭」と指で書いた。ちょうどそのとき、体育教師がホイッスルを鳴らした。
どうやら、あと二分で授業が終わるようだ。
治:お、そろそろ終わりか。…ほな、次からはボールかごに突っ込まんようにな。
治は茶化すようにヒラヒラと福に手を振り、大勢の生徒の中に紛れて行った。
福はもう一度「ありがとうございます…!」と彼の背中に投げかけたあと、ほぼ逃げるように体育館をあとにした。
落ち着ける場所を探そうと早足で階段を駆け上がっていくと、階段の踊り場でちょうど黒須に会った。なにやら黒色の大きなトートバッグのようなものを肩から下げていた。
黒須:お、福ちゃん。ええタイミングや。ちょうど探しとってん。
黒須:今6限終わって次は部活やから、探しに行こう思っとってな。そしたら鉢合わせ。
黒須は「ははっ」と軽く笑い、「ほな行くで」と言いながら先導し始めた。
黒須:……その顔、なんかあった顔やな。もう馴染めとるみたいでよかったわ。
福:あはは…。おかげさまで…。
福は最大限の皮肉をこめて告げたが、「そりゃ良かったわ」と善意100パーセントで返されたため、言い返せず口をつぐんでしまった。
黒須に先導されたまま5分ほど歩くと、銀色のドアノブがついたロッカールームに案内された。
黒須:ここがバレー部の部室や。ちょい汗臭いけど、我慢したってな。ほんで、この先まっすぐ行ったら体育館の裏口があって、その隣に用具入れあるで。
黒須は指さしながらノールックで福に告げた。かと思ったら、肩にかけていたトートバッグを漁り、ビニールのようなものを取り出した。
黒須:渡すん遅なってごめんな。ほんまは会うた時に渡したかってんけど、忘れとってさ。これ、稲荷崎のジャージや。気ぃ向いたら着てな。
福:…!あ、ありがとうございます…!
福は新品のジャージを恐る恐る受け取った。
黒須:ほな、そろそろ時間やし体育館行こか。あ、そうや。自己紹介もしてもらうから、何言うか考えといてな。
福:自己紹介ですか…了解です
福は小さく頷き、黒須の後ろをついて行った。
先程の授業風景とはうってかわり、体育館の中はネットで区切られていて、半分から奥はバドミントン部。半分から手前はバレー部が使っていた。
ボーっと突っ立っていると突然、二回ほどピッピッ、とホイッスルが鳴った。どうやら、このホイッスルが集合の合図のようだ。
部員が集まったのを確認すると、黒須は口を話し始めた。
黒須:今日のメニューは最初は基礎練。次にディグ練習、最後にレセプション。それと、今日はインストラクターのコーチ来とるから、各自ちゃんと挨拶しといてな。
福:…っあ、初めまして…!真庭 福です。関東から来ました。まだここに来たばかりですが、みなさんをサポートできるようにがんばります。よろしくお願いします…!
黒須:…っちゅうことで、基礎練開始な。せっかくインストラクター来とるんやし、肩痛い人とか、どっか気になるとこある人は相談しに行ってな。
黒須が二回ほど手を叩くと部員は挨拶をしたのち、基礎練をし始めた。
さすがは屈指の強豪校と言ったところか、気合いの入り具合がまるで違かった。
もちろん、福が通っていた高校にもバレー部はあったが、エンジョイすることが目的だったこともあり、返事は基本緩いし、部員のほとんどがバイトをしていた。
そのとき、ふと、見覚えのある男子高校生が目にとまった。
福:あれ、宮くん…でしたっけ…?
男子高校生はクルリと振り返り、チラチラと周りを見た後、ペコリと小さくお辞儀をした。
福は一瞬、「あれ、名前間違えたかな」と不安になったが、ジャージにはきちんと「宮」と書いてあったのでひとまず安心した。
福:6限目はありがとうございます。おかげで助かりました。宮くんがいなかったらどうなっていたか…。
福は話し続けたが、相手は不思議そうな顔でこちらを見るばかりだった。時折首を傾げては「あぁ、」とか「いやぁ…」だとか呟いている。
福も不安になり始めていたころ、ちょうどそこに背後から声が聞こえた。
治:あ、ボールかごに頭突っ込んどった真庭コーチ。
福:…え
福はその場で固まった。それもそのはず。福の目の前には同一人物が二人いたからだ。
背後:ここまで読んでくださりありがとうございます。
背後:気に入っていただけたらフォローして次のエピソードをお待ちください。
コメント
1件
いやあ、待って待って!これ双子やん! 目の前に同一人物が二人いるってマジでホラーとコメディの境目やったわ(笑)。治くんは爽やかイケメン助っ人やと思ってたのに、そっちじゃなかったんかーい! 福ちゃんの困惑顔が目に浮かぶし、黒須さんの「ええ人オーラ」もじわじわ効いてくる。次回の展開が気になりすぎるわ🔥