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ドズル社 能力者パロ

ご本人様には一切関係ありません。


この国は能力をもった幼い子供を保護する国。国と言っても日本の1部だけれど、ここは日本であっても法律は通用しない。日本が戦争せずともきっと、ここだけは戦争に加担するだろう。なんたってそれだけの戦力があるのだから、加担しない方がおかしい。


ここは、子供が大人を守る少し変わった変な国。


だけど、


「おおはら、さすがだわ」


「お前やっぱすげぇよ」


俺はこの国が好きだ。


優しい友達に恵まれて


頼れる仲間が居るこの国が


俺は何よりも好きだ。



今、俺は無駄に項目の多い報告書とやらを書いている。内容が難しいという訳では無いが、なんと言ってもめんどくさい。ほんとに、

現にとなりのおらふくんは半分諦めモードに入っているしぼんさんはこんなもの知らないと言うばかりに目を逸らし現実逃避をしているし、


「報告書まだ、おんりーしか出てないんだけど」


と、みんなの今の状況を知りたいドズルさんから催促される。分かってる分かってはいるけどやりたくない。もう既に報告書を書き終わったおんりーは清々しい顔でゲームをしている。羨ましいやつだ。おんりーは元々器用な面があるし、こういう報告書を書くのを得意としている。そしてなにより、めんどくさいことは先にやるタイプなのだ。俺と同じくらいめんどくさい事は嫌い、のはずだがやっぱり根本的な性格は違うらしい。


「あぁ〜ぼんさぁん」


「悪いなおらふくん。お先に」


そんなことを考えていると、さっきまで現実逃避をしていたぼんさんはいつの間にか報告書を書き終わっていた。いつのまになんて考えていたがちらっと見えた紙には一文ほどしか書かれていなかった。そんなんでいいのかなんて思うがあの二人の間柄ならその少ない文章で解決してしまうのかもしれないな。


「めん〜めんだけは裏切らんよなぁ〜?」


「あぁ〜どーだろ」


「普段から書いてればギリギリに焦らなくて済むのに…」


視線は一切こちらに向けず独り言かのようにおんりーが呟いた。ほんとにその通り。ご最もです。


でも、きっと


こんな風に報告書を書く時間も


幸せの一部なんだろうな__。



この幸せだけは終わらないで欲しい


そんなふうに俺は強く思った



この先の内容何一つ考えてない…




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