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耀聖(ようせい)
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翌朝
来ても欲しくない朝が来てしまった
あのまま永遠に寝かせてはくれなかった
いつも通り学校に登校をしようとすると蒼乃ちゃんはすでに起きていた
天瀬「蒼乃ちゃん…おはよ」
蒼乃「話しかけんな」
蒼乃ちゃんはそう言い残して家を出た
1秒でも早く僕から離れたいんだろう
天瀬「………」
重い足取りで学校に向かう
葬式の用意は親戚が来てくれている
校舎の入り口で後ろから話しかけられる
赤塚「おいっす!」
篤紀が話しかけてきた
天瀬「なに…」
赤塚「何だよ?みどり機嫌悪いな」
天瀬「別に…嫌なら話しかけないで」
赤塚「お、おい!」
その場を離れた
教室に入り座る
天瀬「っ…」
不良「よう、天瀬」
天瀬「《郷田》君…」
今話しかけてきた子の名前は《郷田》君
少し前まで女の子から煙たがられていたはずなのに最近ではすっかりもてている
天瀬「何のよう…?あまり今は話しかけてほしくないのだけれど…?」
郷田「いやぁー?生徒会の人間が昨夜スーパーで暴れてたって聞いてねぇ?」
天瀬「そんなのデタラメだ…」
なんでか分からないけど全て広まっている
天瀬「そんな事知らないよ」
隣の女の子「嘘つけぇ見たよ昨日」
天瀬「……」
この女の子は、《姫野なぎさ》
少し前まで郷田君を一番嫌がってたはずなのに
彼氏いるはずなのにずっと郷田君にくっついている
天瀬「何のことか知らないけれど、僕はそんな事してない」
適当に返した
でも事実だ
暴れたのではなく襲われたのだから
郷田「お前の美人な母ちゃんも死んだらしいじゃねーか」
天瀬「あ゛っ?」
完全に地雷を踏まれた
郷田君は分かっているんだ
面白がってやってるんだ
天瀬「今なんて言ったのかな?」
郷田「親が死んだって言ったんだよ!」
天瀬「くっ…人の気も知らないで!!」
郷田「お前が殺したんだろ?」
天瀬「っ…(熱くなるな冷静になれこんな単細胞な不良なんて)」
ふぅっと息を吐き郷田君に詰め寄る
天瀬「ねぇ…?郷田君?」
郷田君の方に手を置く
天瀬「ふふ…僕が親殺してるならなんで平然と学校来れるの?」
郷田「はっ?」
天瀬「誰かに目撃される場所で暴れて人を殺したなら昨日の時点で通報されるはずだから僕はここにいないと思う」
郷田「おまっ…」
天瀬「ふふ…反論するの?根拠もないことをペラペラと話せてすごいね?殺すのなら…もっと上手くやるよ?どうやるのか知りたいのなら…ね?」
郷田「っ…クソ!!」
郷田君は教室を飛び出した
続いて姫野さんも出ていった
すると後ろから担任の《百瀬あやか》先生に話しかけられる
ちなみにこの女性も姫野さんの《彼氏》の知り合いで行為を寄せていたはずなのに最近では郷田君といるところが目撃されている
百瀬「天瀬君?どうしたの?なんかすごく機嫌悪いね?」
天瀬「いえっ…何でもないです」
百瀬「郷田君に後で謝りなさいね」
天瀬「っ…(やっぱりアイツの味方なんだ)」
全てがおかしい
何かがおかしいのに何がおかしいのか分からない
そう簡単に嫌われてた人間が一気に人を寄せ付けるか?
もう分からない…
天瀬「無理ですね、僕は被害者なので」
百瀬「何言って…ちょっと待ちなさい!!」
その日は保健室で休んだ
保健室の先生は何も聞かないでくれていた
そして時間が経ちその日は帰る
それから蒼乃ちゃんといるのが気まずくて寝る時間まで適当に外を歩いていた
すると突然冷えた風がふく
天瀬「っ?!」
後ろに視線を感じ振り向く
そこには誰も居なかった
しかし前を振り向いた時人ではない《何か》が
5体並んでいた
???「やぁ?君の推理見せてもらったよ!やるねぇ!並の人間ならあそこで死ぬから、正直ここまでゲームが続くなんて思わなかったよ」
天瀬「っ…あなたは誰です?」
???「僕は《アルセーヌ》」
アルセーヌと名乗る男は
怪盗のような見た目をしていた
他の《何か》はぼんやりしてて見えなかった
アルセーヌ「君に挑戦状を送って正解!ここまで出来るなんてね!」
天瀬「なめないで!」
アルセーヌ「僕と君で勝負!ここに居る《怪物》はね?各心霊スポットで噂されている《怪異》のシルエットさ!ふふ…そうだね?まずは《アイドル少女》って怪異と勝負してもらおうかな?」
天瀬「なにそれ…?」
アルセーヌ「ルールは簡単!君の推理で怪異を倒すこと!もちろん怨念を消し去る何かをしなければ消えない」
天瀬「っ…」
アルセーヌ「そして君に一つハンデをあげるよ!同行者を連れて行くことを許可する」
天瀬「同行者?」
アルセーヌ「うん!ただし一人まで!どう?受けるかい?」
天瀬「ふざけたゲームなんてやるわけないでしょ」
アルセーヌ「へぇ?なら…《仁美》ちゃんの敵討ちを取らなくていいんだ?」
天瀬「っ…もしかして…お前…」
アルセーヌ「うん!あの暴走車は僕が動かしました!!」
天瀬「ふざけるな!!」
ついに堪えていた感情が爆発した
天瀬「っ!!」
拳を握りしめる近くにあった鉄パイプを構える
天瀬「殺す!!」
鉄パイプアルセーヌ目掛けて振り降ろす
アルセーヌ「ふふ!ばいばい!」
アルセーヌと後ろに浮かんでいたシルエット
溶けるように消えた
天瀬「っ?!」
鉄パイプは後ろに吹っ飛んでいき
前に重心が乗ってしまい転んでしまった
天瀬「っ…」
ザーザー雨が降ってきた
天瀬「っ…どうして…僕なの…もう嫌だ…うっ…うっ…う゛ぁぁぁぁぁ゛ぁぁ゛ぁっ゛!!」
ヒステリックに声を上げて泣いた
赤塚「みどり?!」
双葉「みどり君?!」
2人は走ってこっちに来た
天瀬「うぅ…うっ…うぅ…」
赤塚「あっ…す、すまん…朝のお前の様子おかしかったから…あかねとつけて来てたんだ」
双葉「ばか!そんな事言ってる場合じゃないでしょ!!みどり君?大丈夫?」
これからはもしかしたら死ぬかも知れない遊びに参加しなくてはいけない
そのままほっとこうとも考えた
でも何もしなかったら何が起こるか分からない
それが一番怖かった
2人の存在にようやく気づく
全て洗いざらい話した
話していた時の記憶はよく覚えてない
しっかり話せていたのか、うまく伝わっていたのかも分からない
でも一つ覚えてるのは2人は優しい目で最後まで話を聞いてくれた
それからのことは覚えていない
朝起きたらベッドにいた
ショックでしばらく学校にもいけなかった
コメント
9件
いやもう第4話から心臓バクバクなんだけど?!😭💦 天瀬くんの周りがどんどん敵になってく感じ、読んでてこっちまで息苦しくなったよ…。蒼乃ちゃんの冷たい態度も、郷田くんの地雷踏みも、全部重なるタイミングがエグすぎる。でもアルセーヌ登場で一気に怪異バトルに突入したの熱すぎるんだけど?!「同行者一人まで」って篤紀と双葉どっち連れてくんだろ、もう気になりすぎて続き待てない…!早く次読ませてスターさん!!🔥